アメリカのIT大手はいずれも対話型のAIを出している。
グーグルは「グーグルアシスタント」、マイクロソフトは「コルタナ」、アップルは「シリ」アマゾンは「アレクサ」という名前。
AIスピーカーというのが巷で流行っているが、これはアメリカではアマゾンが早かった。
ここに搭載されているのが「アレクサ」というAIだ。
アマゾンエコーというAIスピーカーを買うと、アレクサがついてくるという寸法。
日本では今のところ、アマゾンから招待された人だけが買えるらしい。
まだプロトタイプという位置づけなんだろう。
これを1か月使った人の記事を見てみた。
例にたがわず、スマホでセッティングをする。
スマホやタブレットはIoTの必需品になる。
設定をして、「アレクサ」と話しかけるだけで、もうAIがセッティングされる。
なぜか、アメリカのAIはみんな女性の声だ。
「男女ともに女性の声の方が受け入れやすく、温かみを感じるから」ということらしい。
日本語の音声・会話は100%認識できる。
かなりの早口で喋っても問題ないとのこと。
えらいものだ。
もうそんなレベルになっている。
アレクサにできることは、基本的にWebでできること全部だ。
アマゾンプライムミュージックが使えるなら、音楽を鳴らすこともできる。
クックパッドを開いてメニューを聞いたり、ラジオをつけて流したり、ニュースや天気予報を聞いたり、レストランを予約したりできる。
そのためのアプリさえあればいい。これをスキルと呼んでいる。
スキルさえ適合すれば、照明のスイッチを入れるなどの家電の操作もできるようになる。
11月8日現在で265のスキルがすでにリストアップされている。
これによって、アマゾンを経由して各社のサービスを利用するという道をつけるのだろう。
アレクサとの会話はスマホのアプリに記録され、これがAIの学習のネタになるらしい。
どんどん賢くなっていく。
これが機械学習の強みだ。
最後にアレクサとの会話が書いてある。
「アレクサ、おはよう」
「おはようございます。今日12月3日は、ワン、ツー、スリー! ということで、奇術の日、だそうです。とうとう今年も師走を迎えましたが、まさに、マジックのように、あっという間に、行く年、来る年、とならないよう、日々を大切に過ごしたいですね」
こういう会話ができるとなると、末恐ろしい。
アレクサは歌も歌ってくれる。
この
ページで聞いてみてほしい。
なかなかいいぞ。