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2012.10.02 Tuesday
夢のまた夢
若い頃はいろいろと夢があった。
かなうはずもない夢だ。 小説家になりたいとか、ギターを弾いて生計を立てたいとか、喫茶店をやりたいとか…。 もっと小さい頃は、漫画家になりたかった。 自分のプロダクションを作って、アニメを作る。 小学校の頃、自由帳のページをコマ割りして、マンガを描いていた。 鉄腕アトム、鉄人28号、サイボーグ009、スーパージェッター、ワンダースリー…、日本アニメの始まり。 アメリカのドラマにあこがれた時期もあった。 ナポレオン・ソロとか、それゆけスマートとか、だいぶ古い。 中学の頃はアラン・ドロンがかっこよかった。 レナウンの宣伝に出ていた。 ダーバンというブランド。 今でもあると思う。 それと同時に、フォークソングのヒーローが出た。 吉田拓郎だ。 ちょっと遅れて、井上陽水、小室等。 洋楽ではキャロルキング、5thディメンション、S&G、ビートルズだった。 高校に入って、シンガーソングライターの時代。 高田渡、遠藤賢二、加川良、赤い鳥、五つの赤い風船、ロックキャンディーズ、アリス、オフコース、チューリップ…。 そしてニューミュージックだ。 ユーミン、ハイファイセット、山下達郎、竹内まりや…。 全部が全部あこがれたわけではないが、多くは憧れた。 あんな風になりたい、という思いはあった。 オトナになって、どんどん消えていった。 今や風前の灯火。 夢のまた夢。 でも、人生は夢のようなものだ。 ひょっとしたら、死ぬときは、夢から覚めるときかもしれない。 |
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