![]() |
2011.01.31 Monday
若い人の時代
これからどうやって生きていくか。
難しい。50歳を過ぎて4年。 まあ、ぼくらはもうすぐ終わりだから、まだいいだろう。 今の若い人はもっと難しい。 日本が戦後続けてきた制度が、もう続けられない。 終身雇用、企業内組合、年金制度、国民皆保険、年功序列、新卒一括採用…。 これから激動の社会になるだろう。 若い人たちは、この荒波を乗り越えていかなければならない。 よく考えたら、今でも荒波のような社会か…。 仕事はなかなかないし、年金はもらえるかどうかわからないし、保険制度もどうなるかわからない…。 そういう意味ではどっちみち荒波なのだから、激動の方が今の停滞感よりはマシか。 今の時代を作ったのはぼくら大人だ。 作るのを失敗した。 右肩上がりがずっと続くという幻想にとらわれて、いろんな制度を作った。 そして、成長が止まり、高齢化が進んでもなかなかそれを変えようとしなかった。 今もまだ変えることができない。 若い人から搾取するのにも、限度がある。 そのうち、エジプトやチュニジアのように、デモが起きるかもしれない。 そして、日本は一度崩壊するかもしれない。 でも、そのほうがよいのかもしれない。 スクラップ&ビルドが早いか…。 しかし、いったん崩壊したときに、いろんな事が起こるだろう。 それに耐えて、新しい制度と国を作る…。 そういう役割を今の若い人ができることを望む。 そんなに筋書きどおりにはいかないだろうが…。 |
![]() |