考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< June 2023 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
橘大学の挑戦
京都の橘大学というと文系私学だが、工学部の情報工学科/建築デザイン学科というのを作った。
さらに先日、情報学、デジタルメディア、ロボティクス、臨床工学の4つの学科、研究科を2024年〜26年度に一気に作るという計画を出している。

女子大から共学化した2005年には1686人だったが、収容定員は29年度に7484人になる予定。

少子化が進んでおり、まだまだ子供が減る予定だが、生き残りをかけて規模を大きくするのだ。
国が理系学部の比率を高めるということも見込んでの策だろう。

実際、今文系の学部に行っても、全学部全学科という求人しか来ず、何ら専門性を問われない。
それが文系学部の実情。
要は産業界は、日本の大学の文系学部の専門性を何ら認めていないということだ。

そんな学部を作っても仕方ないのだが、今までは「大卒」というブランドがまだ効果があったから、役に立たない学部でも「大卒」の価値にお金を払ってくれていた。
でも、ジョブ化の時代が来て、ブランドの価値は下がり、「何ができるのか」が問われる時代になる。
そうなると、もう要らない学部がはっきりする。

一方で、IT系の人材は2030年に79万人足りなくなる、という予測もある。
大学生のIT志望も増えた。
IT系の学部が不足しているから、今なら文系学部卒でも入れるのだ。
逆に言うと、今がチャンスとも言える。
人材不足になることがわかっているのだから、食いっぱぐれはない。

今の日本の大学のネックは教員構成。
文系がどんどん増え、これからの大学数を考えると、圧倒的に余剰があるのは文系の教員。
一応専門職ということになっているし、社会性のない人が多いから、配置換えを嫌う。
権利意識が肥大していたり、左巻きの人も多い。

今の学生は大多数がSDGs、CSR、ESG、LGBTQなどに熱心だ。
教員がそう教えているのだろう。
反対意見もあることなど教えないから、就活の面接で「君、本気でそんなこと思っているのか」と聞かれたりする。

赤字私大は多く、潰れそうな大学も多い。
簡単に設置できる文系私大や文系学部を、無責任に増やしてきた行政の問題もある。
天下り先を増やそうとする文科省と、手っ取り早く作りたいという学校法人の利害が一致した結果だ。

橘大学の狙いはわかるが、本当に成功するんだろうか。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
訃報
会社に入った時に課長だったDさんが亡くなったという連絡があった。
最初の上司というのは、誰にとっても印象が強いものだと思う。

ここでも、「刷り込み」と「英語はブロークンで」の2回書いた。

最終的には専務で、本当にエライ人だった。
過去に書いたから、もう書かないが、いろんなことを教えてもらった。

Dさんは外国好きで、ダンディーだった。
役員になっても、勝手に自分で資料を作ったりしていた。

たしか、ぼくが小学生のときにはもう会社に入っていた、という記憶がある。
だから、もう80歳を過ぎていた。

コロナがなければ、この3年間で会う機会もあったのに、本当に残念だ。

人生の師が一人去った。

ご冥福を祈ります。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
一万人?の第九
今年の一万人の第九の募集。
3年ぶりの1万人となっているのだが、応募状況がよくないらしい。
フロイデクラブというのに入らないといけないのだが、そこからメールが3回も来た。
応募の確認ややり方の説明、ダメ押しにもう一度重複していないか確認というようなメール。

3年前まではそんなメールは来なかったと思う。
応募者のほうが多かったからだ。
特に、女性の応募者が多くて、女性のグループはなかなか当選しないと言われていた。
大阪城ホールの前で当日、「3年ぶり」というような札を持って、記念写真を撮っている人もいたくらいだ。

男性はもともと少なかったのだが、今年はかなり少ない様子。
四部合唱が成り立たない、という危機感もあるようで、そんなメールも来た。
だから、今年は絶対当選だと思っている。

それにしても、なんでそんなに応募が少ないのだろうか。
女性は元々多かったから、減ったとしても人数は確保できるのだろう。
男性はもともと少なかったから、しんどいのかもしれない。

結局3年連続でコロナをマスコミが煽った結果、今年もみんな「合唱なんて」、と思っているのだ。
3年前までは、全く怖くもなんともなかったのに、マスコミの刷り込みは大きい。
ワイドショーなどひどかったからなあ。
きっと3年前まではインフルエンザ気味で、ちょっと熱があっても参加するという強者もいたと思う。

つい先日、尾美氏が会見し「第9波が始まった」と言ったらしい。
そんなことがニュースになるのは日本だけではないか。

日本よりも多くの死者が出た欧米ではマスクをしている人が1割程度らしい。
なぜかアジアはマスクが好きだ。

でも、最近よくアジアのツーリストを見かけるが、ほとんどマスクはしていない。
そもそも、効果があるのか、ということだ。

残り1週間。

今年の第九は何人になるのだろう。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
尼崎市USB紛失事件の賠償
世間を騒がした尼崎市のUSBメモリ紛失事件だが、9日に市側が対応について発表したとのこと。

ITの仕事の闇」という記事を書いたが、今回の市の対応もどうかと思う。

事件が起きたのが去年の6月21日、そこから第三者委員会を設置して去年の11月28日に調査報告書を受領した。
その報告書に従って、去年中にハード面としては「サーバールームの監視カメラ増設」「委託業務へのファイル転送サービスの導入」、ソフト面としては「契約事務マニュアルの作成や特記事項の更新」など規定面の整理、全職員への情報セキュリティ研修の実施などを行った。

さらに、追加として今年度中に、監査の実施や、サーバールームの入退室の厳格化、CIOの新設、専門職の強化、研修の充実などを行うとしている。

例によって、役所のITベンダーへの丸投げ体質の反省や、外部からの批判についてはノーコメントだ。
報告書内にある記述は、

「市職員の一部が再委託・再々委託の事実を知っていたかのような報道が一部にあるが、何よりこうした疑義を生じさせないためにこそ承諾等は書面によるべきことを規定しているのである。B 社は再委託・再々委託について「書面」によって尼崎市から承諾を得るべきだったにもかかわらず B 社はその義務を怠った。尼崎市が B 社の臨時特別給付金対応業務委託(の一部)の再委託・再々委託を明示的に承諾した事実はなく、また、書面承諾に相当するような黙示の承諾を推認させる確たる証拠もない。なお念のため、当委員会は、尼崎市職員が上記業務委託に関し再委託ないし再々委託の事実を知っていたかを尼崎市職員らに確認したが、再委託や再々委託の事実は知らなかったとの回答を得、その裏付けを得るため、A 本人や B 社執務室内で稼働していた再委託先・再々委託先の従業員らにも直接確認を行った。それに対し、再委託先・再々委託先の従業員らは、自分は B 社従業員であるかのように市職員と接するようにとの指示を長年受けてきており、自身が B 社以外の会社に所属することは尼崎市には秘密にするよう口止めされていた、と説明した。市職員と初めて接する場合も、一緒にいる B 社従業員らは市職員との間で名刺交換はするが、自身らは名刺交換をせず、B 社従業員であるかのように市職員と接し、その場に一緒にいる B 社従業員らもそうした接し方を否定せず、再委託先ないし再々委託先の従業員であると市職員に紹介することは一切なかった。B 社執務室の管理責任者である B 社従業員は当委員会に対して、再委託先・再々委託先の従業員らには、自身らが B 社従業員であるかのように市職員と接するよう指示したことも認めている。再委託先・再々委託先の従業員らは、市職員と飲食を共にすることは過去十数年来なく、そのため市職員との間で打ち解けて素性を明かす機会もなかったと当委員会に説明している。」

というようなもの。

委託先からは、匿名で文春に告発があった。

「「Aさんは20年も尼崎市に出入りしており、長年、市の担当者とも深い付き合いがありました。にもかかわらず、Aさんの所属が“再々委託先”だったということを『把握していなかった』わけがありません。
 確かに、今回の件は尼崎市に対して再委託の事前届はしていません。ですが、これは裏を返せば『そもそも再委託はされていることを尼崎市の職員が当然認識していると考えていたから』という側面もあるのです。20年近く行われた慣例で、市と業者で馴れ合いが起こってしまっていました」」

20年も働いていたということで、こちらの方が信憑性がある。
賠償として、市の立場を忖度した第三者委員会の、A4サイズで38ページの報告書に対して、経費の賠償が約2500万円となっている。
おまけに市の職員の、この件に関する残業代まで約200万円を請求している。

この金を払うBIPROGYも大変だ。

罪の意識があるのか、USBメモリ紛失による信用毀損などについては、賠償は請求しないとのこと。
理由は損害額の算定が困難ということだ。
さすがに、市も気が引けたのだろう。

もう誰も下請けしてくれなくなると困るのは市だ。

そういう自治体が増えてくると思う。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
教育委員会はいらない
こないだ書いた、「学校が嘘くさい」という本の中からの記事。
藤原和博氏の話だ。

なんと、毎週100枚の書類が教育委員会から届くという。
毎週100枚というのは、すごい量だ。

彼は教員の長時間労働が問題になっているというが、「教育委員会がリスクを取って、書類仕事ゼロを目指すしかない。書類仕事がなくなれば、全国で約10万人が教員本来の仕事に戻れる」という。

大学の事務の時代にも、文科省からのアンケートなどはたまにあったが、、毎週100枚は異常だ。
彼はリクルートから校長に転職したが、教育委員会から届く書類の膨大さ(多さではなく、膨大さ)にびっくりしたという。

「2003年当時で、週に100枚近くはあったと思う。この話を最近ある現役校長にしたら、「それ、1日に届く数の間違いじゃあないですか?」と返され、絶句した。

しかも、学校現場のマネジメント側のICT化が遅れたせいで、現在はその移行期であるためか、紙の書類とネットでのデジタルファイルが二重に届く自治体もあるらしい。それが実態だ。

こんなものをまともに読んでいたら、それ自体が仕事になってしまう。実際、教頭はそうした文書業務で忙殺される。しかも、その文書のほとんどを作っているのは「指導主事」という名の教員だ。“教育委員会側の教員”なのだ。」

ぼくはバブルの最盛期に、自動車メーカーのOEMの設計の仕事をしていたが、そのときには冗談抜きで毎日数十枚のFAXが届いた。
もちろん資料込みの枚数だし、写し(アクションはないが、見ておけということ)の書類も入っているが、毎日それに目を通して、担当者を決め、コメントをつけて回すだけで就業時間は終わっていた。

それが仕事だから仕方ないが、教員の仕事は教えることであり、教育委員会からの書類はそれ以外の仕事になる。
そして彼は、教員が足りないというのはウソだ、という。

アンケート一つとっても、一つ課題が生じると、国と都道府県と市区町村が三重にアンケートを作って学校に降ろしてくるらしい。
そういうふうにして、余分な仕事が増えていく。

彼は「どうしても必要な「学校基本調査」を含めて、アンケートは1学期に1本くらいに絞ればいい。」という。

また、公的機関から生徒に作文などを書かせてほしい、という依頼も多いらしい。
児童生徒の募集や作品の募集が無数に学校を通じて行われる。
そういう学校の使い方は程々にすべきだということだ。

さらに、「収受文書」というものがあるとのこと。
役所との仕事などしたことがないので、ぼくはそんなものは知らない。
曰く「教育委員会の官僚がこの件については学校現場に降ろしましたよと証拠を残し、何か問題が起こったときに自分たちが責任を問われないようにするための通達文」のことらしい。

「いじめについてはもちろんだし、「給食にこういう材料は使ってないよね」とか「図書室のこういう本は書庫にしまっちゃってね」とか「夏のプール指導はやり過ぎないでね」などという指導がごまんとくる。これらが教頭、生活指導主任、教務主任などを通じて各担当の教員に降ろされるから、忙しくなるのだ。

逆に、免責のための収受文書を教育委員会がゼロにすれば、学校の事務は相当軽くなる。結果、指導主事と教頭の教員魂をも蘇らせることができるだろう。」

毎日新聞で「教員不足」と言われているが、その原因は教育委員会にある。

無責任な教育委員会を廃止し、ちゃんと教員に仕事をさせることができる組織を作らないといけない。

でも、そういう記事は新聞やテレビでは報道されない。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
今日からFIT
8年乗ったJADEを下取りしてもらって、今日からFITになった。
大きな車はもう要らない。
4人乗れれば十分だ。

新しいFITは電気でステアリングアシストするので、エンジンを切ったらステアリングロックされる。
何でも電気という感じ。

アプリを入れて、月々500円ほどを払えば、エアバッグが作動したときには自動で緊急コールがつながる。
もちろん、緊急コールのボタンもある。

全車速対応のクルーズコントロールもある。
勝手に前の車について走る。
最近、やけに停車時に車間距離が多い車がいると思ったら、そういうシステムがついているからだ、ということがわかった。
一番車間が短い設定にしても、2メートルくらいは空けて止まる。
動き出したら、ボタン一つでついていく。

もう反射神経も鈍いし、注意不足もあるから、そういう装備で助けてもらうことが必要だ。

後方の死角に車がいれば、ミラーの警告灯で教えてくれるし。バックのカメラの性能も上がった。

最初の車だった、N360は空冷2気筒360ccだった。
寒い朝はチョークを引いてエンジンをかける。
パワステなど当然ついてないし、エアコンもなかった。

でも、よく走った。

N360、ミラージュ、カリーナ、プジョー205、プジョー306、ストリーム、ストリーム、JADEと乗り継いできた。
運転歴46年。
最後の車に近づいてきた。

今の車はもう走る電子機器だ。
きっと遠い将来は、電気自動車になっていくのだろう。
ただ、それはまだまだ未来の話だと思う。

どんなブレイクスルーがあって、どんな未来が実現するのだろう。

それを見ることはおそらくできないが、楽しみではある。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 15:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
膝痛
昨日の夜歩いていて、急に左の膝がグキッとなって、それからメチャクチャ痛い。
寝る前に膝体操とストレッチをして寝たが、効果があまりない。
仕方ないので、今朝整形外科に行くことにした。

ずっと脊柱菅狭窄症で左の足は痛かったのだが、それで歩き方がおかしくなっていたのだろう。
左の膝に無理がかかっている、という感じがあった。
8月に入院なので、それまで頑張ろうと思っていたが、やっぱりしんどい。

結果は、レントゲンも撮ってもらって、水も溜まっていないし、半月板も異常なしということで、どちらかというと筋肉痛ではないか、ということだった。
湿布をもらって、様子を見る、という処置。
たしかに、骨が痛いという感じではない。

特に階段を降りるのがきつい。
手すりをつかんで、なるべく左足に体重がかからないように降りる。
本当に体が不自由になった。

しかし、膝が痛いという検索ワードで入力すると、馬鹿みたいにたくさん整骨院のホームページが出てくる。
そういえば、整骨院は近所に何軒かある。
これは高齢化が原因なんだろう。

年をとると、首や肩、腰、膝などが傷んでくる。
中年では出なかった症状が、すり減ったり、筋力が落ちたりすることで出てくるのだ。
ぼくの脊柱菅狭窄症もその類だろう。

しかし、膝の痛みのほうがきついので、狭窄症の痛みを忘れることができるように思う。

それだけがメリットかもしれない。

本当にいろいろある。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
小学校教員の現状
プレジデントオンラインに藤原和博(リクルート出身で民間から校長になった人)が書いている記事を読んだ。
「学校がウソくさい」という本から内容を取っている。

だいたい、想像通りのことが書いてあった。

「中学で数学が「できない子」の中には、小学校の算数ですでに落ちこぼれてしまっている子が多い。」

まさに、そういう子どもたちが文系私学の大学を選ぶ。
そういう高校は1年で数学を終える。

その結果、就職時に小学校の算数が出来ず、苦労するのを何人も見てきた。
ネックは「割合」だ。
ぼくはだいだい小学校4年の内容で落ちこぼれると思っていたが、藤原氏は3年だという。

「小学校では、「2個のリンゴと3個のイチゴではいくつになりますか?」と具体的にイメージできる算数から始まるが、3年生にもなると、「3分の2」というような分数が出てくるからだ。しかも「0.3」という少数も登場して、それらを足したり引いたりしなければならない。さらに「図形」も現れる。
つまり、小学校3年生で一気に、算数が抽象概念の世界に入るわけだ。」

そういえば、小数になると筆算が出来なかったり、分数はお手上げという学生も多い。

藤原氏は校長経験者で、「算数で最も大事な時期に教えるのが“弱い教員”」だという。
ベテランの教員はスタートの1,2年か、仕上げの5,6年に配されることが多く、小学校の3,4年は最後に残った新卒教員や指導力が弱い教員になってしまうという。

「つまり、算数では、子どもの脳に抽象概念が形成できるかどうかというような最も大事な時期に、相対的には弱い教員が教えているのだ。現在、文科省が専科教員の小学校への配置を進めているが、小学校3年からの算数にこそ厚く張るべきだろう。」

まさにそのとおりだと思う。
それらの結果、学力が二極化してしまい、その真中を狙って授業をしてしまうと、できる子はバカバカしいし、できない子は全くわからないということになる。

それは大学生の就職筆記試験の講座でも同じこと。
どこにターゲットを置くか、難しい。
できない子は約分や通分も忘れてできないし、できる子は集合や確率もわかっている。
今はYoutubeの動画で一人ずつ合ったところからやる、という方針に変えた。

採用についても書いている。

「人手が足りないなら中途採用で補充すればいいじゃないか、と指摘する人がいるかもしれない。だが、それができるのはビジネスパーソンの場合だ。教員の採用ではそうはいかない。30代、40代の仕事盛りの時期に、しかも成功している人の場合はとくに、別の職種から教職に転じることに経済的な魅力はない。仮に転職を考えたとしても、大学に入り直して教員免許を取ってまで学校現場を目指す志のある人材は少ない。」

たしかに、記事にあるような難しさはあると思うが、ぼくは以前から教員の社会人採用をすべきだと思っている。
大学の教職課程がジャマになるのなら、そんなものは採用してからe-learningででもやればいいのだ。
給与は別枠にして、高くすればいい。
やりがいも感じられるだろうし、志を持った人を雇うべきだと思う。

現実には大量採用された50代以上のベテラン教師が退職して、新卒採用者が増えて、少子化の今小学校教員の倍率は最盛期の12〜13倍から2倍になってしまった。
これが「質の低下」を生み出している。

「リクルート出身者として私企業の常識を言えば、応募採用倍率が7倍を切ったら、質が低下するとされていた。10人採用するなら70人、100人採用するなら700人、東京都のように2000〜4000人規模の採用をするなら2万人近い応募者が必要だということだ(実際には応募者7911人、受験倍率2.1倍で、5年前より半減している/東京都教育委員会の発表資料より)。」

これが現実。
記事の終わりにはこう書いてある。

「先述の通り、ある自治体では、新採教員の出身大学の偏差値が50を切っている事実を知らされた。私としても意外だった。もちろん、入学時の偏差値でひとくくりに比較するのは乱暴だし、大学で学んだ成果を評価しているわけでもない。ただし、「先生というのは、少なくとも普通以上の学力を有する人のことだ」という常識はとっくに崩れているらしい。その事実をタブー扱いにすることは、その現実を踏まえて対処する態度より、よっぽど不誠実でウソくさい!」



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
トヨタをほめるWSJ
またWall Street Journal(WSJ)の社説が、豊田元社長をほめている。

先日の株主総会で、アメリカの大手年金基金が豊田元社長を取締役会から追い出そうとしている、ということだったが、投資家のサイレントマジョリティーがその計画を退けて、豊田元社長の支持を示したということだ。

アメリカの大手年金基金は、他の株主に働きかければ勝てると思っていたのだろうか。
それとも、ダメ元でやったのだろうか。

豊田氏は株主投票で約85%の支持を得た。
大手年金基金が言うように豊田元社長は、電気自動車が消費者の唯一の選択肢となるべきかどうか、疑問を抱いていると思う。
それは今の時点では現実的な選択だし、それなりにのデーターも示している。

投資家の大多数はその意見に賛成したということだ。

ヨーロッパ発の地球温暖化の話は嘘ではないが、それを実現するプライオリティはそんなに高くないと思う。
原理主義者はいくらコストをかけても、やるべきだという意見だが、実際にそんなことはできるはずもない。
いくら電気自動車すると言ったところで、世界中のクルマを電気自動車になど到底できない。
それなら、少しでもCO2を減らせるクルマに作って何が悪いのか。

社説はこう締めくくられている。

「今回の議決権行使シーズンはここ何年かと比べて、気候変動問題に関する株主提案への支持が大幅に低下している。恐らく投資家たちは、政府の強制力によるグリーン経済への移行措置が既に現実の壁に突き当たっていること、気候変動対策の正当性を経済的利益よりも優先すべきだとの要求が株主の不利益になることに気付いたのだろう。

 最終的に消費者のEV購入を促進するのは政府の要求によるものではなく、技術革新だ。それを理解していると思われるトヨタは今週、2026年に次世代EVに導入する計画の新型電池を紹介した。この電池は、搭載車両の航続距離を1000キロまで伸ばし、コストを20%減らすという。これが実現可能なら、その時には業界が画期的段階を迎えることになる。それまでの間、消費者は買う車の選択肢を持つ権利がある。」

今回も、全くそのとおりだと思う。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
おもちゃ市場
Youtubeのニュースで、日本のおもちゃ市場が1兆円を超えたというのがあった。

インバウンドが復活し、外国人がカプセルトイを買っているところが出てきた。
ほとんどが大人の外国人。
カプセルトイはいかにも日本らしく、お土産にできるという。

東京のカプセルトイ点は、店の中いっぱいにカプセルトイマシンが積み上げられており、いくつあるのかわからない。
半数が外国人だという。
欧米の客が喜んでハンドルを回して買っているところが映っていた。

また、少子化で祖父母が孫一人あたりに使えるお金が増えて、さらにあの年代は年金額も多いので余裕があったりする。
そういう年寄が高くても孫のプレゼントを買っているところも出てきた。
今の主体は300円から400円。
高いのでは1回2000円のもある。
インバウンドと相まって、過去最高の1兆円を超える売上。

やっぱり日本はいろんなところで国際的な順位は下がっているが、豊かなのだ。

しかし、時々ゲームセンターあたりで見かけるカプセルトイマシン(ガチャガチャとかガチャポンとかいう)が、こんなに人気があるとは思わなかった。
あのマシンを店内に積み上げるだけで、商売になるほどなのだ。

客が勝手に欲しい物が出るまでお金を使ってくれるから、店員も少なくて済む。
手回しで出てくる仕組みだから、電気もそんなに使わない。
補充がややこしいくらいだろう。

ChatGPTによると、カプセルトイは日本で非常に人気のある玩具だという。
子供だけでなく、大人にも人気がある。
サプライス要素があるところも魅力だという。

それぞれ、テーマがあって、アニメやキャラクター、映画、ゲームなど、さまざまなジャンルに分かれている。
それも楽しみの一つだという。

「カプセルトイマシンは、日本のポップカルチャーや玩具文化の一部として非常に人気があります。そのため、多くの人々が楽しみながら集めたり、友人と交換したりすることがあります。」

と締めくくられている。

外国人にも人気があるカプセルトイ。
これは知らなかった。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
アニメの勝利
60年前に鉄腕アトムが始まったとき、手塚治虫は今のアニメを予想しただろうか。
ディズニーのアニメを追いかけて、日本のアニメは生まれた。
そこから大きく進歩して、今や日本のアニメは世界でも注目されている。

海外に行った学生も、とにかく日本に関心があるという外国人はまずアニメだという。
アニメに比べると、日本の実写の映画など存在しないに等しい、といった学生もいた。
それほどアニメの人気はすごいということだ。

アニメの歌(アニソン)も人気だ。
Spotifyで、海外で再生された曲の上位にはアニソンが並ぶ。
知らぬ間に世界レベルになっている。

ネオ・ガラパゴスという言葉もできた。
「世界を意識せず、思いっきり日本の独自性を突き詰めたコンテンツ」などを指すらしい。
ガラパゴスなら、ガラパゴスに徹して、それ以外を考えない方がいいということか。

ぼくはアニメが好きだが、「鬼滅の刃」や「推しの子」などは見たことがない。
どちらかというと、30分のシリーズ物は面倒で、劇場版になってから見るという感じ。

YOASOBIの「アイドル」の元になった「推しの子」は予告編を見たが、文字通りアイドルの話のようだった。

小学校の頃は毎週の鉄腕アトムが楽しみだったのだが、さすがにそういう感覚にはもうなれない。

手塚治虫が生きていたら、この現状をどう評しただろうか…。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
卒業生3
昨年卒業した学生が会いに来てくれた。
大学で遊びすぎて単位が取れず、1年留年した学生だ。
どういうわけか、そういう学生はよくぼくのところに来る。

何でも軽く考える学生で、続いているか心配して、どうしているのかなと思っていたら来た。
どうしたのかと聞いたら、勤めていた会社を辞めたという。
営業職で頑張っていたが、店長と合わなくて辞めたとのこと。
かなり頑張って売ったようで、だいぶ引き止められたらしい(本人談)。

1年で辞めてしまって、どうするのかと聞いたら、ワーキングホリデーに行こうかなと考えているとのこと。
退職後はちゃんと週6で、アウトレットで販売のアルバイトしているとのこと。

ワーキングホリデー(ワーホリ)は、文字通りホリデーであり、企業の人事は原則的には「遊び」だと考えている。
もちろん、働いた場所や語学力は考慮されるが、職歴としてはカウントしない。
語学力はTOEICなどで表されるので、そちらのほうが正確だ。

あとは海外という異文化の中で過ごしたという経験のみ。
これもちゃんと語れないと、そんなに評価されないと思う。
もちろん、帰ってから受ける会社によるのだが…。

わりと金銭的には余裕がありそうな家庭だったから、そこだけはまだマシだ。
1年間で150万円貯めたという。
まあ、貯金はなくなるつもりで行かないといけない。

どうなるのかとヤキモキした学生。
しかし、まだどうなるのかわからない。
本人はあっけらかんとしている。

ワーホリに行くのなら、ちゃんと目的を持って、帰ってからの計画も立てて行かないといけない、というと「また計画持ってくるわ」と言って帰っていった。

さて、どうなることやら。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
JohnとPaul
先週のネットニュースに「ビートルズ最後のレコード年内に AI技術でレノンさん復活」というのがあった。

AIがジョン・レノンの声を作るのかと思ったら、そうではなかった。
ジョンの死後、「ポールへ」と書かれたカセットテープが出てきて、その中に入っていた1曲だという。
その音源からジョンの声だけを抜き出す、というのがAIの役割。
音の分離の技術だった。

ポールももう80歳。
ニュースの写真はさすがに老けている。
80年の人生で、ビートルズとして活躍したのは10年間。
年齢にして18歳から28歳の間だ。

元の会社の仲間でやっているバンドで、今の課題曲は初期のビートルズの曲。
And I love herやTicket to rideあたり。
さすがに、若い頃に何度も聞いた曲なのでやりやすい。

ビートルズの間に、ジョンとポールの共同作品は約180曲だという。

ポールが「最後のビートルズの曲」というからには、ポールも何かしたのだろう。
もう完成済みらしい。

過去、といってもビートルズ時代なのか、解散後かは分からないが、録音しようとして中止された曲だとのこと。

ぼくがビートルズの音楽を聞き始めたのは、残念ながら解散後だ。
さすがに、ニュースで1964年の来日時の騒ぎは知っているが…。

赤と青のそれぞれ2枚組のベスト盤は擦り切れるほど聞いた。

今になってもう一度ジョンとポールの声が聞けるのは嬉しい。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
地雷
この仕事をしていると、たまに思わぬリアクションに会う。
はじめた当初は、かなりそういうことがあったが、最近はほとんどなかったが、今日はダメだった。

自分は正しいと思ってやったことが、裏目に出ることもある。
カメラオフで表情が見えないということもあった。
言い訳だ。

時間に余裕がありすぎて、自分でストーリーを作ってしまったのが敗因。
鉄則は、相談者自身が答えを持っている、ということなのだが、過去の相談履歴を読んで自分で勝手に答えを作ってしまった。
こういう魔の時間が時々来る。

それでも、相談者がそのストーリーでOKなら大丈夫だから、ついつい甘えてしまう。
それほど相談者の話を聞くのは難しい。

こういう時は落ち込みがひどい。
いい仕事だと思っているが、こういう日は本当に嫌になる。

しばらくは反省の日々。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
コロナ対策の悪影響
何度か書いたが、母の認知症がひどくなったのはコロナ対策のせいもある。
施設の面会は制限され、当時入院中だった病院は顔を見ることもままならなかった。

認知症がどんどん進行するのは、人と会わせないからだろう。
そんなの、高齢者施設や病院の人などわかっているはすだ。

そう思っていたら、昨日Yahooニュースに記事があった。

「新型コロナ禍による生活の変化で医療・介護施設の70%が認知症の人の状態に「影響が生じた」と認識していることが15日までに、広島大と日本老年医学会の全国調査で分かった。施設の感染対策による面会制限や外出自粛などが、認知機能の低下といった悪影響を与えたとみられる。」

それでも大学のセンセイはまだ「病院や施設ではどの程度の対策を行うか、難しいかじ取りが迫られる」と言っている。
この期に及んで、まだどっちが大事かわからない。
今回の調査は1月〜2月に実施して、995施設から回答を得ている。

「影響が生じたと回答した施設は2020年の1回目は39%、21年の2回目は53%と回を重ねるごとに増加した。」

それはそうだろう。
長期になればなるほど、症状はひどくなる。

母はコロナ禍の入院中にケアマネさんが様子を見に行って、もうサービス付き高齢者向け住宅では面倒を見きれない、と言われた。
たしかに、自由に外に出られる状況ではもう無理ということだったと思う。

あの3ヶ月の入院が、そうさせたとも言える。

もう誰が行っても本人はわからない。
そうやって、だんだんと老いていく。

本当にコロナの犠牲者だと思う。






| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
ChatGPTいろいろ
ChatGPTの記事はほんとにたくさんある。
それだけ、このAIが画期的だということだろう。
その中で、いろんなタイプの質問をして、どんな答えが返ってくるかを紹介している記事があった。

「人間は本来善なるものか、悪なるものか」というような哲学的な問いをすると、「人間には善と悪の両方の側面がある」というわりとまともな答えが返ってくる。
大したものだ。

人間の存在意義について、代表的な哲学者3人の意見を、と聞くとソクラテス、アリストテレス、カントという哲学者のそれぞれの見解を教えてくれる。
答えが合っているのか、間違えているのかは別として、そういう考えがあるのか、というヒントにはなる。

料理のレシピや健康に関することなども、上手に聞けばちゃんと答えてくれる。
レシピなどは材料を示して聞くといいらしい。

長文の要約やメールの代筆などはバッチリ。
メールの内容を書いて、もう少し丁寧に変えてほしい、というような敬語に関するものもOKだ。

「先日の取引の件で再考を重ねましたが、見送らせてください」という文章が「この度は先日の取引に関しまして、再度検討を重ねましたが、誠に申し訳ございませんが、今回は見送らせていただくことになりましたことをお詫び申し上げます」という文章に変わっていた。
敬語や改まった表現が苦手という人には、すでに助けになっているのだろう。
そういえば、どこかのページに、メールの作文のニーズが高いということも書いてあった。
日常的なことなので、そのうちChatGPTを使ったメーラーやワープロがでてくるかもしれない。

こういう記事を書くので、読者の気を引くような刺激的な見出しをつけてほしい、という質問にも即座に答えるし、そのまま使うかヒントとして使えるレベルだろう。

データーを集めて、表の形で出してほしいというと、それを実行する。
事例はアジア各国のGDPだが、引用元も示して簡単に表を作っている。
事務作業は圧倒的に楽になる。
本当のことを言っているかどうか確認は必要だが、こんなに楽なことはない。

生データーを入力しておいて、こういう順番で表にしてほしいというと、それが出てくる。
こんなことが出来ていいのだろうかとすら思う。
人間の仕事はどうなっていくのだろう。

エクセルの関数や自動化のためのプログラムも、マニュアルを学習しているから簡単だ。
「〜する関数を教えて」というと出力される。
こうなると、どういう作業をしたいのか、ということが重要で、それを実行するのはAIになる。
考える人間は必要だが、作業はAIということだ。

昔話の桃太郎の犬、猿、きじの3匹にもう一つ動物を加えて物語を作ってほしいというと、「きつね」を選んで「知恵」を武器に困難を乗り越えたというストーリーを提案するらしい。

ChatGPTが考えたものを20の質問で当てる、という20Questionsというゲームもできる。
まるで人間とやっているようだ。

ChatGPTは、LLM(Large Langauge Model)というものを使って大量のデーターを学習している。
GPT3は45テラバイトのデーターで、1750億のパラメーターを持っているという。
それがどんどん進んでいく。

有料でGPT4というのが使える。
これは月額20ドル。

学生の就職の相談にも使えるのだろうか…。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
気合が大事
昨日は筆記試験のガイダンスをやって、60分以上立って話した。
狭窄症で腰から足にかけて痛くなるので、椅子も用意したが、学生が結構熱心に聞いてくれたのでずっと立ったままで講義だった。

歩くよりは立っている方がマシなので、どうかなと思ったが、なんとかいけた、という感じ。
やっぱり自分でスライドを送り、ポインタで示し、なにより聞いてくれる聴衆がいるというのは大きい。
体育会系ではないが、「気合」が大事なのだろう。

そのせいか、今日はいつもより痛い。
火事場の馬鹿力というのは続かない。
学校に着いて、椅子に座ってほっとした。

小田和正の「so far so good」という歌のフレーズに、

 嬉しいこと 悔しいこと 繰り返しながら
 相変わらずの毎日 そんな自分だけど
 誰かを 幸せにできるとしたら
 それがきっと一番 幸せなこと

というのがある。

やっぱり人間は社会的な生き物であり、誰かと関わって生きていかないといけないのだろう。
その「誰か」という人たちがだんだんといなくなるのが、老化の段階だ。
仕事がなくなり、行動範囲が狭くなり、上の世代から減っていき、友達も減っていく。
どんどん繋がりが切れていくのだ。

そういうプロセスを経て、人は死んでいく。

残念ながら、これは気合では乗り越えられないだろう。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
世界のYOASOBI
YOASOBIの話題が続く。
「アイドル」という曲が、6月10日付のビルーボード・グローバル・チャート(アメリカを除く)で首位を獲得したとのこと。
日本語楽曲史上初の1位らしい。
もちろん、日本でもビルボード・ジャパンで8週連続1位。

聞いてみたが、ラップあり、転調あり、テンポも早くてカラオケで歌う難易度がめちゃ高い。
それも狙いの一つだという。
難しい曲のほうが、たくさん聞いてもらえるということだろう。

おまけに英語版も出ている。
イクラは英語版でも上手に歌っている。
かなり英語の発音やラップのところなど練習したのだと思う。

Ayaseが歌を作る時に、「推しの子」というマンガをもとにした。
アニメの「推しの子」の主題歌になっている。
Youtubeの動画のアニメも効果が大きいのだろう。

海外に留学に行った学生に聞いても、とにかく日本といえばアニメだ。
昔は家電や自動車だったものが、今はアニメになっている。
アニメの力は本当に強い。
おおかたの日本人は気づいていないだろうが、このソフトパワーはすごい。

さらにすごいのは、この世界でのヒットはAyaseが狙って仕掛けたということだ。
彼が「今年は明確に明瞭に、勝ちにいく。」と宣言した後に発表された曲が、世界でヒットした。

世界のトレンドがヒップホップだから、ラップを入れたのだろう。
「アイドル」でYoutubeを検索すると、やまほど「歌ってみた」動画が出てきた。
そういう文化も取り入れているのだ。

ラッパーの文化は複雑で、日本ではなかなか理解されない。
でも。若いミュージシャンは、世界を意識して活動を始めているのかもしれない。
谷村新司の昴はアジアでのヒットだったが、若い世代のAyaseはもっと視野が広い。
世界レベルだ。
頼もしい限り。

「夜に駆ける」とは全く違った路線で成功した。

YOASOBIはもう世界を見ているのだろう。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
夜に駆ける
音楽つながりで書く。

Yoasobiの曲をギター教室でやっている。
「夜に駆ける」という曲だが、この曲は2021年の紅白でやった曲。
もう1年半経つ。

今年も気がつけば6月で、半分過ぎた。
年をとると、だんだん時間が早く過ぎていく。

中学校1年になりたての女子がこの曲をやっている。
この曲はコードはそんなに難しくないが、テンポが早いのと、転調が大変な曲。
テンポは原曲ではなく、Home takeの方でやることにした。

初心者に転調は難しいので、カポタストを動かしてやる。
これはギターの便利なところ。
それにしても、この転調は珍しい。
大概の転調は、半音上げるとか、一音上げてテンションを上げて盛り上げる、というようなパターン。

でも、この曲は終わりの方で一旦半音下がる転調。
下がる転調の曲はあまりないと思う。
最初に聞いたときは、下がっているという感覚がない。
転調した、という感覚はあるけど、まるで上がっているような、新鮮な感じなのだ。

そのあとがすごい。
半音下げてそのあと、短三度(一音半)上げる。
これがドラマチックな効果になる。

テンポの速さと相まって、疾走している感じになる。

コード譜を書いてみるとそんなことがよくわかる。

教室は先生が学ぶところでもあると実感した。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
epo再び
2年前にepoの「私について」について書いていたが、またこの曲をYoutubeMusicで見つけて聞いた。
1985年のシングル。
まだepoがポップなシンガーソングライターとして活躍していた頃だ。

一時は竹内まりや、大貫妙子と並んで3人娘と言われたこともあったらしい。
RCAレコードの看板だった。

その後第一線から消えてしまって、今はまた地味に活動している。
沖縄に住んで、FM沖縄のラジオもやっている。

Podcastで聞いてみたら、なんだかスピリチュアルな感じになっている。
1987年にイギリスに移住して、いろいろ変わったようだ。
今は63歳。

まだまだ頑張ってほしい。
最近大阪でもライブをやったらしい。
ビルボード大阪だ。
80年代の曲もやって、盛り上がったとのこと。
今度やるときは行きたいものだ。

「私について」という曲、なんだか感動する。
どこがどうということがわからない。
この曲について書いているページを見てみたが、男性ばかり。
男性受けするのだろうか。

15の私に手紙を書いたら
幸福だったと返事が来たから
思い出の中さまよう私を
探さないわ

この出だしのを聞くと、なぜか引き込まれる。

あのepoの声で歌うからいいのだと思う。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
システム部
今になって考えてみると、やっぱり不思議なことがある。
ぼくは一応コンピューターのことを学んだ(とは言えないが)事になっているので、会社に入ったらその関係の部署に配属されるのだと思っていた。
今でもあると思うが、システム部という部署。
当時はメインフレームのお守りをしていたと思う。

ぼくは配属の辞令をもらって、タイヤの実験の部署だったので、驚いた。
何でかなと思って、一応人事課長に聞いたら「システム部は文系の仕事や」と言われた。
ふーん、そういうものなのかと思って、今まで過ごしてきたが、やっぱりおかしい。

と思っていたら、何度か書いた木村岳史という日経コンピューターの記者が「やはり日本企業のIT部門はオワコン、DXで「最終処分」の日は近い」と書いていた。
この人も文系なのだが、従来のIT部門に批判的な立場で書いている。
それによると、

「日本企業のIT部門はオワコン――。どうやらこれが最終結論だな。「IT部門はどうあるべきか」とか「劣化したIT部門をどのように再建すべきか」といった議論が長く続いているが、多くの企業でIT部門はもはや用済みだ。ついでに言えば、IT部門にぶら下がっているSIerなど人月商売のITベンダーも用済みである。間違ってもDX(デジタルトランスフォーメーション)の担い手などに位置付けてはならない。とりあえず当面は、基幹系など既存のシステムのお守りだけさせておけばよい。」

ということだ。

この人は2000年代からIT部門の劣化は進んだと書いているが、ぼくのいた会社は80年代からそうだったと思う。
当時のシステム部の仕事は、社内と日本全国の代理店などのお金やモノの処理がメインだった。

給与の支払いから、売り上げや在庫などの紙でやっていた仕事をデーターに変えて、メインフレームで処理して出す、ということだ。
そういう仕事をやっている部署は技術ではなかったから、文系の仕事になったのだろう。
人事部や経理部、財務、物流、購買などの部署がメインだった。

その後、メインフレームからパソコン・サーバーの時代になり、技術のデーターベースなどの仕事は別のコンピューターの専門部署が作られた。
人数は少数精鋭だったが…。
その組織に協力してもらって、図面の電子化プロジェクトができた。

会社の中や子会社化されたIT部門はまだいいが、そこにぶら下がっているSIerなどはこれからどうなるのだろう。
既存の紙の仕事を電子化するだけのSIerはもう用済みで、業務のやり方そのものを変えることが必要だと木村氏は言っている。
単にお守りをしているだけの、既存のIT部門にはできないということだ。

それが最も必要なのは自治体だろう。
尼崎市のUSB紛失の事例を見ていると、ほんとに丸投げだ。
どちらかというと、既存の仕事を守ってIT化を進めようとしている。
人を減らして効率化を図ることがIT化の肝なのにだ。

効率化を考える人すらいないのだろう。
そう思うと、少子化はいいことかもしれない。
仕事をする人が減っていくのだから。

しかし、働き手が減ることに期待しないといけないこの国は、貧しくなるに違いないが…。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
法律事務所の危機感
人工知能の話題が続く。

ChatGPTが士業(司法書士や行政書士、税理士などの士がつく商売)を脅かす、ということは十分予想されるが、その一端が記事になった。

それによると、判例の調査を行っている法律事務所は、AIで業務の効率が劇的に改善したとのこと。
弁護士の労働時間を2割減らすことができた、ということだ。
実際、判例を探す仕事はノウハウの塊だったらしい。
それが、AIに探させることで簡単に済む。

ChatGPTはアメリカの司法試験で、上位20%以内という話だったはず。
確かに賢いのだ。
適切に学習を積んでいけば、どんどん賢くなるだろう。

どこかのソフトハウスが、そういうのを使った法律相談ソフトなどを作って、オンラインで利用できるようにすれば、行政書士などの仕事の多くは吹っ飛んでしまうだろう。
自動で申請書なども書いてくれるようになれば、もう人間は要らない。

日本の法律は複雑すぎる。
おまけに省令や政令で決めている部分も多い。
1本の法律にいろんな省が、いくつもの省令や政令を出している。
だから、素人ではなかなか調べられない。
でも、ChatGPTみたいなものが出てくれば、誰でも簡単に調べられるようになる。

きっとあと数年で、そういうWebサービスが安価でできるようになるだろう。

それが楽しみだ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
超知性AI
今のAIは脳のシナプスの構造に模して、そのつなぎ方や何層につなぐかなどを工夫して、プログラムを決めているのだと思う。
その上で、インターネット上の膨大な情報を選択して学習させ、そこから回答を見出すということをやっている。
ということは、そのAIの設計者にも、なぜその質問に対して、その答えが出てきたかはわからない。
そこが一番怖いところだ。

とはいえ、人間にしても同じこと。
今まで何を学んで、どう考えているから、今の自分があるのかということなど、想像もできない。
結果論としてはわかっても、どういう過程を経て今に至っているかということは、理解の彼方だ。

OpenAIのサム・アルトマンCEOらがブログ記事で、超知性の開発のガバナンスに対するOpenAIの立場を表明したらしい。
それによると、「現在のところ見えている全体像を考えると、AIシステムが今後10年以内にほとんどの領域で専門家のスキルレベルを超え、現在の大手企業の1つが行うような生産活動を実行する可能性があると考えられる」ということらしい。

今のChatGPTの賢さを考えると、10年も経たなくても並の専門家のスキルレベルを超えそうだ。
最新のChatGPTは、アメリカの司法試験の上位20%の成績だという。
ファンドを運営させたら、人間より運用成績がよいというし、法律や税務関係の仕事など、単に煩雑でいろんなところを見ないといけないから、という理由で営業している「士」のつく商売などは危機感を持っているのだろうと思う。
おそらく、ソフトウェアで条件を入れたら、行政向けの申請書を書いてくれるようなものができるのだろう。

行政のDXについては、ぜひChatGPTの可能性を検証してほしいものだ。(既得権を守ろうとする人も多いだろうが…)
日本は少子化で人口減少するのだから、そういう非生産的な仕事をしている人はコンピューターで代替えしないといけない。

OpenAIの首脳陣の発言は、議会の上院小委員会のメンバーからの質問に回答したものを反映しているらしい。

その発言は超知性AIの開発をやめることは、直感に反してリスキーだという。
それを正しく開発することが重要ということだ。

ただ、世界的な監視体制が必要になり、それすらもうまくいくとは限らない、とも書かれている。

超知性AIのいる世界はユートピアになるか、それともディストピアになるか。
どうなんだろう。

ターミネーターの世界のように、人工知能が世界を牛耳ることにならなければいいと思うのだが、人間より賢いのだから、それでもいいかもしれない。

なってみないとわからないということか…。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
トヨタのEV対応
WSJの社説で「トヨタのEV対応、異端視され標的に」という記事があった。

社説の内容は、トヨタの株主総会で「カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)とニューヨーク市職員退職年金基金は、豊田氏の再任に反対票を投じたほか、議決権行使助言会社のグラス・ルイスも、株主がそうすることを推奨している」ということに対してのものだ。

有料記事なので引用は控えるが、ぼくもカーボンニュートラルだの、EVしか認めないだのという環境原理主義者たちは間違っていると思う。
彼らは自由な経済活動が嫌いなのだろう。
実質的に実現可能な目標を設定する気がないのだ。

アメリカの年金基金の責任者は、ピュアなEV化に慎重なトヨタが、地球温暖化に対して消極的だという理由で苛立っている。

豊田氏は「自動車業界のマジョリティーは黙っているが、EVを唯一の選択肢としても本当に大丈夫なのかと疑問に思っているが、それが口にできない」と昨年12月に主張したらしい。
また、連邦政府のゼロエミッション車の販売計画を達成しようとすると、EVの充電施設を2030年までに120万ヵ所の公共充電設備が必要になり、そのためには毎日約400ヵ所の充電設備の新設が必要だ、とも指摘した。

更に、バッテリー需要を満たすための鉱山の不足や、長距離を走れるEVのバッテリー1つでPHY6台、HV90台が生産できるという事実。
そして、HV90台によって、生涯削減温暖化ガスはEV1台の37倍だということだ。

これはEVを推進している気候変動対策推進の信奉者や、政府の要求の根底を崩すものだという。

記事はこう締めくくっている。

「EVに関して真実を語る豊田氏の姿勢は、支持に値する。そして、自動車業界リーダーの中で、そうした行動を取る勇気を持った人物が彼だけだというのは、恥ずべき状況だ。」

ぼくも本当にそう思う。

こないだようやく欧州で、VWが100%EV化に対して、e-fuelを使うことを条件に内燃機関も生き残るという決定を推進した。
リチウムやコバルトなどという鉱物資源に依存している限り、バッテリーだけを使う車は現実的ではない。
資源の調達ができないからだ。
電力の問題は原発で解決できるとしても、今の状態では充電時間もネックになる。
利便性を著しく損なう。

結局今のピュアEVは新しいもの好きの、金持ちのお遊び車なのだ。

もっとトヨタを応援しないといけない。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
不思議な縁
現在、週に4日お世話になっているところの元センター長は、以前ぼくが勤めていた大学で懇意にしていた教務の人の最初の職場の先輩だった。
話をしていて、それがわかり、二人でそんなところでつながっているんや、と変に感激した。
それが縁で、数十年ぶりに先輩、後輩とぼくの3人で宴会をして、それが今でも続いている。

新しい責任者はギター弾きで、高校時代からバンドをしていたという人。
この人が昨日、「今度学生を連れてこんなのを見に行こうと思っている」とスマホの画面を見せてくれた。
それが、ぼくが15年ほど習っているギターの先生がレギュラーで出ているバンド。
残念ながら、見せてくれた時には参加していなかったが、コロナの間も頑張って大阪でライブをやっていたバンドだ。

そのバンドのベースのメンバーと、今のセンター長は高校時代に一緒にバンドをやっていたとのこと。
彼はギターをやっていて、途中ベースに転向しようと思っていたのだが、そのベース弾きに出会って、こいつがうますぎるからやめとこ、と思ったという話をしてくれた。

世の中は広いようで狭い。
思わぬところで、人と人はつながっているものだ。

たしか、アメリカの研究で、全く知らない人同士が何人を介してつながっているか、というのがあったが、なんとランダムに選んだ人同士でも6人程度でつながる(六次の隔たり)、ということだったと思う。
この時に、多くの人と知り合っている人がキーになるというようなことだったはず。
この場合も、プロのミュージシャンという比較的顔の広い人同士を介してつながったということだ。

そんな事がわかることで、人と人との距離は縮まるものだ。
よく考えたら、ぼくが知っている先生と、センター長が知っている元バンド仲間が、お互いに知り合いだったというだけで、別にセンター長との関わり度合いが変わったわけではないのだ。
それでも、そういう人生をお互いに歩んできて、そんなところでつながっていたのか、という感慨がある。

そういう場所で今働いているということは、面白いことだ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
画像生成AI
画像生成AIの領域もどんどん進んでいる。

デジタル広告の大手、サイバーエージェントが作ったAIの生成画像のサンプルがこれ
「渋谷の街頭にたたずむ女性」だそうだ。
これはもう実際の人間を撮ったとしか思えない。

テキストの生成は本物かどうか「考える」必要があるが、画像は見て感覚的にOKならもう使える。
これで打撃を受けるのは、写真を作る人たちだろう。
具体的には写真家やモデルなどだ。

そういう写真を売っているのが、ストックフォトサービスという業界。
すでにAI生成画像を投稿可能として受け付けているとのこと。
ガイドラインには、「AIが作った」という付加情報を登録するとのこと。
すでに、ぼくらが見ている広告の写真はAIが作ったものかもしれない。
今のところ、8400万点のストック素材のうちの0.01%らしい。

しかし、AIは寝ないし、文句も言わないから24時間学習したり、作り続けたりすることができる。
将棋もそうやって強くなった。
同じ道を辿りそうな気がする。

既得権を守るために、AIの学習素材を絞るという動きもある。
アメリカでは去年の1月、アーティストらが訴訟を起こした。
現在の日本ではAIの学習に既存の著作物を利用することは認められているが、それを制限するものらしい。
日本も著作権法をどうするのか、議論になるだろうなあ。

画像ソフトの大手アドビは、自社がライセンスを持っていたり、著作権が切れたパブリックドメインの画像のみを学習させたAIを売り出している。
これは性別や人種の多様性にも配慮しているという。
すでに英語版のPhotoshopのベータ版に搭載されているらしい。

しかし、ネット上の画像を対象にして学習したAIの方が賢いのは当然なので、アドビは制約なしに学習しているAIには負けていることも認めている。

写真家やモデルなど、一流以外の人たちは仕事がなくなる可能性が大きい。
ChatGPTのことをいろいろ書いてきたが、画像の方がリアルにインパクトがある。

今やスマホのアプリでも、人物の動く通りにアニメーションの人物が動いたりする時代。
どうなっていくのか、わからないが、リアルに仕事が減るのではないかと心配になる。
実際、AIアイドル(生成画像)の写真集も、もう販売されているらしい。

もちろん、悪意のハッカーはフェイク画像など作り放題だろう。

こちらも大変だ。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:14 | - | - |
偽ニュースを作る新聞
今朝の日経に「偽ニュースに弱い日本」という記事が1面に出ていたが、これは日本のマスコミが悪い。
マスコミがチェック機能を果たしていないし、率先して偽ニュースを流している。
記事にも出ているが、偽ニュースに接する頻度が増えた、というのは「新型コロナなど健康情報が最も多い」とある。
全くその通りだと思う。

コロナに関しては、これからもっと検証しないといけないと思う。
西浦氏が「42万人死ぬ」と言ったことを報道し、それを検証した記事など見たことがない。
アメリカが感染拡大している頃、「専門家」と称する人たちが「明日は東京がニューヨークみたいになる」と言ったが、そんなことにはならなかった。
それも検証記事が出てしかるべきだが、全く出ない。

だいたい、初期の欧米の死者数が日本と桁違いに大きかったのに、アホな「専門家」も含めてその原因を検証しようともせず、いまだにマスクをしている人が大多数。
補助金で儲けた病院や、いまだに電話とFAXに頼っていた行政の遅れなどももっと報道すべきだった。

新聞、テレビ、特にワイドショーはコロナを煽れば視聴率が稼げるから、ずっとそれを続けている。
いまだにそうだ。

この3年間で、女性の自殺者が増え、子どもの自殺も増え、倒産は増えたが、そんなことはおかまいなし。
社会保障の世代間不公平の問題も明らかなのに、全く報道しない。
原発処理水も、国連の調査委が「問題なし」と言っていることや、海外の原発のトリチウムの排出のほうが多いこともなぜか報道されない。

日本が偽ニュースに弱くなったのは、日本のマスコミがネットに載っていることで正しいことを報道しないからだ。

新聞が自ら報道しない権利を思い切り行使して、金儲けに走っている(といっても、潰れかけているが)のが原因だと思う。

よくこんな記事が書けたものだ。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 11:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
ChatGPTは賢い
今日地銀の脆弱性ランキングを見ていて、アメリカの金利上昇で外債の価格が下落した、ということが書かれていた。
なんとなく分からないでもないのだが、理由をChatGPTに聞いてみたら、以下の答えだった。

「アメリカの金利上昇で保有外債の価格が下落するというのはどういうことか?」

「アメリカの金利上昇によって、保有している外債(外国の債券)の価格が下落する理由を説明します。

外債の価格は、需要と供給の関係に基づいて形成されます。金利と債券価格は逆相関の関係にあります。具体的には、金利が上昇すると、新たに発行される債券の利回りが上昇し、投資家がより高い利回りを求めて債券を購入する傾向があります。これにより、需要が低下し、既存の債券の価格は下落します。

外国の投資家がアメリカの債券を保有している場合、アメリカの金利上昇は彼らにとって悪影響を及ぼすことがあります。金利上昇により、アメリカの債券の利回りが上昇し、他国の債券に比べて魅力的な投資先となります。その結果、外国の投資家はアメリカの債券を売却して他の利回りの高い債券に移行することが考えられます。

この売却の動きによって、アメリカの債券市場の供給が増え、需要が減少するため、債券価格が下落します。したがって、アメリカの金利上昇は、外国の投資家が保有するアメリカの債券の市場価値を減少させる要因となります。

ただし、金利上昇による影響は市場の状況や他の要因によって変動することもあります。また、外国の投資家がアメリカ以外の資産クラスに分散投資している場合、影響は相対的に緩和されるかもしれません。投資の決定には多くの要素が関与するため、状況に応じて専門家のアドバイスを受けることが重要です。」

他のサイトも実際に見てみたが、どうもChatGPTの言っていることは正しいようだ。

ゴールドマンサックスが行った調査で、AIが奪う仕事のベスト3は1位事務・行政サポート、2位法務、3位建築設計・エンジニアリングとなっている。
事務、行政サポートはなんと47%の仕事が自動化されるという。
2位の法務でも44%になる。

今回の結果をみていると、実際そういうことが起こりそうな気がする。

コンピューターのコーディングもできるようだが、それにはコーディングの創造的知識が必要だ。
しかし、事務や行政サービス、法務などは単に面倒くさいだけ。
作り出すのではなく、必要な知識を提示するということで、創造性がいる仕事ではない。
そういう仕事が知的なAIに置き換えられていくのだろう。

えらい時代になったものだ。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
手当は「てとう」?
田島麻衣子氏は、青山学院高等部から青山学院大学国際政治経済学部に進学し、卒業して新日本監査法人に就職し、4年ほど在籍して退職し、人道支援団体の日本緊急支援NGOグループに転職して、2005年6月にオックス付フォード大学大学院修士課程を終了したという経歴。
その後2019年に立憲民主党から参議院に当選している。

その田島氏がツイッターのニュースで「「住居てとう、通勤てとう、期末てとう、退職てとう…」 日本国民、手当(てあて)を「てとう」と読む人を初めて知る」と書かれている。

参議院の質疑で岸田総理に長男を5月末ではなく、6月1日付で更迭したことについて、手当を返納するのか?という質問の中で言っている。
ご丁寧にビデオも残っている。

この人、秘書に手当を支払ったり、自分が給与明細などを見て「手当」という文字を見ていたのではないのだろうか。
監査法人で仕事をしていたというのは本当なんだろうか。
だいたい、ホントに働いたことがあるのだろうか。
あれば、手当という言葉は当然知っているはずだと思うが…。

こんなのが国会議員とは、選んだ国民がバカだということだ。
情けない。

「てあて」という言葉を知らない。

こんなのを見ると、参議院は不要だと思う。

参議院を廃止して、一院制にしたら、だいぶ歳費が浮いて子育て支援に回せるのではないか。

もちろん、岸田の長男の「てとう」は返納してほしい。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
スローライフ
スローライフという言葉、時々聞くが詳しい意味はどうなのか調べてみた。

「時間に追われずに、余裕をもって人生を楽しもうという概念、あるいはこの概念に沿った生活様式をさす。slow lifeは和製英語。仕事に明け暮れ、車や飛行機での移動で時間を節約し、食事さえもファーストフードですまそうという大量生産・大量消費社会やモータリゼーション社会への反省から生まれた考え方。環境問題と関連づけて論じられることが多く、興味をもつ人々の増加とバブル経済崩壊後の低成長時代の気運とも相まって、スローライフ概念を販売や広告戦略に取り入れる企業が相次いでいる。」

対して、ファストライフを調べると、こんなに短い。

「効率やスピードを最優先する生活。⇔スローライフ。」

要するに、スローライフの反対ということになる。

なぜスローライフという言葉を思い出したかというと、今朝のコンビニのレジで働いている、おそらくぼくよりも高齢のおじさんを見たからだ。

レジで並んでいたら、ぼくの前の若い人がチキンか何かを頼んで、その準備に手間がかかってかなり待たされた。
これが高齢化社会ということだと思う。
コンビニのレジなどの仕事にも高齢者が進出する。

コンビニのレジはやれることが多く、操作も大変なのだろう。
宅配便の出荷や入荷、公共料金の支払いに加えて、スマホ決済への対応など、大変なことに加えてその場で温めたり、おでんやチキン、コーヒーなどの販売もある。
おじさんも大変だろうと思って、見ていた。

高齢化社会は「スローライフ」なのだとその時に思ったのだ。
そんなに効率的に早く出来ない高齢者も働かないと、人が足りない。
みんなスローを許容しよう、という社会。
本来のスローライフとは違う意味だが、こちらの方がしっくり来る。

だいたい、「時間に追われずに、余裕をもって人生を楽しもう」とするために、時間を生み出さないといけない。
そのためには効率的に、早くしたいこともある。
スローライフなどと言っている人は、もともと余裕がある人なのだ。
大多数の人間には時間は限られたもので、貴重な資産。
それを効率的に使いたいと思うと、「スローライフ」支持者から何となく非難めいた視線で見られる。
こちとら、「人生を楽しむ」ためにバタバタしているのだ。

「大量生産・大量消費社会」で日本は豊かになった。
日本中の道はアスファルトになり、車でどこにでも行けるようになった。
「モータリゼーション社会」の何が悪い。何が反省だ。

世の中、ついでで生きているような輩にとやかく言われたくない。

スローライフは、手早くやりたいけどできないことを許容する生き方、という定義にすべきだと思う。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:37 | comments(0) | trackbacks(0) |