考えたこと2

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カセットテープ生誕50年
今年はカセットテープが生まれて50年にあたる。

カセットの前はオープンリールだったが、ヨーロッパのフィリップス社がカセットテープというのを提案して、録音が一気に便利になった。
最初の頃のカセットは音質が悪く、とりあえずの録音用という感じだったが、年を経るごとに改良され、クロームテープなども出てきて、音質がよくなった。
それと同時にドルビー・ノイズ・リダクションというのも出てきて、ハード面でも改良された。
そんなこんなで、オープンリールのテープよりも幅が狭いし、テープ速度も遅いのだが、どんどん使われるようになった。

ぼくらはカセットの世代、と言ってもいいかもしれない。

中学生の頃にカセットが一般的になった。
70年代から、80年代の20年間がカセットの時代。
カーステレオも当然カセットだった。
自分の買ったレコードをカセットデッキで録って、それを車で聞く。
そんな時代が十数年続いた。

90年代に入って、MDが出てきて、カセットを駆逐した。
そのMDもiPodをはじめとする、MP3プレーヤーとインターネット音楽配信に駆逐されてしまったが…。
でも、カセットの黄金時代は20年ほど続いた。

FM放送を録音するのもカセットだった。
気に入ったアーティストのアルバムが流れる番組を録音する。
それをエアチェックと言った。
もちろん、FMファンなどという、今のテレビガイドみたいな本が出ていて、それで番組をチェックするのだ。

カセット時代は、もちろんレコード盤の時代でもある。
一人がレコードを買うと、カセットに入れてもらって、やりとりができた。
レンタルレコードが出てきたのは、カセットの時代が終わる頃だ。
アナログの時代と言ってもいい。
当然、レコードの音の方が格段にいいから、コピー規制は緩かった。
CDでデジタルになってから、コピー規制が強くなったのだ。

まだまだ捨てられないカセットがたくさんある。
少しずつデジタルに移そうと思っているが、もうあまり聞く時間もない。
となると、捨ててもいいのかもしれない。

ぼくらの生きてきた時代は、記録メディアの変化の時代だったと言えるかもしれない。
オープンリール、カセット、DAT、MD、電子データー。
もう変化は終わり。

ぼくらが十代、二十代で、一番なじみが深かったメディア。
それがカセット。
確実にオーディオの一時代を築いた。

生誕50年おめでとう。




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