考えたこと2

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ミドシラ
ギターのスケールというのは2種類ある。
絶対値でいう言い方か、完全に相対化した言い方かだ。
絶対値で常に言える人はもちろん絶対音感のある人。
音がその音そのものでイメージできるのは強い。

でも、ぼくのようにそんなものは全くないプレイヤーは相対化して考える。
何度か書いたが、ドの位置をずらして考えるのだ。
なんでもハ長調、ドレミで考えることになる。

ただ、ややこしいのはアドリブで弾くとき。
譜面を見て弾くのは弾けても、アドリブで弾くときには弾く音を考えながら弾かないといけない。

昨日のレッスンの時に、オルタードスケールの話になった。
だいたい、オルタードというのはテンションの集合みたいなもので、臨時記号(シャープやフラット)が付きまくる音階のことだ。
簡単に頭の中で階名を言えないのがネック。

オルタードスケールはジャズでよく出てくるのだが、そのスケールはキーがCでみると「C D♭ D♯ E F♯ A♭ B♭」となる。
これを頭の中で、レのフラットとか、ファのシャープとか、考えながら弾くのは難しい。
一言で言えないからだ。
ゆっくり弾くのならまだしも、早く弾こうとすると無理。単に長すぎるからだ。

その悩みを先生に伝えた。
先生はオルタードスケールを弾く時に、どういう音名を考えて弾いているんですか?と聞いたのだ。
そうすると、先生はコードの形と、そのコードが使われる場面でどう考えているかを教えてくれた。

オルタードスケールは、ドミナント・モーションするセブンスコードの半音上のマイナーコードのスケールだという理屈がある。
ワケがわからないだろうが、要するにG7→Cというコードの時にはAbm→Cと考えることができるということだ。
このときにAbmのコードをキーとして、ミドシラと弾く。
これは絶対音でいうと、レ#シシbラbという音。

レ#シシbラbという音を意識しても弾けないが、Abmのミドシラだったらわかる。
実際は同じ音でも、相対的に考えるといろんな音の名前がつく。
マイナーコードのミドシラという音はギター弾きなら馴染みがある音。

その途端、オルタードスケールのレ#シシbラb(Abmのミドシラ)が指板上に見えるようになった。
こうやって、見える音を増やしていくのだろう。

人によって、音の覚え方はいろいろだろう。
先生はそういう説明は初めてしたと言っていた。
ということは、音名では覚えていないということだ。
指板上の形で覚えているのかもしれない。

それでも、ぼくにとっては腑に落ちた。

いいレッスンだった。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
起業
こないだ大学生が起業したという話を聞いた。
1回生で100万資金をため、2回生で仲間3人と起業し、自分は社長になり、最初は資金が尽きて銀行から借金もしたが黒字になって、会社をたたんだというツワモノ。
大したものだと思う。

4月に会社を登記し、儲けるターゲットが年末において、玩具をECで売るというような会社を作った。
やってみると、いろいろ大変だったという。
それを1年間ほど経験し、3回生になって就活に入った。

今はわりと簡単に会社も起こせるし、ネットを上手に使えばやれることはある。
でも、それを実際にやるというのは至難の業だろう。
この仕事を10年以上やってきて、初めて聞いた。

ネット上にあった記事では、アメリカのある調査によると、起業で成功する確率は25歳よりも40歳のほうが2倍以上高く、30歳よりも50歳のほうが倍増するらしい。
会社を作る事はできても、それを維持して伸ばしていくというのは別の能力なのだろう。
やはり経験は大きいと思う。

若くして経営者になっても、外から企業経験者をハンティングするというようなケースは多いと思う。
会社の仕組みづくりができる人を入れるのだろう。

ECが発達して、売るものさえあれば、それをネットにあげて、買い手を募り、クレジットで決済して、モノを送るというインフラは整っている。
一昔前に比べれば、格段に商売はしやすくなったと思う。

それは音楽ビジネスでも同じことだ。
売れる曲を作っただけでは昔は売れなかった。
それを発表するためにレコード会社と契約し、プロデューサーの指示通りに音楽を作って、レコード盤をプレスし、ツアーをしなければ売ることができなかった。
しかし、今はネット上で誰でも配信できる。
それと同じことが、ECによってできるようになってきた。

売れるものを考えられたら、それを試作するのも3Dプリンタで簡単にできる。
少々お金はかかるが、生産を外注することもできる。

才能と運と仲間とマインドがあれば、起業ができる時代になった。

若い人たちがどんどんやってくれればと思う。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
良薬は口に苦し
何度か書いたが、またD.アトキンソンの記事を見た。
日経の「成長のために本当にやるべきこと」という記事だ。

彼も岸田首相の「成長と分配」ということをとりあげて、「日本の課題は成長と分配で解決できるほど甘くない」と言っている。

「給料が増えていないにもかかわらず、高齢者を支える生産年齢人口の減少により増税が繰り返され、可処分所得は減る一方だ。結果、個人消費は冷え込む。また、企業は将来の先行きが見えないので投資をしない。従って国内総生産(GDP)も増えない。

そして急増する社会保障費を負担するために国の財政は悪化している。社会保障の増加は企業の生産性を高め、経済成長に資する生産的政府支出(PGS)を犠牲にする。日本のPGSはGDP比で1割を切り、先進国の平均24.4%を大きく下回っている。」

これが今の日本のネックなのだろう。
彼が書いているが、これを解決するためには社会保障を削るか、生産性を向上するしかない。
でも、社会保障を削ろうとすると、人口のマジョリティである高齢者が反対する。
だから、政治家はそれを言えないという。

日本が戦争に負けたのは、誰一人犠牲にしないというタテマエの精神のせいだと思う。
この師団は犠牲にして、こちらを生かそう、というような冷静な決断ができなかった。
だから、結果的にみんな負けたのだと思う。

イミテーション・ゲームという映画で、第二次大戦中のイギリスのアラン・チューリングがエニグマという暗号生成機で作られた、ドイツ軍の暗号を解読するところが描かれていた。
必死の思いで解読に成功した時、スタッフの一人の兄弟が載っている船が、ドイツ軍のUボートの攻撃を受けることがわかったが、敢えてそれを軍に伝えなかった。
それを伝えると、ドイツ軍に暗闘解読がバレて、暗号生成機のキーを変えてしまうからだ。

作戦のためには、味方をも犠牲にする。
そういう冷徹な判断を連合軍はしたのだろう。
日本軍は勝つことを前提にして、すべての作戦を立てたのだと思う。

同じように、すべての中小企業を助けようとしているのが今の日本だという。

「生産性を大きく向上させるには、日本企業の99.7%を占め、7割以上の労働者を雇用している中小企業を全体として底上げするしかない。しかし私が中小企業の問題に触れると、すぐに「淘汰策だ!」と反対される。現状維持をしたい人が、そう叫ぶことによって改革の回避を図っているように見える。

また賃上げする企業を税制面で優遇するというが、それは性善説である。7割近くの企業は法人税を納めておらず、税率優遇程度で賃上げする企業は少ないと思う。「生産性を上げてから賃上げをする」という向きもあるが、そもそも賃上げを考えていない企業はどうするのか。結局、最低賃金が肝心なのだ。」

最低賃金を上げるという策にはいろんな意見があるようだが、とにかく成長しないと分配はできない。
みんなを助けることばかり考えていたら、誰も本当に助けることはできない。

良薬は口に苦し、ということだと思う。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
同期の訃報
新卒一括採用で同じ年に入った人を「同期」と言う。
他にも同期という言葉は使うことがあるが、同期入社の意味の同期は、ぼくのような昭和のサラリーマンにとって、なんとなく思い入れのある言葉だ。
47歳で転職した次の職場は4月で新卒と同じだったが、他の入職者は若かったので、同期というような感覚はない。
学校時代の同級生は、やはり同級生であり、「同期」ではない感じだ。

その同期がまた一人亡くなった。
男性の同期は20人ほどいたが、二人目になる。
今の基準でいえば、あまりにも早い。

畑は違うが、同じ会社を相手に仕事をしていたこともあって、同期では仲が良かった。

ぼくが辞めてからも何度か会った。
今年、初期の胃がんが見つかって、3月に再雇用を辞めて、その後もメンタル面のこともあり、入院していたとのこと。
命日は11月6日だった。
ご家族で葬儀は終えたのだろう。

家にも行ったことがある。
いつもギャグを飛ばしていたが、根はクソまじめなやつだった。
そのクソまじめさが災いして、当時会社がやっていたことに憤慨したりしていた。
会社時代に、何度か一緒に飲んで、ボヤキを聞いた覚えがある。
でも、家族が病気になったりして、会社を辞めることもできず、いろいろと悩んだのだろうと想像する。

ぼくが辞めた後も、メンタル不調で会社を休んでいたこともあったはず。

再雇用の仕事も、彼としてはあまりやりたくない仕事だった。
最後に会った時も、会社を辞めたら、仕事の関係で海外とのつながりもあり、そういうところの出先になってやれたらいいのだが、などと言っていた。
その夢はかなわないまま、亡くなってしまった。

昔の基準では若くないが、高齢化社会になった今、66歳は「若いのに…」という評価になる。
結局、仕事をするために生きたようなものだ、とか思われたりする。

ぼくの勝手な考えだが、彼にとってはそれでもよかったのではないかと思う。

気の毒だ、気の毒だと言われるのは、彼の本意でもないだろう。
心残りはたくさんあっただろうが、それはいつ死んでも同じことだ。
こちらにも、彼に関して心残りはある。

せめて、もう一度会って、今何を考えているのか聞きたかった。

それはぼくが彼岸に行ってからのことになる。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
高校生の夢
日本の高校生は国や社会に対する夢を持っていないらしい。
2019年に日本財団というところがネットで各国1000人に調査した結果、将来の夢を持っていると答えた高校生は60%。
その他の中国、韓国、ベトナム、インドネシア、インド、ドイツ、イギリス、アメリカの高校生たちはほぼ9割以上が夢を持っている、と答えている。

続いて、「自分で国や社会を変えられると思う」という問だが、これが18%しかそう思っていない。
その他の国で、次点が韓国の40%、ドイツの46%、ベトナムの48%と続き、その他の国は全部50%以上。
中国でさえ、66%が「変えられる」と思っているらしい。
日本の高校生の18%は異常に低い。

最後に「自分の国に解決したい社会課題がある」と答えた高校生は46%。
他の国は、ドイツの66%を除いてすべて70%以上。
これがいいことなのかどうかは、難しいところだ。

自分の高校時代を思い出す。
ぼくは当時の風潮で左翼かぶれだった。
先生も左翼だったから、仕方ないだろう。
石川達三、太宰治、坂口安吾などを読んでいた。

反体制とか、革命とか、そういう言葉の響きがカッコよかった。
今の高校生たちはどうなんだろう。

左翼というのは、ある意味理想主義的なところがあり、きっと当時の自分なら少なくとも「社会を変えたい」とは思っていたはず。
おそらく、そういう夢はあるかという問を出されたら、あると言っていただろう。
まだ18歳にもなっていないのだから、将来の夢はいろいろあった。
小説家やシンガーソングライターなど、なりたいものもあった。

以前、年をとるということという記事を書いたが、まだ夢のリストにはいくつかの夢があった頃だと思う。
思春期のころで、今でいう中2病を引きずっていたとも思う。
やけに大きな自我がまだまだあった頃だ。

今の高校生たちは、そういう夢もないのだろうか。
それは、今の日本が安定していて、自分が変える必要もないと思っているからだろうか。
それとも、そんな努力をするだけ無駄だと思っているのだろうか。

30年ほど低成長が続き、給料は上がらず、起業は海外で儲け日本には還元しない。
投資の魅力がないからだ。

アベノミクスの第三の矢は放たれないまま、たくさんの規制が残っている。
それを何とかしないと、高校生の夢も戻らないだろう。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
動物性食材
昨日ツイッターで、オーストリアに住んでいるという日本人からのツイートが流れていた。
その内容は、日本の食材を買おうとして店にったら、インスタントラーメンが無く、店に聞いたら「もう入りません」とのこと。
EUが日本からの動物性の食材(を使った食品)の輸入の一切を禁止したからだ。
納豆も、付いているダシがアウトで無くなり、その他いろんな食材が消えたという。

海外に住んでいて、日本の食材が手に入らないのはきついだろうと思ったら、そのツイートに欧州在住の人の嘆きのツイートがスレッドになっていた。
調べてみると、「EUにおける新たな混合食品規制への対応について」という役所のページがあって、そこにいろいろ書いてあった。

要はEUの法律で動物性、植物性の加工原料を使った食品を輸出するときは、それらの原料がEUの認定施設になっている必要ができたということらしい。
今まではそれが免除されていたが、2021年4月の法改正で、動物性加工済み原料について公的証明書が必要になったということだ。

何が原因で動物性食材だけが対象になったのかはわからなかった。
でも、海外に住む日本人にとっては大変だろうなあ。
オーストリアでは、今まで在庫処分が認められていて、それがなくなったということなのかもしれない。
インスタントの麺類の類は、本当に手軽に食べられるし、懐かしい日本の味だから投稿者の気持ちはよくわかる。

元いた会社でも、海外駐在員は定期的に日本食材を買いに行く人が多かった。
やっぱり生まれ育った国のものは、そう簡単に捨てられない。
そういえば、日本食のことを「タテ飯」、その地の食のことを「ヨコ飯」と言っていた。
縦書き、横書きになぞらえて、食のことを言っていたのだ。
ネットで調べたら、ちゃんと載っていた。

きっと日本も同じようなことをやっているのだろう。
地元の食を守ろうということもあるのかもしれない。
衛生的にはおそらく問題ないとは思うのだが…。

アメリカから見て、日本は非関税障壁が多いらしいが、こういうのを、非関税障壁と言っているのか。
欧州は今中国からの輸入が増えているらしい。
そういうことも関係しているのかもしれない。
少なくとも日本ではそんなに変なものを添加しているなどということはないと思う。

少しでも早く、オーストリアでもインスタントラーメンや納豆が食べられるようになってほしいものだ。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
管理職にしてはいけない人
「管理職にしてはいけない人」という記事があった。
一般社員に「今すぐ降りてほしい(いなくなってほしい)管理職」という質問をして得た回答。

どういう結果かというと…

条件1.一貫性がない
条件2.部下よりも自分の利益を優先する
条件3.肩書で人を動かそうとする
条件4.向上心がない
条件5.経営的な視点・姿勢がない

という結果。

条件1は当たり前といえば当たり前という感じ。
でも、こういう人がいたのは事実。
ぼくは比較的上司に恵まれたと思うが、直接の上司でなくてもそういう人はいたなあ。
というぼくも部下にどう思われていたか、わからないが。

一貫性がないというのは、だいたい上ばかり見ている人に多い。
去年はやった忖度というやつだ。
どう考えてもオカシイと思う仕事をやらされる。
一応疑問は呈して、それでも上の言う通りやって、エライ人に発表したら「誰がそんなことをやれと言ったのか」などと言われる。

その上司もエライ人に同調して「そんな指示はしてない」などと言う。
よほど「言われたとおりやりましたけど」と言いたいのだが、サラリーマンだから仕方なく「すいません」と言ってしまう。
こういうのは最低だ。
上司の値打ちは部下を守ってなんぼだと思う。
そういう意味では、条件2も同じこと。

条件3の、肩書で人を動かそうとする、というのも結局部下を信用していないからそうなるのだろう。

そういう状態が続くと、やる気がなくなる。
年功序列、終身雇用で、日本の会社では向上心をなくした中高年がたくさんいる。
それで、条件4の向上心がなくなるのだろう。

条件5はちょっとわからないが、これも条件4と重なっているのだろう。
年功序列や終身雇用は、やる気のない中高年を量産しているのだから。

年功序列、終身雇用をやめれば、不適格な上司は減ると思う。
記事にもあったが、長年続いた雇用慣行は一朝一夕には変わらないだろう。

それでも、それをやることが第一歩だと思う。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
シュガポワ
プロテニス選手だったシャラポワが引退後実業家になっている。
シュガポワというお菓子を販売しているらしい。
高級スイーツのブランドで、32カ国で販売されている。

主力商品は小さなテニスボールの形のグミで、残念ながら日本では売れそうにないという感じ。
トレードマークは唇のロゴだ。

日本ではアマゾンに商品自体は載っているが、現在販売できないという表示になっている。
シュガポワの記事も、2013年のものが多い。
写真を見る限り、あまり売れそうにない。
テニスボールの形をしたお菓子というのは、ちょっとしんどい。

シャラポワはナイキやエビアン、ポルシェなどのブランドとスポンサー契約を結んでおり、現役を引退しても続いている会社もある。
引退後も契約続けられるというのは、やっぱり彼女の魅力や活動が認められているからだろう。

ロシアで生まれ、6歳でアメリカに渡り、10代の後半には世界一のプレイヤーになった。
生涯グランドスラムも成し遂げた。
たしか、出場できない期間にビジネススクールに通ったりしていた。
悪い言い方では、転んでもただでは起きないというタイプだ。

ぼくは現役時代のシャラポワのファンだった。
ラケットの進化で、ああいうプレイができるようになって、彼女は強くなったというのは長男の意見。
そういうこともあるかもしれない。
やはりクレバーな選手だったのだろう。
それでも、圧倒的なパワーで攻めるセレナにはなかなか勝てなかった。

どの程度ビジネスで成功しているのかは知らないが、テニスのコーチになるというような道は選んでいない。
新しいフィールドで挑戦している。

テニス選手時代に稼いだお金は358億円らしい。
それだけあれば、十分遊んで暮らせる額だと思う。
今の年収はわからないが、スタートアップ企業に投資もしている。

想像を絶する金持ちだが、それを自らマネージする力があるのだろう。

そのうち財団ができそうだ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
第九の録画
今年も恒例の「一万人の第九」は一般のコーラスは中止だ。
参加するなら、コーラスをしているところを録画して送ることになる。
昨日は第九仲間の近所の人と、カラオケボックスで録画してきた。

去年も録画投稿したのだが、カラオケボックスが一杯だったから事前に予約した。
去年は今年よりも感染者が多かったと思うが、それでも一杯だったから、今年はどうかなというところ。行ってみてやっぱり驚いた。
着いたときこそ少なかったが、それからどんどん増えて、店外のベンチまで人が並んでいた。

練習不足で、声が出ないとか、歌い始めがわからないとかいろいろ不備はあったが撮り終えた。
声が出ないのは、大きあ声を出す機会が減ったからだと思う。
マスクでおおかた2年過ごしているのだから、無理もない。
食堂に行けば黙食と書いてあるし。
そんな言葉は生まれてはじめて聞いた。

撮り終わった後、待ち時間にカラオケを歌ってみたが、これがひどかった。
いつも歌えるキーでは歌えない。
2つくらい下げないと声が出ないのだ。
これではあかん、と真剣に思った。

一昨年までは第九のレッスンに12回行っていたが、あれは良かったと思う。
お腹(骨盤底筋)に力を入れて、声を出す。
あの感覚がわからなくなった。
練習のコダマ先生が懐かしい。

クルマの中で鼻歌で歌っているときは、十分声が出ると思っていたが、やっぱり大きな声で歌うとなると違う。
だんだん声が出なくなる。
もちろん加齢もあるのだろう。
改めて、70歳を超えている小田和正がすごいと思った次第。

ボイストレーニングに行こうかな…。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
3年後、5年後
ジャズギターのYoutube動画を見ていたら、難しいスケールを基礎からやろう、というシリーズがあった。
もちろん、最初の部分はそんなに難しくないのだが、だんだんと難しくなる。
最後のステージまで行くと、ギター仙人のように自由に弾けるようになると言っていた。

一つのフレーズを弦を変えて弾く。
3つの弦で弾いたり、2つの弦で弾いたりする。
さらに、弾き始める指を変えて違う運指で弾く。
そういうことをいくつかのコードに対してやっていると、だんだんと合理的な運指ができるようになって、どこにどの音があるかわかるようになる。
それを続ければ、3年後、5年後には違う世界が見えるようになる。

若い頃にこういう練習方法があることを知っていたら、よかったのにと思う。
あの頃はこんな便利なものもなかったし、第一そこまで興味もなかった。
仕事が忙しかったし、そのうち練習したらいいと思っていたのだ。

今になってこんなやり方を知ると、やってみようと思う。
しかし、3年後、5年後と言われるとちょっとしんどい。
自分の3年後や5年後はどうなっているか、わからないからだ。

若い頃は人生の終わりなど全く考えなかった。
無限に時間があると思うのが人間。
でも、すべての人間には有限の時間しかない。
それはわかっているのだが、忘れている。

今から練習して、どこまで到達するのだろうか。

そんな気持ちがジャマをする今日このごろ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
ブラウン管
ブラウン管というとテレビの代名詞だった。
これも若い人たちにとっては、死語だろう。

会社勤めを始めた頃、振動騒音の実験でオシロスコープを使っていた。
オシロスコープは、テレビ以外でブラウン管を使う実験機器。
85年に設計に移って、それ以来お世話になっていないが、当時のオシロスコープはブラウン管だった。
とても長いブラウン管を使う必要があるらしく、パネル面に対して奥行きがやたら長かった。
オシロスコープに信号をつなぐと、信号を時間軸で見ることができる。
それで力を電気に変えて、波形をモニターしていた。
懐かしい。

カラーテレビのブラウン管を作る技術も日本は強かった。
ソニーのトリニトロンという技術は有名だ。

しかし、それが液晶に代わり、どんどん良くなって、最初こそシャープが調子良かったが、サムソンに抜かれて、今やテレビは輸入がメイン。
パナソニックは国内での生産をやめた。
賃金が安く、市場が大きな国で生産して売るというのが合理的なのだろう。
日本のメーカーでも、作っているのは海外だ。

もうテレビの代名詞として、「ブラウン管」という言葉が使われることはないだろう。
オシロスコープもデジタルになってしまったし…。

今の10代の人たちは、ブラウン管テレビを見たことがないと思う。
テレビと言えば、薄い液晶のパネル。
ボタンがやたら多いリモコンがついている。

そんな時代になってしまった。
ここでも、日本が世界のトップから凋落したというストーリー。

アナログのすり合わせ技術は高かったのだが、デジタルになって、優位性がなくなった。
そういう話はたくさんある。

2000年代以降、そんなことさえ遠い過去になってしまった感があるなあ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
イヌを飼うと若返る?
だいぶ前の研究結果だが、イヌを飼うと10歳近く若返るという。
特にメンタルヘルスの向上が目覚ましいという結果。

調査対象はスコットランドの地方で、79最以上の男女574名。
この中で特に精神的苦悩を受けていない人たち50人を調べると、みんなイヌを飼っていたという。

要は、社会的な関係があれば精神的に健康になれるということだと思う。
特に年を取ると頑固になりやすいから、文句を言わず(あっても話せない)、従順なイヌは話を聞いてくれるからいいのだろう。
もしイヌが言葉を話せたら、ペットにならないと大のイヌ好きが言っていた。

ネコにも飼うことによる効果はあるのだろうが、イヌほどのコミュニケーションができにくいのだろう。
ネコに人気があるのは、手がかからないということもある。
予防効果の程と「手がかかる」というのは比例関係にありそうな気がする。
手がかかるということは、世話を焼くということであり、それはコミュニケーションを伴うからだ。

イヌは散歩をさせないといけない、という運動効果もあるのだろう。
認知症の予防で唯一優位なものは運動だから、イヌと外に出て歩く、という効果は大きい。
時々チワワなどを抱っこして散歩させている高齢者を見かけるが、イヌには散歩にはならなくても、人間が運動できるのはいいことなのだ。

ペットができると、必然的に食事や排泄の仕事もできる。
人間、やることがなくなってしまうと、脳は働かずサボってしまうのだろう。
その結果、記憶が思い出せなくなったり、自分の名前も忘れてしまったりする。
それがどんどん進行してしまうと認知症になるのだと思う。
きっと器質的なものだけでなく、環境的なものもおおきいのだろう。

医学的には認知症になった人のうち、いくらかは結果的にアミロイドβがたまっているらしい。
でも、それがあるからと言って、認知症になるわけでもない。
若くして発病するものには、そういう原因もあるだろうが、日本のように超高齢化が進んで増えているのは、また別の要因もあるのだと思う。

結局孤独は脳に良くないのだ。
脳は共同生活するように作られている。

ぼくは、AIが発達して、無駄話ができるロボットができれば、だいぶ認知症が減るのではないかと思って期待している。

まだまだ難しいようだが…。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
カントリーマアム
原油高もあって、実質的な値上げが進んでいるとのこと。
実質的、というのは値段は変わらないが、知らぬ間に小さくなったり、個数が減ったり、少なくなったりする、というもの。

まあ、再エネ重視、脱炭素であれだけ化石燃料を目の敵にして、将来はなくすみたいな言われ方をされたら、原油も高くなるだろう。
産油国はCCS(CO2を地中に埋める)などの設備を作ったりしているらしい。
いろいろと設備投資もいるのだ。

そんな状態で、話題になったのが不二家のカントリーマアムというクッキーの実質的な値上げ。
値段は変わらないのだが、内容量を減らしている。

過去8年間にわたって調べると、クッキーの枚数が30枚から徐々に20枚に減っている。
2/3になったということだが、大袋の値段は据え置き。
値段が変わらなければ、ちょっとずつ減っても気が付かなかったりする。

「気づけば消費者目線にはなっていない量にまで激減してしまっています」と書いてある記事もあった。
どの線が消費者目線なのかはわからないが、8年間で30枚から20枚というのは気がつくだろう。

ただ、30枚のまま、値上げするほうがよかったのかと言われると難しい。
ここ20年ほど続いているデフレで、みんなが値上げに慣れてない。
不二家の立場とすれば、値上げするよりは量を減らそうということだったのだろう。
少子高齢化で、食べる方も年老いたのかもしれない。

ツイッター上では「カントリーマアム2040年問題」というのがあるらしい。
今のペースで内容量を減らしていったら、2040年にはなくなってしまうということだ。

ぼくも食べたことがあるが、カントリーマアムのファンはたくさんいるのだろう。
不二家としても悩ましいところだ。

さすがに、この冬はいろんなものが値上がりするだろうから、値上げに踏み切るかもしれない。
再エネを増やし、なおかつ停電をしないようにするには、バックアップ電源が必要であり、その分電気代が高くなる。
それでなくても、太陽光発電の補助でみんなの電気代は税金のように上がっている。
原発を止めているので、その分のコストも上がっている。

エネルギーコストは全ての製造に効くので、値上げの方向の圧力がかかる。
そういう状態が続いてきたが、ここに来て原油高だ。
値上げせざるを得ないものが増える。

困ったものだ。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
日本のデーターサイエンティスト
以前にメジャーリーグのアストロズの記事を書いた。
メジャーでは、野球もビッグデーターの時代になったということだ。

メジャーでは、スタッドキャストというグラウンド上の選手やボールの動きを解析するシステムができて、たくさんのデーターがとれるようになった。
そのデーターをデーターサイエンティストが解析して、この革命が起こった。
スポーツは世の中の事象と違って、結果が明確に出ているから、効果が出やすいのだろう。

今までは「ボールを転がす」方がヒットの確率は高くなると思われていた。
直感的に、転がすほうが相手がエラーする可能性も高そうな気もする。
内野安打もあるし、出塁率が上がるということもある。

しかし、スタッドキャストでとったデーターを解析すると、ボールを打ち上げたほうが安打の可能性も上がる、という結果が出た。
そう言われると、転がすよりも打ち上げたほうが球速も速いし、内野よりもヒットゾーンは広いからいいとも思える。

人間の直観はいい加減なものだと思う。
今まで何十年も信じられてきたことが、データーで覆る。
インフラとして、データー取得のシステムができることが重要だが、そういうものが高性能のカメラなどを使い、打球の角度や方向、スイングスピード、投げたボールの回転方向と回転数などの解析装置が開発されることで可能になった。

メジャーリーグは進んでいるのだ。
野球の解説にも、それらのデーターは使われているらしい。
日本の解説者とはエライ違いだ。

思い出すのは、第二次大戦中の特攻隊の攻撃をどう防ぐかというアメリカの対応。
亡くなった父がいつも言っていたが、カミカゼ特攻隊の成功率を下げたのはオペレーションズ・リサーチという数学的手法。
アメリカはどうやったら、カミカゼに当たりにくくなるか、迎撃できるかを数学的に考えたということだ。

2016年に出ている防衛大学のオペレーションズ・リサーチの文献から引用する。

オペレーションズ・リサーチと探索理論
ここで解説するのは,オペレーションズ・リサーチ(略して,OR)という学問分野の中の探索理論という研究テーマです.OR を世界に普及させた著書として,モースとキンボールが書いた『オペレーションズ・リサーチの方法』という有名な本があります.その中には,第二次世界大戦中に日本の特攻機による攻撃に悩んでいた米海軍の軍艦に向けて,アメリカの分析者が提案した対処法が載っています.高々 200 ケースばかりのデータではありますが,分析者たちはまず大型艦と小型艦で,回避運動をした・しなかったかで特攻機の軍艦に対する命中率の変化を調べ,「大型艦は回避運動をせよ.小型艦は回避運動をせずに特攻機を攻撃せよ」と提案し,現場で大きな効果を得ました.現代のわれわれからすると,このような分析はビジネス界をはじめどこでもやっていることだと思ってしまいます.ところが,このように客観的なデータを使い,合理的,科学的に考察し,問題の解決策を見つけるということは,当時コロンブスの卵だったのです.その証拠として,イギリスで誕生した ORは,戦時中,秘密裡に米国に譲り渡された軍事技術の一つだったことが挙げられます

日本人は勤勉だが、こういう考え方は不得意だ。

その証拠に、日本でもそういうシステムは導入されているようだが、積極的に活用して強くなったというハナシは聞かない。
ひょっとしたら、今年のオリックスやヤクルトなどは使っているのかもしれないが…。

導入はしても、解析するデーターサイエンティストが足りないのかもしれない。
大学では旧態依然とした学問が主流で、今から必要になるデーターサイエンティストなどの養成は後手後手になっている。

日本の精神風土も、それに輪をかける。

指導者が精神論に走り、古い権威を守ろうとして、新しい考えを許容できない。
老兵が去らずに居座るという弊害が起きる。
おそらく、今の日本の至るところで、そういうことが起こっているのだろう。

ぼくは実際に高校で教えている教師が、数学など要らないというのも見たことがある。
これらの差が、GAFAの強さを生んでいるのだろう。

ビッグボス新庄はデーターを使うことができるのだろうか…。






| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
SNSでの誹謗中傷
SNSという言葉を何気なく使っているが、これはほとんどアメリカのものばかり。
Facebook、Twitter、Instagramなどのサービスだ。
日本勢で頑張っているのはLINEのみ。
ただ、LINEはスマホがメインのプラットフォームであり、PCでは使いにくいのが実情。

比較的年寄りが多いのは、Facebook。
逆に若者の利用が多いのはInstagram。
いずれの会社も、はやりの機能をとりこんで、オールマイティを目指しているように見える。
ちょっと特異なのは、時間がたったら勝手に消えるというサービス。
インスタやフェイスブックが取り込んでいる。

中国のサービスではTiktok。
Tiktokは30秒の動画サービスだが、若い人たちが踊ったり歌ったり得意なことををやっている。

こないだ、SNSの誹謗中傷について、プレゼンしたという学生と話をしたが、そのSNSはてっきりTwitterだと思っていた。
話の途中で、その問題になっているSNSって何なん?と聞くとTicTokだという。
え、TicTokでどうやって誹謗中傷するの?と聞いたら、動画の下のコメント欄に悪口を書くのだという。

プレゼンのネタになったのはダンスの動画。
踊っている動画の下に、「へたくそ」とか悪口を書くということらしい。

TicTokでの誹謗中傷、というキーワードで検索すると、法律相談のページが出て、こんなのが書いてあった。

ーーーーーーーーーーーーーー
1ヶ月ほど前にある方のTiktokのコメントに「ガニ股下品」と書き込んでしまいました。
1ヶ月後の今日「顧問弁護士を通して発信者情報開示中です」と送られてきました。
相手は資産家のお金持ちの方で、時間もお金もあるから訴える、誹謗中傷の慰謝料の相場等10万〜50万です、と仰っていました。

ここで質問なのですが、「ガニ股下品」は誹謗中傷にあたるのでしょうか。
訴えられることは確実なので、届くであろう発信者情報開示を拒否するつもりははいのですが、どうしたら慰謝料を最小に抑える事ができますでしょうか。

実家暮らしなので家族にも迷惑をかけたくないです。
ーーーーーーーーーーーーーーー

こういうことが起こっているらしい。
ぼくはTicTokは見たことがないので、わからなかったが、比較的若い人たちがこういうことに巻き込まれているらしい。

これだけ読んでいると、「ガニ股下品」と書いたほうが悪いのか、動画をアップしたほうが悪いのかよくわからない。

プレゼンでは、誹謗中傷を書くと見ている方も気分が悪いからやめよう、ということを訴えたとのこと。
こういう世界を中学生や高校生から見ているのが今の時代。

いいことなのか、悪いことなのか…。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
イヌ派とネコ派
イヌ派とネコ派は性格や価値観、消費行動に大差があるという。
博報堂の研究員が記事を書いていた。
有料記事で、さわりの部分だけが無料で読める。

書いた研究員はイヌ派だがネコも好きだという。
でも、付き合うのならイヌ好きがいいらしい。
イヌ派とネコ派はそういうものなのだろう。

イヌもネコも好きだが、あなたははどちらか?というと「両方」という答えはないように思う。
どちらか、主体がある。

ぼくはイヌもネコも好きだが、どっちかと言われるとネコになる。
というか、Youtubeを見ていると、最近のペットは昔とは違うように思う。
ネコはイヌ化してきたようだ。
イヌとネコが仲良くしている動画や写真も多い。

ペットに対する人間の態度が変わってきたからではないか。
イヌでもネコでも、以前より「家族」という意識が高くなっている。
それがイヌやネコの行動を変えているのだと思う。

ぼくが小さいころは、イヌもネコも家族、という感じではなかった。
日本は貧しかったし、ペットフードやペットのおむつなどなかったし、線を引いて接していたと思う。
それが欧米の影響を受けて、変わってきたのだろう。

うちの祖母はネコを飼っていたが、昔のことで外に出ていったらそのまま、帰ってきたら餌をやる、という感じだった。
もちろん冷ご飯におかずのあまりをぶっかけた、いわゆる「ねこまんま」というやつ。
それを喜んでガツガツ食べていた。
時々、家を空けることがあったが、気にせず帰ってきたら餌をやる。
外で何をしているのか、わからない。
そういう微妙な距離感だった。

冬は文字通り、こたつの中で丸くなっていた。
ネコの方も、餌をくれる祖母には一目おくが、ぼくのような子供がかまっても、「うざい」という目で見られた。
こたつの中で丸くなって寝ている姿は今も覚えている。

ネコはツンデレがいいというが、最近のネコ動画を見ていると、昔より人間と仲良くするようになったと思う。
動画に出てくるネコは家から出ないからかもしれないが…。

しかし、ネコがイヌ化しても限度がある。
いつになっても、ネコ派とイヌ派はどこか根本的に違うのだろう。

この分類は面白い。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
専門家の役割
テレビに出てくるコロナの専門家たちのコメントを見ていると、言い方は悪いが、こんなの誰でもできると思う。

どこかの大学教授は「今週ぐらいから増加しないか懸念」と言っているし、元WHOの職員は「今月末から来月あたりに波が来る可能性がある」と言っている。
40万人死ぬと言った人もいたが、この人はそれが全く外れてもそのことは何も言わない。
普通なら、オオカミ少年とか言われて、もう相手にしないのだが、こういう人にはマスコミは寛容だ。

だいたい、なんの根拠も示さず、心配だというだけなら、単に経済を破壊して人々の自由を奪うホラ吹きだと思う。
まあ、そんな輩を出すマスコミが一番問題なのだが…。

感染の初期は仕方がない。
コロナウィルスは初めて経験するものだったし、中国の様子などの報道を見ると、最大限の注意をするのは仕方ない。
しかし、おおかた2年経って、ワクチンもできて、素人でも世界中のデーターがネットで手に入る時代、専門家というのはそれらのデーターから類推してこれからの状況を説明するのが当然だろう。

医学分野の専門家というのは、全くそんなことをしないのか、それともそういう人を選んでマスコミが出しているのか、本当にオカシイと思う。

そんな専門家の意見で政策が決定され、飲食店、観光業、ホテル、旅客業などが被害を受ける。
儲かるのは医師会や病院、製薬会社、一部の医者だけだ。
こんな利権をなんのデーターも示さず、許しておいていいのだろうか。

マスコミはコロナでまだ視聴率が稼げると思っているのだろう。
海外の様子など一切報道しない。
悪いニュースだけ選んで報道する。

やっていることは第二次大戦中の大本営発表と全く同じだ。
マスコミが選んだ人の意見だけを載せる。
それで何かあっても責任回避をする。

何度も同じようなことを書いているが、もう書かないと思っても、書かずにはいられない。

本当に情けないと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
定年の時期
ちょっと前にサントリーの社長が「45歳定年」という発言をして、ちょっと盛り上がっていた。
賛否両論でいろんな意見があるということだ。

ぼくは長い目で見て定年制は廃止されると思っている。
雇用の流動化を進めないと、日本は世界から置いていかれるばかり。

メンバーシップで、みんな仲良くやれていた時代は終わった。
もちろん、古き良き時代を懐かしむ気持ちはある。
ぼくもそういう世界で仕事をしてきたからだ。
今でも「同じ釜の飯を食った」人たちとつながっているし、それはいい思い出だが、これからの時代はそういうわけにはいかないだろう。

日本のデジタル化が進まないのは、アナログな仕事をしている人が仕事を変われないからだ。
民間では強制的に効率化を図ったりした。
「こういうやり方に変える」とトップダウンでやるということだ。
ぼくらもそういうことをやってきた。
そして、同じ仕事を少ない人数でできることはいいことだと思ってきた。

しかし、公的な部門では違う。
コロナで日本のアナログな仕事が表に出た。
保健所や厚労省などの仕事だ。
なんで今どきFAXや手書きで仕事をしてたのか、ということだ。
それは単に、今その仕事をしている人が切れないからだと思う。
人と仕事がひっついており、それが定年まで続くという時代錯誤な状態。
これが日本中の効率化を阻害しているのだと思う。

学校法人も似たようなものだ。
2004年に学校法人に転職した時、エラい人のパソコンのディスプレイがポストイットを貼るためのものになっていたのは、以前書いたとおり。
これが民間との違い。

役所の規制緩和も同じこと。
その規制にひっついて仕事をしている役人がいる限り、その規制はなくならない。
いくら政権がアドバルーンを上げても、一向に進まない。
アベノミクスの第三の矢は放たれずに終わった。

人と仕事がひっついている限り、この状態は変わらない。
そして、定年が遅いほど、この悪循環は続く。

だから、45歳定年というよりも、「いつでも定年」と言ってほしい。

それが若い人たちのやる気を出させるためにも、必要だと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
レをドにする?
昨日のギター教室で、キーがD(ニ長調)の曲をC(ハ長調)のコードで弾くには、どこにカポタストをつけたらいいか?という質問があった。

あ、それはレをドにしたらいいから、半音2つ分上げたらいいので、カポタストを2フレットにしたらいいですよ、と答えたら???の状態だった。
「レをドにする?意味わからん」というので、ハタと困った。
なるほど、レはドにはならない。
疑問は当然だ。

ギターを弾いている人は、だいたい始めるのが中学生か高校生くらいだったから、たいがい絶対音感など持っていない。
でも、長いこと弾いていると、相対音感は徐々についてくる。
基準がわかれば、音の高さはだいたいわかる、ということだ。
レをドにする、というのは絶対音のレを相対的にドになるように動かすということです、と説明をしなおした。
そうすると、なんとなく言いたいことはわかった、という感じ。
実際に2フレットにカポタストをして、Cで弾くと、カポなしのDと同じだという事実は理解してもらったが、ちゃんと腑に落ちる説明をするのは難しい。

カポタストというのは超便利な道具で、簡単に移調ができる。
キーが低くて歌えないというときでも、高すぎて歌えないというときでも、カポタストがあれば大丈夫。
これを適当な位置につけて、声が出るところで歌えばいい。
その位置で、同じコードを弾いたらいいだけだ。

そのことを説明するのに、レをドにする、という言い方をしたのだが、何年かギターをやっている人には通じるかもしれないが、初心者には難しい。

指板上でレの位置がカポタストをつけて、ドになるようにすれば、キーCで弾くのと同じ弾き方でキーがDにできるということだ。

次回までにわかりやすい図を作って持っていこうと思うが、思案中。

理屈ではレをドにはできないから、疑問は当然なのだが、どういう言い方をすればいいのか…。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
おジャ魔女どれみ
そんなに熱心に見ていたわけではない。
まだ子供がアニメ世代の頃にやっていた番組。
それも少女アニメだ。

「おジャ魔女どれみ」というアニメ。
なんとなく、覚えている。
1999年に始まったらしい。
妙に印象に残る絵とキャラクターだった。

ぼくは最初のシリーズしか見なかったが(それも飛び飛びで)、第6シリーズまで作られたらしい。
やっぱり人気があったんだろう。
Wikipediaの解説を見ると、人気の原因の一つは「どれみ」で表される音楽用語がいろいろと出てきたから、ということらしい。
そういえば、そうだったかもしれない。

ぼくが見た第1シリーズは友情がテーマだったとのこと。
あらすじを見て、ちょっと思い出した。
友だちを助けるために、魔女を捨てる、というのが最終回だったように思う。
感動的だった(ように思う)。

なにより、テーマソングがよかった。
アップテンポでポップな曲調で、ところどころでブルースの感じを出していて、口ずさめる歌。
半音で上がっていくオブリガードもモダンだった。

ということで調べていたら、2020年に20周年の映画が作られていた。
「魔女見習いを探して」という題名。

なんとなく見たくなった。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
人間関係の262
自己肯定感を高める習慣というのがあるらしい。
記事の中に、「262の法則」という言葉があった。
この「262」というのは、二百六十二のことではない。
おそらく、2・6・2と分けて読むのだろう。

全部で15のルールがあるのだが、その2番めに出てくる。
引用すると、

2. 損得の人づきあいは逆効果。「262の法則」に学ぶ出会いのルール
どんなに人間関係に気を配っても、自分に攻撃的な態度を取ってくる人はゼロにはなりません。それは、人間関係が「262の法則」でできているからです。これは、人生で出会う人の2割は「自分の味方」で、6割は「どうでもいい人」、残る2割は「批判的な態度の人」で構成されているという法則。

ということだ。

人間関係が「262の法則」でできている、と言い切るのもすごいと思うが、当たらずとも遠からずだと思う。
自分の味方が2割、どうでもいい人が6割、残りの2割は批判的な態度の人、という分類。
この分け方は大学で仕事をしているときにも聞いた。

どんな学校でも、2割は優秀な学生、2割はだめな学生、6割はどっちつかずという感じ。
ぼくはキャリアの仕事をしていたが、その視点で言うと2割は自活できる学生、2割はどう頑張ってもリーチできない学生、6割はその中間といったことになる。

学生課でいうと、2割は学校に積極的にコミットしてくれる学生で、2割は全くコミットしない学生、6割はその間ということだ。

ぼくらが力を入れないといけないのは、6の部分。
上の2割はある程度放っておいても自分でできるし、わからなかったら聞きに来ることができる。
下の2割はどうやってもぼくらの声は届かない。
残りの6割をターゲットにして、そこをどう動かすかで仕事の成果が決まる、ということだ。

仕事をしていると、どうしても、下の2割の方に視点が行きがちなのだが、そこに関わっていると何をやっても無駄ということになる。
だから、中間層を動かさないといけない。
中間層のレベルを引き上げると、下の2割もついてくると言われている。

実際、下の2割の学生は大人を信用していない。
でも友人のいうことなら聞く。
だから、中間層に働きかけるのが重要、ということになる。

この記事の場合は、どうせ2割は批判的な態度を取る人だから気にせず、損得を考えず付き合いを広げていこう、ということらしい。

この262の法則は集団を整理する時に、なかなか便利。
だいたい、2割はポジティブ、2割はネガティブ、残りの6割は中間ということだ。
そう言われると、そんなもののように思う。

ギターを弾いている人でいえば、2割は真剣に上手くなりたいと思っている層、2割は超初心者、残りの6割が一応弾ける、という人だ、と言い切ってしまえば、そうでないとも言えない。
だから、ボリュームゾーンは一応は弾けるけど…、というところになる、とか言える。

マーケティグなど、知ったかぶりしてうまいこと言えそうだ。
まんざら嘘にもならないだろう。

覚えておいて損はない。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
家族の写真
いよいよ実家を売却することになって、先週末に弟と実家のものを見に行った。
もう実家を出ていってから40年くらい経つから、ぼくらのものはほとんどない。

押し入れの奥の方から写真が入った木箱とアルバムが出てきた。
子供が小さい頃の写真を撮るのは何処も同じだ。
ぼくや弟が小さい頃の写真もたくさんあった。

まだ元気な100歳のおじさんの写真も出てきた。
父母の結婚式の写真や父のマンドリンクラブの写真、会社の登山クラブ?の写真などもあった。
どうしようかと思ったが、もうこれらの写真を見て懐かしむ人もいない。
ちょっとだけ残して、母のホームに持っていって見せることにした。

当時の写真だから、当然モノクロ。
プリントサイズもぼくらにとって当たり前のサイズではなく、名刺くらいの小さいサイズだった。
それが普通にみんなに配る写真のサイズだったのだろう。
1950年から60年くらいのことだ。

ぼくが小学校1年の時に亡くなった祖父の葬式の写真があった。
それも、写真屋さんが取ってくれた写真。
ちゃんと厚手の紙に挟んで大きく引き伸ばしてくれている。
当時は葬式の日に、写真館の人が来て記念の写真を撮るという風習があったのだろう。
これには驚いた。

もう六十数年前の写真もたくさんあった。
南方で戦死した父方の祖父の葬儀の写真も出てきた。
セレベス島というところで行われた、兵隊さんがたくさん写っている写真。
写真の裏に鉛筆で葬儀の風景と書いてなかったら、そうとはわからなかった。

家族の歴史の記録でもある。
でも、そんな歴史を思い出して語れる人もいなくなったら、もう残しておいても仕方ないだろう。
きっと日本中でそういう写真がどんどんなくなっていっている。

昭和はどんどん遠くなる。
それは事実だから、仕方ないのだ。

でも、平成・令和になって、世の中の写真がデジタルになり、飛躍的に増えて、それらの多くはクラウド上にある。
だから、平成や令和は遠くならないだろうか…。

世の中は確かに変わった。
今の若い人たちが年寄りになる頃、どう思うのか、興味はある。

それを知ることはできないだろうけれど。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
イギリスはすごい
イギリスはロンドンマラソンやサッカーの試合、ウィンブルドンなどを見ても、普通に生活しているように見える。
公共交通機関以外ではマスクはしていないようだ。
義務付けられている公共交通機関でもマスクをしない人も多いという。
自己判断を尊重しているということか。

そのイギリスも感染初期はロックダウンなどの法的措置を行っていた。
もちろん、感染の規模も日本とは桁違いに多かった。

イギリスのロックダウンは勝手に外に出たら罰金という厳しいもの。
日本の緊急事態宣言どころではない。
そのせいで経済は大幅に落ち込んだ。

しかし、7月以降は完全に日常が復活しているらしい。
イギリスの復活の記事や、マスクをつけないことに関する記事など、ネット上には出ている。
残念ながら、ネット以外のマスコミはまだまだコロナは怖いということにしたいようだが…。

記事にはこんな文章が出ている。

「コロナ対策のあり方と社会の優先順位が日本とほぼ真逆」

「国民に対して1日10万人まで新規感染者が増加する可能性もあるというワーストケースのシミュレーションも提示し、それでも医療崩壊には繋がらないからと行動規制緩和に踏み切った判断は、今では周囲に聞いても多くの人が支持しています。」

「日本国民の年齢の中央値は49歳に迫っており、投票率の高さもありシニア世代の声ばかりが政治において重要視され、子育て世代や子供たちが最も大きな我慢を強いられる期間が長くなっています。
将来の社会を形成する子供たちが育つ環境が全く顧みられていないことは、やはり歪に見えます。
デルタ株が拡大する前は被害をほかの地域よりも抑えたことによるワクチン接種や経済再開への道筋整備の遅れと、日本をはじめとするアジアでの年長者を優先するカルチャーが、コロナ禍においてネガティブに作用して、子供たちに健全な発育環境が2年近くにわたって用意されてこなかったことは、アジア全域の社会において長期的に大きな影となるでしょう。」

「未来の担い手である子供に健全な経験を積ませることを最優先にしていることも、世界で最初に民主主義という制度を確立させたという歴史に裏打ちされた自負を感じます。」

「日本では権威のある存在が言うことに耳を傾ける人が多いが、全ての事象には例外があり、それぞれに存在理由があるものだ。皆が同じ意見を持つ社会を想像してみてほしい。なんとのっぺらぼうであることか。歴史を見ても多様性を無視した社会は危険でさえある。」

「イギリスでは検査環境が整っており、症状があれば素直に簡易キットで検査し、陽性であれば自主隔離する姿勢が徹底している。特に飲食産業に関わっている人たちは症状のあるなしにかかわらずほぼ毎日簡易検査をして職場に迷惑がかからないよう努力している。ゆえに多くのデータがそろっていると見てよく、政府発表の感染者数の数字を安易に国別に比較するのは無理がある。イギリスでは国全体の感染対策が、冒頭でも述べたようにウィズコロナ的な共存方向へ向かっていると見ていい。その上で、多くのイギリス人はマスクをしない生活を続けている。」

使い切れない予算など、検査用の簡易キットを作ることに突っ込んだらいいのだ。

こんなに感染が少ないのに、なんで経済や自由を犠牲にしているのだろう。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
ビッグボス新庄
日本ハムファイターズの新監督は新庄になった。

阪神からメジャーリーグに行って、帰ってきて日本ハムで現役引退。
それからはいろいろとやっていたようだが、バリ島に移住したりして野球は離れていた。
どこかの番組で、自身のお金を任せていて、大金がなくなったという話も聞いた。

その彼がもう一度野球選手に戻るということで、トライアウトを受けたらしい。
残念ながら48歳では無理だったようだが、そこから日本ハムの次期監督につながったということだ。

彼は派手なパフォーマンスで見せるタイプの選手だった。
でも、話を聞いていると、それは計算でやっているようにも見えた。

しかし、長いこと野球から離れていて大丈夫かと思う。
バリ島に移住していたくらいだから、ほとんどその間は日本球界のことなどわからなかったのではないか。
あの派手さは魅力だし、客も呼べるだろうが、監督としての仕事はまた別だと思う。
コーチングスタッフはどうするんだろう。

でも、イチローの影に隠れていたとはいえ、メジャーでも少しは活躍したし、現役のときから野球センスは高かったと思う。
それでも、選手がついてくるかどうかが問題だ。

ビッグボス、と呼んでくれと言っていた。
今までの監督のイメージではないのだろう。
新しい監督像、という感じだ。

北海道に行って、ここ数年低迷している日本ハム。
大きなカンフル剤になるだろうが、成績がついてくるかどうか…。

彼も言っていたが、プロの選手は潜在力はみんな似たようなもの。
上がどう才能を見出して、上手に使うかという部分も大きいのだと思う。
果たしてそういうことができるのか。

今年はロッテ、オリックスというずっと下位だったチームも活躍したし、来年のパ・リーグは楽しみだ。
ビッグボス新庄がどれだけ日本ハムを強くできるか。

プロ野球の人気を上げることにつながるかもしれない。

期待はするけど…。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
テレキャスターの味
ポールリードスミスのセミアコのギターを買ってからは、それをずっと弾いていた。
でも、思い立って、昨日またテレキャスターを弾いた。
値段はテレキャスターの方が高い。

エレキギターは木の材質とか、ピックアップの種類とか、いろんな要素があるのだが、やっぱり1台1台音が違う。
テレキャスターはやっぱり歯切れのいいシャリっとした音が出る。

弓木絵理乃のカッティングの最初の16小節ほどをコピーしたくて、練習をしている。
その練習にはテレキャスターの方がよさそうだと思ったのだ。

久しぶりに持ち替えてみて、改めて違いがわかった。
ぼくが持っているアメリカンスタンダードのテレキャスターは、ポールリードスミスよりもネックが太くて、幅が狭い。
特にネックの幅が狭いから、指が密になって、結果的に音を出さない弦のミュートがしやすいのだ。

それだけではなく、セミアコとは違って、ボディに空洞がないから、余計な音も出にくいように思う。
エレキギターにも、向き不向きがある。
アコギのように、ボディーが鳴っているという感じは少ないから、そんなに差はないと思っていたが、逆だった。

アコギはどんなモデルでもある程度の音量が出る。
音が大きい、小さいはあるが、音質の差はわかりにくかったりする。
でも、エレキギターは生音は小さいが、ピックアップで増幅して音質の差は大きくなるのだろう。

というわけで、しばらくはテレキャスターに戻して練習することにする。

ぼくのテレキャスターはボリュームボタンをプッシュすると、ピックアップの接続が変わり、音質が変わるようになっているのだが、気が付いたらその音が変わらなくなっている。
いつかは修理をしないといけないとは思っているのだが、実際あまり使わないのだ。

弓木絵理乃のコピーができて弾けるようになってから、修理に持っていくことにする。

ボディのいろんなところに傷もあるし、ネックの指板も一部は使いすぎて削れていたりするが、もうこのギターも15年以上経つ。
なんだか味が出てきた。

ぼくが有名なギタリストなら、いろんなダメージも値打ちになるのだろうが、それは無理。
傷はたんなる傷だ。

それでも、長いこと弾いてきた歴史はある。
持っているエレキギターの中で一番高いのだが、一番傷も多い。

傷は弾いてきた歴史だと思う。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
ヘッドフォン女子
いつも赤いワイヤレスのヘッドフォンを首からかけていた学生がいた。
あまり人付き合いは得意ではなく、接客系はしんどいという感じ。
音楽が好きで、洋楽、J-Pop、K-Pop何でも聞くという。

その学生が、内定後久しぶりに来て、挨拶してくれた。
見たところ、マスクで髪は銀色に染まっていたので、わからなかった。
名前を名乗って、初めて思い出した。

彼女は営業はやめて、事務職か工場内の仕事を狙っていた。
なかなかそういうのが新卒の募集では少ない。
あまり行きたくないとは思うものの、わりと大きな会社をいくつか受けて落ちていた。

ある日、行きたい会社ができた、といい顔をして相談に来た。
なんでも、化学品のメーカーだが、説明会に行ったら16時45分になったから、窓の外を見てくださいと言われて、見に行ったら社員がみんな帰るところだった。
これはホントや、と思って絶対に行きたいと思ったという。
もちろんそのメーカーを想定して、模擬面接をして、内定をもらった。
最後の面接では4人ほどいたらしいが、見事1人に残ったのだ。

従業員数が50名の小規模の会社だが、大学と共同研究をやったり、One and Onlyという感じの材料を作っているという感じの会社。
面接の時に人事から「年配の女性が多いので、いじめられるかもしれないが大丈夫?」と言われたとのこと。
若い女子は久しぶりに採ったのだろう。

内定式の後でもそういう話があった、という。
そんな話をして、ちょっと不安そうになっていた。
その時は、そんなの大丈夫、と言っておいたが、後でメールを出して、挨拶とメモをとることを伝えておいた。
人事担当者がそんなことを言うくらいだから、きっと面倒見てくれると思う。

入ってどうなるかはわからない。
就職は運と縁のものだから、難しい。

でも、うまくやってくれそうな気もする。
せっかく見つけた会社だからなあ。

いい出会いでありますように…。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
つながらない権利
リモートワークが広がって、時間外のメールが問題になりつつある。
もともとメールは時間を気にせず出せるものだったが、リモートを通じて、送り手や受け手の意識が変わってきたのだろう。
電話と変わらないような感じにもなってきた。

「就業時間外のつながらない権利」、という新しいメールの概念だ。
要は家で仕事をするのが当たり前になると、会社を離れたからといってメールに返事をしない、ということが言いにくくなっているのだろう。

もともと、メールチェックを家でしていた人にとっては何も変わらない。
しかし、会社のメールシステムに家からアクセスするのは個人の自由だが、リモートワークになるとそれが前提になって、言い訳がしにくくなる。
気にしなければいいのだろうが、オンとオフの切り替えがしにくいリモート環境では問題になる。
これも日本の忖度文化がジャマしているのかもしれない。
もちろん、時間外でも返事しろという無茶な上司も相当数いるらしい。

すでにフランスでは2017年に労働法で「つながらない権利」を行使するための条件を労使交渉で取り決めること、という条項が決まったらしいし、イタリアやイギリス、カナダなどでも同様の動きがあるという。
ドイツでは法制化はしていないが、多国籍企業が個別に協約を作ったりしている。
欧米のように、個人主義が強い国々では、そんなに問題にならないと思うのだが、そうでもないということか。
リモートワーク以前から、そういう動きがあったのだから、深刻なのかもしれない。

日本では厚労省が今年3月にガイドラインで下記2項目の注意喚起をしている。
−−−−−−−
<メール送付の抑制等>
テレワークにおいて長時間労働が生じる要因として、時間外等に業務に関する指示や報告がメール等によって行われることが挙げられる。このため、役職者、上司、同僚、部下等から時間外等にメールを送付することの自粛を命ずること等が有効である。メールのみならず電話等での方法によるものも含め、時間外等における業務の指示や報告の在り方について、業務上の必要性、指示や報告が行われた場合の労働者の対応の要否等について、各事業場の実情に応じ、使用者がルールを設けることも考えられる。

<労務管理上の留意点>
テレワークを実施している者に対し、時間外、休日又は所定外深夜のメール等に対応しなかったことを理由として不利益な人事評価を行うことは適切な人事評価とはいえない。
−−−−−−−
厚労省自体がそういうことをやりまくっているようだから、あまり期待はできない。

巷ではリモートハラスメントという言葉もできている。
何でもハラスメントだ。
パワハラの一種がリモハラとのこと。

よほど上が悪いのか、下が何も言わないのかわからないが、なんだか住みにくい世の中だ。
俗に言う、風通しの悪い会社が多いのだろう。

古いと思われるだろうが、そんなこと、ハラスメントになる前に、何とかできないのだろうか…。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
歳時記
今週の「おしゃべりな古典教室」は秋の歳時記。
好きな季語などを取り上げていた。

ぼくは小学校2年から4年まで習字を習っていて、その先生が俳句もやっていたので、小筆で書いた記憶はあるが、歳時記は見たこともない。
でも、解説を聞いてたら面白そうだ。

歳時記では秋全体を表す季語、そして初秋、中秋、晩秋の3つの秋それぞれの季語が出ている。
秋という季節は何となくもの悲しい季節。
あまり明るいイメージはない。

番組でも、秋のイメージはやはり夕暮れや夜という感じ。
始まり、というよりは終わりのイメージだ。

「秋の暮」は秋全体を表す季語、「暮の秋」は晩秋の季語になる。
秋といっても種類は多い。

最近、秋が過ぎるのが早くなった。
気温でいうと、夏が暑くなって、晩夏が長い。
でも、12月前になると急に寒くなる。

ちょうど今頃が秋だと思う。
過ごしやすい季節。
でも、今年は冬が早いような気がする。

仕事の帰りは夕方の6時だが、もう真っ暗になった。
日が短い。
そうなると、もう冬という気分になる。
晩秋は短いのだ。
まだ11月になったところだが…。

今年も残すところあと2ヶ月。
どんどん月日が経つのが早くなる。

光陰矢の如しということわざの意味がようやくわかる年頃になった。
人生でいうと、もう冬の初め。

過ぎ去った季節を思い出す。
そういう年頃になった。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
抹茶と終戦
母の実家では終戦のその日に抹茶をたてた。
母は3人姉妹の真ん中で、その日のことはもう覚えていない。
一番下の叔母さんから聞いた話だ。

叔母さんは当時尋常小学校だったはず。
終戦の日も学校はあった。
その時はまだ今の神戸駅の近辺に住んでいたらしい。

学校から帰ってくると、両親が抹茶をたてて頂いていたという。
母はもう旧制中学だったら、叔母さんが帰ってきたときには、まだ学校から帰っていなかったのかもしれない。

当時、叔母さんはなぜ抹茶をたてているのか?と聞いたら、戦争が終わったんや、と言われたという。
神戸だったから、戦時中は灯火管制もあっただろうし、モンペ姿でいたのだろう。
それらがもうなくなる、などと思ったのだろうか。

叔母さんに、なんで終戦の日に抹茶を立てたと思うかと聞くと、終戦という変わり目やから、そういう重要な出来事があった日は抹茶をたててた、という返事だった。

うちでは、抹茶をたてることなどなかったが、母に聞いたら、自分はお茶は習っていたという。
そんなことは全く知らなかった。

抹茶をたてさせたのは、ぼくが小学校1年の時に亡くなった母方の祖父。
設計事務所をやっていて、司法書士も持っていたらしい。
5歳の時まで祖父の家の敷地内に住んでいたから、ぼくは祖父には可愛がってもらったと思う。

残念ながらぼくが生まれてからは、祖父の家で抹茶など飲んだ覚えはない。
幼稚園児に飲ませるようなものではなかったのだろう。

どんな思いで祖父や祖母が抹茶をたてたのか、聞いてみたかった。

もうそれには手遅れだが…。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
フェンダーの戦略
アメリカではフェンダーのギターが売れているらしい。
2021年には35%の売上増を見込んでいるとのこと。

フェンダーの調査によると、ギターを新たに始めたアメリカ人は過去2年で1600万人。
これはすごい数だ。
新型コロナウィルスの影響で始めた人がそのうちの62%いて、ステイホームで家で練習したという人も77%になったとのこと。

以前にも書いたが、初心者の90%が1年目に諦めるのがギターでもある。
その対策のために、フェンダーが始めたのがオンラインのギター講座。
今回の調査結果では、初心者の58%がスキルアップのためにTikTokを視聴し、48%がオンライン・コンテンツを利用するという。

ぼくも、コロナになって、Youtubeのギター講師の動画でだいぶ勉強した。
初心者のアコギ向けのものから、中級、上級者向けのものまでたくさんある。
ぼくが見ている人はざっと16人ほど。
とっかえひっかえ、内容ごとに見ている。

今の若い人たちは、こういうのがあれば本当にうまくなると思う。
それ以外にも。練習用のバッキングトラックも本当にたくさんあるので、いくらでも練習できる。
本気でやろうと思えば、ギター講師のチャンネルでオンラインの教室などもあり、毎月数千円で受講もできる。
ぼくも弓木英梨乃がやってくれれば、リズムギターを習いたいくらい(不純な動機もある)。

アメリカでも、動画をきっかけにギターを始める人が増えて、その人が演奏した動画をまた別の人が見て、フェンダーの狙いが当たったということになる。
楽器というのは、実際やってみると想像以上に難しい。
そのハードルをどうやって超えるか、の解答がオンライン講座やYoutubeだった、ということだろう。

「コロナ禍」は悪いことばかりではない。
ネットの可能性、特にYoutubeの教育コンテンツとしての可能性を気づかせてくれた。
実際、利用者として本当に役に立ったのだ。

そう思えば思うほど、インフラとしてのGoogleの役割は重要だ。
いつまでもGoogleに依存していていいのか、という気もする。

いったい、どうやって運営しているのか、想像がつかないだけに、心配になるなあ。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:26 | comments(0) | trackbacks(0) |