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2012.10.24 Wednesday
死後の世界
死後の世界はどうなっているか。
そもそも、そんなものがあるのか。 これには諸説あるらしい。 ぼくが信じているのは、昔言われていたもの。 死ぬと閻魔大王がいて、審査をし、よければ天国、悪ければ地獄に行く、というもの。 信じている、というか、小さい頃にそう聞いた。 それ以降、まともにそういうことを聞いたことがない。 だから、死後の世界をイメージすると、閻魔大王が出てくる。(落語に「地獄八景亡者の戯れ」という演題があって、それから来ている感じもする。) キリスト教やイスラム教ではどうなっているのだろう。 よくわからない。 キリスト教では、きっとイエスの元に行くのではないか。 イスラム教は全くわからない。 元々、仏教は輪廻の思想というのがある。 来世では生まれ変わって…というやつだ。 ヒンズー教もそうなのかもしれない。 それはどうも、信用できない。 池田晶子は死後の世界はない、と言いきった。 そもそも、死がないという。 人間は生きているから、考えることができる。 死はあるかもしれないが、死ぬと何も考えることができないので、そんなものは存在しない(という事だったと思う)。 これはこれで真実かもしれないが、ちょっと難しい。 やっぱり死をカウントしないと、人生は面白くない。 人生を面白くするのは、死があるからだ。 死ぬまで生きること、それが人生。 当たり前のことだが、死があるからこそ、生がある。 生に意味を与えるのは死だろう。 ずーーーーっと生きていられるのなら、生に意味を見いだせるだろうか。 もし、ずっと生きていられるなら、何をやっても、やり直しがきく。 失敗しても、次は成功すればいい。 成功するまでやる。 そんな風に考えることができるようになる。 それは面白くないだろう。 人生は一回きり、という制約が人生を面白くも、悲惨にもするのだと思う。 |
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