考えたこと2

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サービスのスマホ化
サービスのスマホ化が進んでいる。
今やサービスはパソコンの時代ではなく、スマホのアプリの時代だ。
大きな会社は自社のアプリを作り、そこでターゲティングした広告を流したり、電子決済を進めたりしている。
顧客を囲い込むのには良い手段なんだろう。

やれ、イオンのアプリだ、ユニクロのアプリだ、無印良品のアプリだなどと言われる。
入れば特典があるのはわかっているのだが、そんなにアプリを増やしたくない。
銀行や証券会社のアプリもあるが、どうも使う気がしない。
フェイスブックやツイッターなどのSNSも、パソコンの方が使いやすい。
でも、若者に人気のインスタグラムはパソコンのブラウザでは使いにくい。
どんどんスマホネィティブになっていく。

スマホネイティブの若い人たちはそれでいいかもしれない。
でもぼくはスマホネィティブではないから、何でもスマホということには違和感がある。
だいいち、画面が小さくて見にくいし、キーボードも使えない。

こんな風にして、だんだんと世の中から遅れていくんだろう。
古い年寄にはなりたくないが、スマホの操作は面倒くさい。

今でこそ、混んでいるスーパーのレジで並んでいて、前の年寄が現金決済で財布からチンタラお金を出しているとイライラするのだが、自分もそう思われる日が来るのだ。
母がまだ認知症になる前、そんな話をしていたことを思い出す。
だから自分は混んでいる時間には行かない、と言っていた。

銀行の二段階認証用に、認証用の数字を発生させる機器をもらっているが、これも次はどうなるのかわからない。
有料になるか、それとも無料のスマホアプリを使えということも考えられる。
いつまでもパソコンの時代ではないぞ、ということだ。

まあ、その頃にはアンドロイドアプリをパソコン上で動かすことができるようになっているだろう。
今でもChrome Bookならアンドロイドのアプリを動かすことができるからなあ。

まだかろうじて世の中のお荷物になっていないと思うが、いつかは自分もお荷物になると思うと嫌になる。

できればそうなる前にこの世とオサラバしたいものだ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
バンド練習日
今日はバンドの練習日だった。
午前中仕事をして、昼からベースを持って三宮のスタジオに行く。

今回はベースの練習をあんまりやってなかったので、新しい曲はできたが、前回やった曲を忘れている。
毎日弾かないと、なかなかうまくならないのは当然。
普段はギターを弾いているので、バンドの時だけベースというのがつらいところ。
でも、ベースはベースで面白い。

今回はキーボードも1曲だけ入って、いい感じだった。
Desperadoというイーグルスの曲。
スタジオに据え付けているローランドのキーボ=ド。
トランスポーズができるから、キーを合わせるのは簡単だ。

だいたい月に1回くらいのペースでやっているが、ちょうどいい感じだ。
コロナ禍も収まってきたし、もう普通にできそうになってきた。

みんなで音楽をする、というのは本当に楽しい。

また課題曲ができて、練習しよう。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 01:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
安倍氏の残したもの?
gendai.ismediaというサイトに島田という作家が書いていた。

「殺された安倍元首相は顕彰すべき功績などほとんどなく、無駄に最長在任記録を作っただけで、その間に民主主義と経済を破壊した。GDPや民間の所得、年金は下落し、倒産、自己破産は増加、数々の疑惑に対し、国会で虚偽答弁を重ね、公文書の改竄、破棄を促し、公金を濫用し、バラマキ外交に終始し、ロシアとの領土交渉に失敗し、ポンコツ戦闘機の爆買い等、米政府のATMとして奉仕し、改憲と軍備増強を訴え、レイプ事件のもみ消しを図るなどの悪行の方が目立つ。」

安倍元首相の嫌いな人たちには、こう見えているのかと思う。

それでは安倍元首相の前の民主党政権は、そんなに立派だったのだろうか。
いったい、世の中の為政者で島田に指摘されることが全く無いような人がいるのだろうか。

ぼくは、「顕彰すべき功績などほとんどない」とは思わない。
良いこともしたし、あまり効果が出なかったこともあったし、悪いこともした。

もう何度か書いたが、それでも、暗殺された元首相に対して、今書くべきことなのだろうか。
ぼくは菅直人元首相は、自分の政権を延命させるためなら、どんなことでもやった卑劣なやつだと思っているが、もしも彼が暗殺されても、そんなことは言わないだろう。
もともと雲の上の人でもあるし、もしぼくが何か言っても、永遠に言い返すこともできないからだ(もちろん、ぼくなどは歯牙にもかけない)。

まあ、でも安倍氏を嫌いな人たちには、そう思えているのだから仕方がない。
ある意味、それをビジネスにしているのだろう。

こんな記事を見なければよかったと思う。
でも、見たら書かずにはいられない。

あの人達は、安倍元首相がなんで選挙に勝ち続けたのか、わからないのだろうか。
リベラルの人たちが信奉していると思われる、民主主義的な選挙でだ。
自分たち以外はみんなバカだと思っているのだろうか。
それをまた担ぐマスコミもマスコミだと思う。

しかし、これだけ敵を作って、よく頑張ったなあと本当に感心した。

その功績は、海外の首脳陣からの弔慰で報われているのだと思う。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
お世話になりました
今日は今年に入って20回面談をした学生が、最終決定を相談に来てくれた。
同業種で2社内定を取って、どちらにも正直に迷っている、と伝えている。
ちゃんと両方の会社の若い人とも面談を申し入れて、人事に快諾してもらった。

どちらの会社の内定者懇親会にも出て、それも確認した。
いろいろと情報を収集して、その上でもう内心は決まっていた感じだ。

自分は夏休みまでに決める、ということが目標だった。
公約通り、頑張った。

最後の決め手は同業他社だけあって、仕事内容というよりは給料面。
もちろん働きにもよるのだろうが、3年で50万の差がつくという。
心情的には最初に内定をもらった会社に行くのかな、と思っていたが、その話を聞いて心が動いたということだった。

ぼくでもそうすると思う、と伝えた。
だいたい、そういう相談は本人の中に答えがある。
その背中を押してほしいのだ。

そういう時は表を作る作業をする。
会社概要の比較だ。
給料、研修制度、福利厚生、平均残業時間、休日数、仕事内容など。
外面的な比較をして、その上で本人の話を聞く。

明らかにどちらかは止めたほうが良い、という場合以外は本人の話を聞くことが仕事。
相談業務というのは、結局その人の中にある答えを見つける手伝いをする仕事なのだろう。

夏休みは旅行をして、秋学期は卒論のゼミだけだ。
後輩のために、ということで、受験記録の用紙を渡して、決定先の書類を渡す。

もう来ることもないだろう。

「お世話になりました」と言って帰っていった。

これからどんな人生が待っているのだろう…。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
インボイス?
消費税関連でインボイスが話題になっている。
このインボイスというのは、適格請求書という書類のことで、これをもとに取引先が税額控除を受けられるという仕組み。
消費税を導入している国では当たり前のものだ。

でも、課税売上高が1000万円以下の業者は。消費税を取っても、収めずに済んでいたのが事実。
ぶっちゃけた話、消費税はもらうけど、それは収めなくていいという不公平な制度ともいえる。

だから、旧民主党はマニフェストに「インボイス制度を早急に導入することにより、消費者の負担した消費税が適正に国庫に納税されるようにします」と書いていた。

サラリーマンは消費税を払うだけで、益税の恩恵は受けない。
どう考えても不公平だと思うのだが、旧民主党である立憲民主党や国民民主党、共産党はインボイスの導入に反対している。
なぜ反対するのか、意味不明だ。

もともと消費税を8%にしたときに、諸外国でやっているインボイスの導入を検討したはずだが、日本の零細業者などには難しいとして延期した経緯がある。
でも、それから4年経って導入することになったというのが今回。
4年前からわかっていたことなのだ。

ツイッター上で、共産党の政治活動をしている人がこんなことを言っている。

「インボイスの登録を行うと、その人の本名・住所などの個人情報が国税庁サイトに公開されます。
国税庁はすでに、会計ソフト会社がこの情報を使ったシステムを開発中である事を明言していますs。
インボイス制度を中止しなければ、漫画家や俳優など事業主の生活と個人情報を守られません。」

それに対して、元サラリーマンの実業家がこうレスしている。

「何故「サラリーマンの個人情報はどうでも良く、漫画家や俳優の個人情報は守られるべき」なのでしょうか? 「サラリーマンと違って漫画家などの個人事業主はせっかく脱税などがし易くなっているのだから、この特権は守ってやるべき」と言っている様に聞こえますが…。」

もっともだと思う。

日本ではサラリーマンはすべて会社を通じて丸裸の状態。
それが当然なのだ。
「脱税の権利」が正当化される社会はオカシイ。

立憲民主党など、労働組合がバックにいるはずなのに、インボイスに反対という。
信じられない。

いつから日本のリベラルはそんなに不公平を認めるようになったのか。

聞いてみたいものだ。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
処理水の放出
国際原子力機関(IAEA)の事務局長が5月に来日した。
その時に、増え続ける福島の処理水を海洋放出することは、国際基準に合致している、というコメントを出している。

こないだ国連の原発事故に対するコメントのことも書いたが、処理水も同じことだ。
菅元総理が決断して、決着がついたが、それでも一部で批判されている。
それこそが風評被害だと思う。
マスコミや嘘つき専門家の責任は重い。
それに関しての反省など聞いたことがない。

今月になってようやく海底にトンネルを掘って、沖合に放出することが確定した。
空から降ってくる雨を溜める、というバカげたことをようやく止めることができるのだ。
いくらタンクを作っても、追いつくはずがない。
実際に見に行って、びっくりした。
放出に反対している人は、実際に行ってあのタンクを見ればいい。

杞憂という言葉があるが、あれは「空が落ちてくる」ことを心配したことに対して、「要らぬ心配だ」という意味。
でも、いくら中国でも「空から降ってくる雨をずっと貯める」などというバカなことを考えた人はない。
永遠に貯められるはずもないからだ。

放出終了まで数十年かかるらしい。
作ったタンクが1000個以上。
昔ならクレージーキャッツが五万節で歌っていたところだろう。

学校出てから十余年
今じゃ東電の大社員
空から落ちる雨を貯め
作ったタンクが五万棟
バカ言うなコノヤロー

相変わらず、一部のマスコミは「報道しない自由」を行使している。
あんたたちが、福島の風評被害を巻き散らかした張本人だ。

植木等が生きていたら歌ってほしかった。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
何かオカシイ
Change.orgという署名サイトがある。
誰でも自由に署名運動を提案することができる。
ぼくも香港の人権侵害の署名に参加したことがある。

ツイッターを見ていたら、安倍元首相を撃って殺害した容疑者の減刑の署名があるという。
実際にページを見てみたら、本当だった。
25日の9時の時点で914人が署名している。
びっくりした。

まだ裁判も始まっておらず、精神鑑定をすることが決まったようだが、わけがわからない。
「容疑者は過酷な環境だったから…」とか、「本人が非常に真面目、努力家であり、更生の余地のある…」とか書いているが、結局は安倍元首相が嫌いだからということだろう。
本当のことなどわかるはずがないのだ。

嫌っている権力者になら、亡くなっていてもここまでするのか、と思う。

この国には言論の自由もあるし、したがって、署名を募る自由もある。
だから、何も法的には問題はないのだが…。

しかし、こんなことができるのも、インターネットがあるからだ。
パソコンでちょいちょいと書けば、誰でもできる。

ネットなければ、こんなものを見ることもなかった。

亡くなった安倍元首相の評価は人それぞれあるだろうが、どこがそんなに憎いのだろう。
わけがわからない。
直接見知っている人ならまだわかるのだが、一般の人にとっては雲の上の存在だ。
その人が殺されて、その犯人を裁判も終わっていない段階で減刑の署名を募るというのは本当にわからない。
よほど心を病んでいるのだろう。

前にも書いたが、だいたい「リベラル」という人たちが安倍元首相に対して、人格否定をするようなことを言っている。
「リベラル」というのは、本来人権を大事にするもののはずなのだが…。

池波正太郎ではないが、「人は良いことも、悪いこともする存在」なのだ。
なんだかやりきれないものがある。

これはネットの暗闇の部分だと思うしかない。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
コロナ禍
第7波ということで、今日は母の老人ホームは面会できなかった。
感染者が増えているということだ。

ここに来て、日本は異常なコロナ対策を続けている。
重症者も死者もほとんどいない。
単に感染者が増えているだけだ。

濃厚接触者の待機期間を減らしたりしているが、それでも社会の機能が停止するところも出てきた。
いつまでこんなことを続けるのだろうか。
今やみんなはコロナに感染することよりも、感染で行動制限されることを恐れている。

それがわかっていて、マスコミは毎日毎日感染者数を大きく取り扱う。
検査がタダだからみんな検査に行く。

儲かる人も多いのだろう。
今はほとんど楽に儲けることが出来る。
補助金行政で儲けるのだ。

そういうことがわかっているから、欧米ではもうマスクもせず、誰かがコロナになってもなった人が休むだけ。
そうするのが当たり前なのだ。

どんどん貧しくなっていく日本。
円安も進行している。

これこそ本当のコロナ禍だろう。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
国連科学委の報告
国連の科学委員会が「福島第一原発事故での放射線被曝を原因とする健康被害は認められない」という発表をした。
記事にはこうある。

同委員会は世界の放射線医学などの専門家が参加しており、500本超の論文や調査を基に報告書をまとめた。報告書では、住民の避難経路などを精査した結果、被曝線量は高くないと推計し、「被曝によるがんなどの健康影響が増加する可能性は低い」と結論づけた。前議長のギリアン・ハース氏は「報告書は最新の知見やデータに基づいている。結論は堅固で将来も大きく変わるとは思われない」と強調した。

一部のマスコミが報道しただけで、あまり大きく取り上げられていない。
国連好きの日本人だが、この話題はマスコミの偏向報道がひどい。
今までも報告書は出ていて、書いたこともあるが、わざと大きく取り上げなかった。

もう一度国連がわざわざ日本に来たのは、エネルギー危機で日本も原発を動かして、ヨーロッパに天然ガスを回せ、ということなのかもしれない。
原発は怖いものというのは、この10年ほどの時間をかけてマスコミから刷り込まれたと言ってもいいと思う。

天然ガスを使った火力発電でもCO2は出る。
それに比べて原発は大気汚染に関してはクリーンだ。

太陽光なら夜は発電できない。
曇りや雨でも効率は落ちる。
そんな不安定な電力を増やせないだろう。

こないだ、その話を学生にしたら、原発は放射能を出しているのではないか?というので、なぜフランスや中国、ロシアなどは原発をじゃんじゃん動かしているのか?と聞いたら答えられなかった。
それなら再エネで作った電気を貯めたらいいというが、そのコストは発電コストの1000倍ほどだから、再エネ業者はそんなことはしない。
当面の技術では昼間作った電気で水を汲み上げておいて、夜はそれを使って水力で発電するくらいしか手はない。
そんな無駄なことをするよりは、原発を動かしたほうがよほどマシ。

そういう説明をして、初めて「そうなんですか」と怪訝な顔をして納得する。
本来ならマスコミがそういう啓蒙をするべきなのだ。
正しい知識を持って初めて民主主義的な議論ができる。
わけのわからない環境原理主義者が多すぎると思う。

正常な原発は放射能はもれないように制御されているし、日本は原発を国内部品だけで作ることが出来る稀有な国なのだ。
この技術ももう伝承されないかもしれないが…。

今の再生可能エネルギーは安定電力ではない。
安く電気を作ることは出来るが、それをバックアップする発電所が必要で、それがなければ停電する。
自然任せで停電が多発してもいいなら、再エネを進めればいいが、今でも電気代の1割以上が再エネのための賦課金だ。
電気代は税金みたいなものだから、みんなが払った賦課金で再エネ業者が儲けているという図式。
東北の震災のドタバタで、そんな法律ができて、再エネ業者がバカみたいにできた。
電力市場を自由化したから、発電会社に「困っているから発電してくれ」と言っても採算が合わないからできない。
結局今の電力不足や停電の危機を招いているのは、再エネを増やしているからなのだ。

国連科学委のメンバーは、東京と福島で住民や学生、科学者らと対話イベントを開くとのこと。
ぜひ、その模様を報道してもらって、過去の嘘を正してもらいたいものだ。

特に、放射能の恐怖を煽ったエセ科学者たちはちゃんと謝罪しろ!


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 15:08 | - | - |
猫戦
次男がsportifyでおすすめに出てきたということで教えてもらった。
80年代のポップミュージックの香りがする。
ビートがきいていて、それでいてほんわりした音楽。

立命館大の軽音楽サークルの出身。
メンバーは4人。
ボーカル、ドラム、ギター、ベース。
ボーカルの女性が作詞作曲しているらしい。

初期はキーボードがいたのだが、CDデビューのメンバーにはいない。
Youtubeであがっている曲にはキーボードメンバーが入っているのだが…。
もったいないと思う。
このバンドはキラキラした80年代のキーボードの音がないと、物足りない。

80年代というと山下達郎の全盛期(とぼくは思っている)。
そのあたりの音楽にも影響を受けたらしい。
Lovers・・・?」という曲など、その香りがする。

ぼくはこのあたりの音楽が好きだ。

ちょうどポリフォニックのシンセサイザーが出てきて、エレキベースのチョッパー奏法が出てきて、クリーンなエレキギターがいい音を聞かせるようになった時代。

この時代の、Maj7thの音を使いまくって、サブドミナントのマイナーを要所で入れて、おしゃれな7thを使うような音楽は日本のオリジナルだと思う。
だからこそ、80年代のシティポップが海外でも評価されている。

こういう若い人たちがそれを継承するのはいいことだ。


| hdsnght1957kgkt | 音楽 | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
社会人2年目
2年前に卒業した学生が突然来てくれた。
だいぶ苦労した学生。
就活も終盤の11月にようやく内定が取れた。

内定先に行き着くまで、いろんな会社を受けてきたが、ことごとく落ちた。
真面目で英語が得意で、国際会議の通訳ボランティアもしたことがある。
そういう経歴があっても、苦戦した。

1年ちょっと経って、見た姿にはびっくりした。
垢抜けていたというか、大人になったというか、とにかく顔が違う。
なんだかスッキリした顔だった。

得意な語学を生かした仕事がしたい、ということで就活していたと思う。
内定をもらったところを受ける時も、そういうスタンスで臨んでいたはず。
それはあなたのアピールできることではあるが、それだけを狙ってはいけないと模擬面接のときに話したと思う。
世の中の仕事はいろいろあるからだ。

案の定、配属されたところは思っていた部署と違っていた。
でも、そこで1年ちょっと頑張って、自分の考えは間違っていたと言っていた。

「やるべき仕事はたくさんあって、それを一つずつ覚えていくのは大事なことだ。
自分がやりたいことだけを主張していたのは間違っていた。
それを今の人たちにも伝えたい。」

そういうことで、秋になったら来てもらって現役の学生に話してもらうことになった。

優秀な学生だったことは事実。
でも、就活はその優秀さ故に苦労した。

そういうことに気づいて仕事をしているから、スッキリした顔をしていたのだろう。

今日はいい日だった。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
入学定員の厳格化の緩和
大規模次第の入学定員の厳格化について以前書いた。
大規模とは、入学定員8,000人以上の大学。つまり、学年で2000人以上の大学になる。
関西でいうと、関関同立、産近甲龍など、有名校はみんな該当。

そこは、入学定員の1.1倍までしか毎年の入学者を取れない、というルールになった。
それまでは1.2倍まではOKだったのだが、厳しくなったのだ。
何より、毎年定員を1割しか超えられないとなると、ギリギリで調整せざるをえない。
どうしても、実際の入学者数は定員ぴったりに近くなる。
だから、結果的にマンモス大学に行く受験生は減った。

定員の厳格化は大学の総数を減らさないために、文科省がやっているのではないかと思う。
天下り先の確保のためだ。

その厳格化のおかげで、中小の大学は志願者が増えて、定員の確保がしやすくなった。
志願者が人気のマンモス大から流れてくるからだ。

そのために、最近はマンモス大が4月に追加合格を出すようになった。
さすがに、滑り止めで入った大学の入学金は帰ってこないから、いろいろ苦情が出たのだろう。
今年度から1学年ごとではなく、定員総数で1.1倍以下ということに変わった。
これで、だいぶ入学者の読みは楽になる。

ということは、中小の大学は厳しくなるということだ。
特に今年はずっと定員を抑えてきたマンモス大が、金儲けのために1年生を多めにとれるから、中小は苦しいだろう。

かと言って昔に戻るわけではない。
定員の厳格化は一応されているからだ。

それでも、苦しい中小大学は影響を受ける。

淘汰の波は襲ってくるのだ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
教員不足 2
教員の不足は本当に深刻らしい。
熊本の公立中学校での事例が紹介されていた。
それによると、産休の教員の代替の非正規教員が見つからず、教頭が教えることになり、さらに2クラス一緒に図書室で授業をやったということだ。

また東京都では、82歳で非常勤講師をやっている女性が紹介されている。
その講師は無給で欠員の代替え授業をやっているという。
人生100年時代というが、82歳で現場で必要とされるのはうれしいことだろうが、さすがにそれでいいのか、という疑問は残る。

原因の一つが、特別支援学級が増えたということ。
特別支援学級というのは生徒8人に対して先生が1人という扱い。
そんなクラスが増えたら、当然先生は足りないだろう。

ぼくが小学校の頃にも特殊学級というのはあった。
今から思えば、主にダウン症候群の生徒が入っていたと思う。
だいたい1クラスが40人ちょっと。
各学年4クラスで、特殊学級は学校全体で1クラスだけだった。

それ以外にも不登校になって学校にいけなくなったが、復帰した生徒が行くような「別室」というところもある。
これは非公式なものだろう。
それでも、誰かが面倒を見ているのだと思う。

昔に比べて、保護者も生徒も多様化したのは事実だろう。
それでも、教員が多様な生徒をうまく扱えないのも事実。
ちょっとクラスに対応できないと、すぐに特別支援学級に入れたりする。
そうなると先生の数を増やさざるを得ない。

教育実習を辞めるのも、教員免許更新制度を辞めるのも、教員不足を解消するためだという。
本当に効果があるのだろうか。
もっと根本的な問題があるのではないか。

中学などはクラブ活動を早く地域に任せるべきだ。
増えすぎた科目はもとに戻して統合すればいい。
総合的な学習など、教員の負荷になるような科目は廃止すればいい。

小中学校の総授業時間数は昭和33年に小中合計で9181時間だったものが、現在は8830時間に減っている。
生徒数が減って、時間数も減っているのが現状。
財務省が言っているのはこのことだろう。
数字的には楽になっているはずなのだ。

この問題、文科省や教育委員会に任せておいてはいけないと思う。

もっと公に問題にしないと、子どもたちがかわいそうだ。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
色即是空
このところフォローしている「若新雄純」という人。
マルチなタレントである。
女子高生がまちづくりをするというJK課を作ったりしている人だ。
慶応大のSFCの教授でもあり、若い頃には起業家でもあり、現在もビジネスマンでもある。

この人は最近浄土真宗の僧侶の資格を取った。
福井出身で、わりと仏教が強い地域だったから、縁があったのかもしれない。

その人が「色即是空」ということについて話していた。
漢文を読み下すと、「色(しき)はすなわちこれ空(くう)」。
意味は「万物の本質は、実体のない空(くう)であり、執着してはならないという仏教の根本的な考え」ということだ。

人間のコミュニケーションが研究テーマで、産業カウンセラーの資格も持ち、ファシリテーションやキャリアについても詳しい若新氏が「色即是空」という言葉が好きだとは少し意外だった。
自ら「中2病」を引きずっていると言っていて、自意識の強い人だと思っていたが…。

鴨長明の方丈記の書き出しの文章を思い出す。

「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。」

ぼくはこの文章が「色即是空」だと思う。

若新氏は、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」の歌詞が「色即是空」の概念を表している、という。
Bメロの歌詞の最後の部分。

やさしさに包まれたならきっと 目に映る全てのことはメッセージ

この「目に映る全てのことはメッセージ」というのが、認識できるものは全て実体のない「メッセージ」である、ということ、すなわち「色即是空」なのだ、という。

そう言われれば、そうかもしれない。

ユーミンがどう考えて作ったのかはわからないが、この歌のAメロの最初が「小さい頃は神様がいて 不思議に夢をかなえてくれた」。
何となく共感する。

この神様が仏様なのかどうかは分からないが、今から思えばそんな気もする。

もともとこの歌はいい曲だと思っていたが、そういう意味付けをすると、もっといい曲に思えてしまう。

ユーミンのベストに入れておこう。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
ESG投資
大和証券のホームページにESG投資についての説明がある。
「ESG投資とは、環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視・選別して行なう投資のことです。ESG評価の高い企業は事業の社会的意義、成長の持続性など優れた企業特性を持つと言えます。」とある。

証券会社は単に商品を売るために言っているのだろう。
どれだけ本気でそう思っているのかはわからない。
「SDGsなどをホンキでやろうと思っている企業は良い企業だ」と思っているような人たちの投資を呼び込もうとしているのだろう。

投資の目的が崇高な理想に向けてのものなら、それもいいだろう。
でも、投資の目的は昔からお金を増やすことだ。
それが目的なら、考えたほうがいいと思う。

日本でもニュースで流れたが、スリランカの大統領が国外脱出した。
経済危機で国の「破産」を宣言して、インフレになって国民が暴動を起こして、大統領は逃げたということだ。
スリランカの大統領はESGを目標として、いい国を作るべく頑張った結果、こういうことになったらしい。
その証拠に、スリランカのESGスコアは98.1とほぼ満点。
途上国ではトップレベルだ。

もちろん、無理な経済政策がたたったのもある。
しかし、この大統領はESGに熱心なあまり、スリランカの農業を壊滅させたのだ。

その原因は、環境を保護するという名目で、去年の4月から化学肥料を禁止したことだ。
そのために、作物の収穫量が激減し、農作物の輸出ができなくなった。
人口の70%が農業と関係している国で、これは社会的に大きな問題になる。
約半年で化学肥料の禁止は撤回されたが、時すでに遅かった。
作物の収穫量は約半分になった。

窒素化学肥料のおかげで世界の農業生産は上がった。
それが事実だと思う。

ESG投資のおかげで、スリランカは破綻した。
ESGという目的を推奨していいのか。
ぼくはESG投資を掲げているファンドなど信用しない。

アダム・スミスが「神々の見えざる手」と言ったのは、一部の人たちが「環境・社会・企業統治」などという偏った価値観で投資をするようなことではないだろう。
あくまで、投資の結果が拡大再生産するという方向に行くという点も考慮しないといけない。

ESGという観点は必要だと思うが、それを目的に投資をするというのに騙されてはいけない。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
オルタードスケールの覚え方
ジャズギターを習っていると、避けて通れないのがオルタードスケール。
何度か書いたが、これを使いこなせるようになるのは至難の業。

ドミナントモーション(ハ長調で言えばG7→Cの動き)の時に、ソ・ソ#・ラ#・シ・ド#・レ#・ファ・ソ(Gのオルタードスケール)という音階になる。
まともにハ長調に入っている音はソ、シ、ファの3つだけ。
これをハ長調のときに弾くというのは本当に難しい。

指板上の動きのパターンに特徴があるので、それで覚えることも出来るのだが、応用が効かない。
いろんなパターンが出てきて、全部覚えるのも無理だ。
何とかならないかと思っていたが、ぼくの場合は左脳で覚えるのが向いているので、言葉で覚えるのがいいと思っていた。
そこで、先生が言っていた「半全半全全全全」という言葉を思い出した。

音のインターバルが半音か全音でスケールを覚えるのだ。
「半全半全全全全」と心のなかでつぶやきながら弾くと、わりとすっくり弾ける。

しかし、誰がこんなスケールを考えたのだろうと思う。
ジャズの音楽理論は天才がやったことを理論付けてきたものだと思っているが、このスケールの不協和音感はすごい。
でも、ハマる場所で弾くと、なんだか気持ちがいい。

いくつか、オルタードスケールを使った有名なフレーズがあって、そういうのは教えてもらったのだが、ぼくみたいな素人が弾くと「取ってつけた」感が大きい。
その場所に来るのを待っていて、「ここや」という感じ。
決めのフレーズが浮いてしまうのだ。

流れの中で自然に弾けるようにならないといけない。

そのためにはやはりスケールを覚えないといけないと思う。

ハ長調の曲をずっとハ長調のスケールで弾いていても、面白くない。
どこかでスケールアウトした感じを出したい。

そのためには、「半全半全全全全」なのだ。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
一眼レフの終焉
ニコンが一眼レフのカメラの開発をやめた。
キャノンも数年内にやめると言われている。

ニコンの一眼レフは世界でも認められたものだった。
ピューリッツアー賞などの写真家がよく使っていた。
キャノンも双璧だった。
それまでドイツのライカやツァイスなどが有名だったが、日本のカメラメーカーが抜いた。
それからずっと一眼レフというと、日本のメーカーだった。

デジタルカメラが発売されても、やっぱり一眼レフは強かった。
ただ、これほどスマホの性能が上がり、あんなもので写真を撮る時代が来るとは思わなかった。

でも、一眼レフだけはプロの道具として残ると思っていた。
それが、こんな形になるとは…。

カメラ自体の売れ行きはどんどん落ちている。
その中でも、一眼レフの売上はガタ落ちだ。
それに取って代わったのがミラーレス一眼。
ミノルタのカメラ部門を買収したソニーがその先鞭をつけた。

半導体や電池ががどんどん進んで、一眼レフにミラーが要らなくなった。
直接CCDやCMOSといった撮画素子で写真を撮ることで、カメラが小型化できたり、バッテリーの性能が上がって、実用的な枚数を撮れたり出来るようになったのだ。

今や一眼レフよりもミラーレスの方が使い勝手が良くなった。
早めにそちらに切り替えたソニーは、やっぱり賢かったのだろう。
カメラの専業メーカーでなかったことが、決断を早くしたのかもしれない。

というわけで、ニコンの一眼レフの開発は終わる。

カメラ大国としての地位はまだ保っていると思うが、カメラ自体がもう流行らない。

ここでも、行く川の流れは絶えずして…ということだ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
金髪化
就活が終わると、女子学生は髪色を変える。
変えるというか、戻すというべきか…。

こないだ念願の第一志望で就活を終えた学生が報告に来てくれたが、昨日もまた来ていた。
面談中だったので、声をかけなかったらしい。
でも、来ていても誰かわからなかった。
金髪化していたからだ。

面談が終わって「やっほー」と声がかかった。
マスクもしているので余計わからなかったのだが、件の学生だった。
「おめでとう」とねぎらいの言葉をかける。

就活が終わると、なぜか金髪に戻す。
彼女らにとっては当然という感じ。
ある種の儀式なのかもしれない。

髪の毛を金髪に戻すのに16000円。
ネイルをするのに5000円。
ついでに、ほしかったブランド(名前忘れた)の財布も買ったというので見せてくれた。
値段が70000円で驚いたが…。

もともと、ほとんどカードやスマホ決済で、現金など使わないと言っていたのに、カードや何やかやを収めておくために買ったとのこと。
大散財だ。

いろいろと苦労した学生だったのは事実。
泣いたこともあった。

就活の重圧からリリースされて、自分でもグータラした生活をしていると言っていた。
韓流ドラマを見て、夜更かしして、朝はゆっくり寝て11時くらいに起きて…という生活。
就活中は8時には起きて、会社のことを調べたり、ESを書いたりしていたらしい。

秋学期は授業を取らなくても卒業はできる。
でも、授業は取ったほうがいいよ、と言っておいた。
学生である間に、学校を利用するのは安い。
英語を勉強しようかなと言っていた。

夏休み前に就活を終えられる学生はラッキーだ。

一人でも彼女のような学生が増えることをのぞむ。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
護憲の呪い
安倍元総理の葬儀が終わったが、安倍氏の死についていろいろ書く人がいる。
主張の違いはわかるが、かりそめにも元総理だから、言い方もあるだろう。
さらに、こういうテロが起きたことに関して、それをテロではないという人までいる。

事件の後のツイッターでのつぶやきだ。

「テロが言語道断なのは論を待たないが、反動を平和的に退場させられるはずの民権力が皆無無力だから血盟団が起きる。だから識者は単にテロは民権の敵と書いたらいけないよ。それはテロ連鎖を止めない。批判がタブー化して改憲がプログラム化した。」

「さらにまた、安倍元首相が亡くなった場合、これを「政治に笥れた偉大な犠牲者」のように祭り上げることにも警戒しなければなりません。それは安倍の取り巻きとしておこぼれを得ていた連中が、そのおこぼれを継続しようとする行為に過ぎません。それこそ死体までしゃぶりつくす行為は、悪いことです。」

反原発派の小出裕章氏に至っては、

「アベさんが銃撃を受けて死んだ。
 悲しくはない。
 アベさんは私が最も嫌う、少なくとも片手で数えられる5人に入る人だった。
 アベさんがやったことは特定秘密保護法制定、集団的自衛権を認めた戦争法制定、共謀罪創設、フクシマ事故を忘れさせるための東京オリンピック誘致、そしてさらに憲法改悪まで進めようとしていた。
 彼のしたこと、しようとしてきたことはただただカネ儲け、戦争ができる国への道づくりだった。
 アベさんは弱い立場の国・人達に対しては居丈高になり、強い国・人達に対してはとことん卑屈になる最低の人だった。」

とまで書いている。

一方で、それらの人を批判する人もいる。

「「アベシネ」とかマスクをブルドーザーで弾いたりとか、安倍氏に対するものは批判どころじゃなくてヘイトそのものだったんだけど。それに対する反省ってホントにしたくないんだろうなあ…このツイートに、反発してる人たちって。
表現の自由だとかそういう話じゃないんだよ…」

ぼくは安倍氏に対する異常なヘイトはやはり「護憲」の意識だと思う。

彼が集団的自衛権についてのアメリカの要望を認め、アメリカが攻められたら日本もそれに参戦するという憲法解釈が、護憲派の人たちの神経に触ったのだろう。
というか、その事自体の意味がわかっていない人たちまで「改憲反対」ということで一致団結してしまった。

でも、その人たちがいくらヘイトの声を上げても、彼は選挙で勝ち、ヘイトする人たちはもっともっとエスカレートした。
不毛なことだったと思う。

1970年代にティーンエージャーだったぼくらの時代は、まさに冷戦で、社会党が一定の勢力を持っていた。
今でも思い出すのは、中学校の時、弁護士になろうとしてなれなかった社会科の先生が、第二次大戦中のアメリカを批判し、それでいてアメリカが作った憲法9条を賛美していたことだ。
今から思えば、だいぶ歪んだ歴史観だったと思う。

今の60代以上の世代は、そういう教育を受けてきた世代。
日教組が強かった時代でもある。

ぼくも若い頃は無邪気に「憲法9条は守るべき」だと思っていた。
戦争を体験した世代の人たちが、そういう教育をしてきたからだろう。
それはそれで仕方のないことだったと思う。
ぼくは30代、40代でその考えは変わった。

それにしても、護憲派やマスコミの一部の人たちがここまでヘイトを盛り上げたのには驚く。
絶対平和主義と「アベシネ」というヘイトが同居しているのだ。

これが、戦争世代の人たちが残した「護憲の呪い」なのだろうか。
「相手が公人ならば、何を言ってもいい」という言論の自由は成り立つのだろうか。

この状態は安倍氏が暗殺されても終わりそうにない。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
運と縁
この季節、一部の学生は複数内定を取って迷う時期。
多くの学生は、内定を取りたい一心で就活をするのだが、いざ複数内定を取ってどちらの会社に行くか迷い始めるともっと苦しいという。
それはある意味真実だと思う。

内定を取るまでは就職は遠い彼方の物語だが、内定を取ると現実が迫ってくる。
心配の質が変わるのだろう。
昨今は就活が早期化して内定が早く出るから、余計に心配する時間が長くなる。

ぼくらの頃のように、4回生の10月が内定日で、内々定などという言葉がなかった頃は気楽だった。
今年などは卒業の1年以上前に内々定という学生もいる。
そういう学生は、活動中の学生からみると羨ましい存在なのだが、逆に自分はここに決めていいのだろうか、と回りの就活生を見て焦りだしたりする。

今年のように、インターンといってもほとんどオンラインだったりすると、実際に会社の内容がわからない。
だから、余計に心配になる。

人事の方もわかっているから、何とか内定者を引き留めようといろんなイベントを組む。
社員との座談会や会食、職場見学など、リアル、オンラインを織り交ぜて大変だ。
そんなことをするくらいなら、早期に内々定など出さなければいいのだが、少しでも優秀な学生を取りたいと思うと、そういうわけにもいかない。

しかし、学生にとってはどれだけ考えたところで、実際に仕事をしたことがないのだから、合っているかどうかなどわかるわけがないのだ。
さらに、いくら「いい会社」に入ったところで、自分の配属先の上司や先輩がどうしようもない人だったら、自分にとっては「いい会社」ではない。

でも、大きな組織なら今はコンプライアンス室もあるし、異動もあるのでまだマシか。
一番悲惨なのは社長のプレゼンなどを見て、志に燃えて社員数十人のベンチャーに入社したものの、入ってみたら全く違ったというようなケース。
無理をして行こうとすると、身体的に症状が出て無理だったりする。
卒業生がそういう相談に来たら、まず無理して行くのをやめようという。

企業側も本当は志望動機など聞いても仕方ないと思っているのだろう。
実際に仕事もしていないのに、何がしたいかなどわかるわけがない。
それでも、どれだけ自社に入りたいのかを確認するためにそれを聞く。
結局は、それが思い込みにつながり、仇になる。

ぼくは会社に入って、上司や仲間に恵まれたと思う。
でも、それは単に運が良かったのだと思う。
ある時点以降は、自分の働きが仲間を呼ぶという面もあった。

しかし、結局は仕事は「運と縁」なのだ。

キャリア論でも「計画された偶発性理論(Planned Happenstance Theory)」という理論があって、大真面目に仕事は「運と縁」だと言っている。
アメリカ人のクルンボルツという人が提唱しているのだが、考えは仏教的だと思う。
この理論は数あるキャリア理論の中でも、確からしいものだ。

だから、学生には最後の最後は「運を信じてみよう」と言うことにしている。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
ITの仕事の闇
尼崎のUSB紛失事件は、USBが見つかって、事なきを得たみたいだが、それに付随して市役所のいい加減な体質がわかった。

記者会見で聞かれてもいないのに、パスワードの文字数や構成を話したのはもちろん論外だが、それ以外にも外部委託の問題が出てきたのはビックリした。
業界では当たり前の話なのかもしれないが、それならそれで余計に驚く。

市が業務委託をしていたのはBIPROGY(旧日本ユニシス)。
問題を起こした社員は、再々委託先の社員。
尼崎市は元請けのBIPROGYが、業務を委託していることも知らなかったという。

聞くと、IT関係で委託を受けた会社の名刺を、再委託先や再々委託先の社員が持つことはよくあるという。
ITゼネコンと言われる所以だ。
受注はするが、あとは下請け、孫受けに仕事を回して儲けるという図式。

本当に尼崎市の担当者が知らなかったかどうかと思う。
実際には所属していない会社の名刺だから、身分詐称になる。
それは市の規定で禁じていたのではないか。
再委託や再々委託が当然になっているとしたら、これは問題だろう。
だから、ITの仕事は不明朗になる。

ぼくらが仕事を紹介するときに、ITはこれから世の中に必要だから、いまそれをやることはいいことだ、というのだが、ITの会社にもいろいろある。
なかには実体は派遣ばかりという会社もあるのだ。
そういうところでも、実際に派遣して使い物にならないということを避けるために、社員の研修はやる。

ひどいのは、そういう採用の宣伝をしておきながら、実際は派遣でデーター入力の仕事だけというところもある。
そのあたりが、IT系の闇の部分。

もちろん、本人にやる気があって、そういう仕事から頑張ってプログラミングの仕事に変われるような制度もあるようだ。
どの程度、やる気を持たせるかというインセンティブがどれくらいあるのかが問題だが…。

これからITで日本が存在感を出すためには、こういう慣例はなくさないといけない。
最もIT化が遅れている公的分野のIT部門に、ちゃんとITの事がわかる担当者を置くのは当然だ。

でも、残念ながらこんな状態ではその道は遠いと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
暗殺を煽った人たち
安倍氏は集団的自衛権の議論以来、護憲派のいわゆる「リベラル」の人たちや、朝日・毎日などのリベラルメディアから目の敵にされた。
それはどんどんエスカレートして、ツイッターでは「アベシネ」「たたき切る」というような知識人まで現れた。
モリカケサクラなどと言って、スキャンダルをことさらに煽り、一方的に当時の安倍総理を誹謗中傷することが日常茶飯になった。

デモなどでは「アベシネ」というプラカードも公に掲げていた。
当時の総理大臣に対して、「死ね」というのはいくらなんでもなあ、と思っていた人も多いだろう。

でも、憲法で保証された言論の自由があるから、というのが彼らの法的な言い分だったのだろう。
それがリベラルの人たちがいいたい放題でやったことだ。

ぼくの印象ではリベラルの人たちは、自分たちが正しいに決まっているという前提で議論する。
ネトウヨもそうなのだが、数は少ない。
実際に「アベシネ」をやっているのは、リベラルというよりネトサヨという感じだ。
もちろん、大学の教授や芸能人、政治家も含まれる。

あれらのフォロアーの多い人たちが、「アベシネ」を発散し続けたのは事実。
今になっても朝日新聞など「モリカケサクラがうやむやに」などと言っている。

あれらの人たちが「アベシネ」の空気を作った。
そういうことを公然と言ってもいい、という空気だ。

自分たちと信条が違えば、「死ね」と言ってもいいという空気。

一部の人たちが何を言っても、安倍氏は選挙に勝ってきた。
実際に支持されたということだ。

なぜ自分たちが支持されなかったのかを反省することもなく、一層「アベシネ」のシュプレヒコールは大きくなった。

もちろん、それが暗殺の直接の原因ではない。
しかし、「アベシネ」と言い募った人たちには、それが正しかったことなのか、反省してほしいものだ。

ぼくはそう思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
東西、左右
学生と話をしていて、これも死語になったなあと思ったのが東西、左右という言葉。
東西というのは西側、東側のこと。
冷戦時代、アメリカを代表とする西側と、ソ連を代表とする東側という意味だ。
そして、左右というのはリベラルである左と、保守である右ということ。
これらの言葉が、通じない人たちが増えている。

西側、東側というのは確かに冷戦が終わって、使われる頻度は減った。
ベルリンの壁が崩れ、ソ連が崩壊して、共産主義は負けた。
当時フランシス・フクヤマの「歴史の終わり」を読んで、感心した。
アマゾンはまだなく、本屋で見つけて買った。
西側、東側という言葉にそういう意味がひっついていた。

右、左は今でも年寄りの間では使われると思う。
極右、極左という言葉もニュースなどで言っている。
政治に興味がある若い人は、知っているだろう。

ぼくらの若い頃は冷戦だったり、学生運動が盛んだったりした。
中高の頃はベトナム戦争をやっていたし。
ケネディのは暗殺されたし、ジョン・レノンは撃たれて死んだ。

やっぱり今の若い人たちはおしなべて平和なのだ。
世界に対立軸がなくなったということもある。

でも、ロシアがウクライナに侵攻して、安倍元首相が撃たれて死んだ。

平和が続くと、こんなことが起こるのだろうか。
また対立軸が出てくるのかもしれない。

ああいった言葉は知らなくてもいい方が幸せなのかもしれない。

でも、時代は変わるのだ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
元首相の暗殺
日本も物騒な国になった。
元首相が応援演説中に狙撃され死亡したというニュース。

安倍首相は集団安全保障のために敵をたくさん作った。
作ったというか、集団安全保障に過剰に反応する人たちがたくさんいたということか。
憲法学者をはじめ9条絡みで護憲派と言われる人たち。
そこから、安倍総理は「アベ」とカタカナで書かれるようになった。
「アベシネ」などと公然とツイッターに投稿する輩もいた。

森友学園問題や桜を見る会の問題もあった。
あの時も「アベ」というカタカナでたくさん文句を言っていた。
一国の総理に対して「アベ」はないだろうと思ったが、そんなことは一部の護憲派の人たちにとってはどうでもよかったのだろう。

あれらの人たちが今回の事件を招いたわけではない。

しかし、ああいう論説を平気でやった人たちがいたということは、情けないことだと思う。

なぜ安倍元総理が死なないといけなかったのか。

本当に情けない。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
国のクラウド
国家の管理する国民のデーターを入れておくクラウドというのがある。
DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めていくうえで、どうしても必要になる。
それを海外に依存していいのかという問題がある。

安全保障の問題からも、それが止まれば国のデーターが止まるので、ややこしい。
ただ、実績や信頼性から、国内のベンダーでは無理ということらしい。

自民党は今年の4月に、それらのデーターをセキュリティを強化したクラウドに保存すべき。という提案を行った。
それが具体的にどういう機能を持つのかはわからないが、そういう技術を国産で持てれば、それはいいことだろう。
問題はそんな技術も、そういう技術を持った人も、日本のベンダーにはないということだ。

今クラウドの主流はAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)。
もちろん、アメリカのものだ。
現状では、政府や自治体が選ぶクラウドはAWS一択らしい。
実際にそれらを運用していて、技術に詳しい30代や40代の人たちは「国産を育てるのは税金の無駄」という意見。
逆に60代の人たちは国産化するべきということだ。

国家の重要なデータまでも、外国製のクラウドを使って運用するというのは、やはり気持ち悪い。
いざというときに、恣意的に止められたり、データーが盗まれたりすると思うのが普通だ。
しかし、実際には信頼に足る国産はない。
安全性という面でも、アメリカ制の方が実勢からいっても強いのが実情。

世界ではアメリカと中国のクラウドが市場を支配している。
日本はどうするのだろうか。

クラウドが一般的になり始めたころ、日本の企業はいい加減なクラウドを偽って出していた。
そういう過去があるから、日本製クラウドは信用されていない。
だから、AWS一択なのだろう。

ぼくなどの素人には考えられない技術があるのだろう。
24時間、365日、動き続ける電子記憶媒体など、どうやって実現するのか。
いろんな会社がそこを使っても、ちゃんと区別され、それが足りなくなったら分散して管理するなど、想像を絶する。

ぼくが会社をやめた2014年時点では、まだクラウドは一般的ではなかった。
二重にデーターを持ち、分散してバックアップを取るくらいの話だったと思う。
それがもはや政府のデーターがクラウドに乗る時代。

国産クラウドに頑張ってほしいと思うが、それはぼくが現役ではないからだろう。

もうそんな時代ではないのかもしれない。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
国連好き
日本人は国連が好きだ。
だから、SDGsも好きなのだろう。
Googleトレンドで過去5年間で最も「SDGs」を検索した国は日本。
2位のジンバブエの3倍以上ということだ。

最近は企業の理念や行動計画にも出てくる。
脱炭素とかカーボンニュートラルと並んで、SDGsが書かれていることが多い。
SDGsは前にも書いたが、建前としてたてまつるが、実現は難しいというものだろう。
所詮、言っているだけ、ということだ。

持続可能にするということなら、自然の法則に従わないといけない。
それなら、人間が増えすぎることも何とかしないといけないだろう。
SDGsのいう、「持続」を困難にさせているものは人間の存在そのものだからだ。

ぼくが生まれたころの世界の人口は30億。
今は70億だ。
たった65年ほどで倍以上になっている。
地球上の一つの種がこんなに増えたら、自然に従えば減るのが節理。
これを何とかしないと、持続可能にはならない。

SDGsの中で大事な「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」「質の高い教育をみんなに」「安全な水とトイレを世界中に」「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」「人や国の不平等をなくそう」「住み続けられるまちづくりを」「海の豊かさを守ろう」「陸の豊かさを守ろう」の10個の目標は、世界人口を減らすことで、実現を近づけることができる。

貧困をなくすためには、食べ物を作ることも大事だが、食べる人を減らすことが大事。
飢餓をゼロにするためには、全体の食べる量を減らすことが大事。
すべての人に健康と福祉をもたらすためには、全体の人数を減らすことが大事。
質の高い教育をみんなにするためには、教育を受ける人数を減らすことが大事。
安全な水とトイレを世界中に作るためには、利用者を減らすことが大事。
エネルギーをみんなに、そしてクリーンにするには、エネルギーを使う人を減らすのが大事。
人と国の不平等をなくすためには、不平等を生み出す全体の人数を減らすことが大事。
住み続けられるまちづくりをするためには、住む人を減らすことが大事。
海や陸の豊かさを守るためには、乱獲する人間を減らすことが大事。

ところが、その「人口を減らす」ということは書いていない。
そこに大きな矛盾がある。

なるほど。
日本人はSDGsの目標を達成するために、一番有効な人口を減らすことに一番に取り組んでいるのか。

人が減れば、資源もエネルギーも使わないし、飢える人の総数も減るし、いいことづくめ。
あくまでSDGsの目標を達成するということに関してはだ。

国力が落ちて、国が亡ぶという点では逆だが…。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
中国のキャッシュレス事情
旅のメルマガで、中国のキャッシュレス事情について書かれていた。
それによると、中国がツーリストは日本に来て驚くことの1つが、日本ではまだ現金決済しかできないことが多いことだという。

中国ではもはや財布を持ち歩かない人が増えているらしい。
もちろん都市部の話だろうが…。
日本の店では「現金しか使えない」と言われてびっくりした、というコメントがあった。

キャッシュレス化を進めることで、現金を扱わなくてもよくなり、社会が効率化するのは事実。
お金を数えたり、預けに行ったり、引き出しに行ったりする手間が省ける。
アルバイトの学生がよく言うが、レジ締めの作業を任されると大変だという。
レジを締めるとは、現金とレジの記録を確認する作業だろう。
それが合っていたら、OKということだ。
こういう仕事が一切なくなる。

また、脱税や賄賂の多くはトレースできない現金を使う。
習近平が腐敗防止のためにキャッスレス化を進めたという話もある。
下位の権力者に賄賂を渡すくらいなら、正式に共産党に出せということかもしれない。

キャッシュレス化とはお金がトレースできるようになるということで、それを嫌う人たちが反対している。

マイナンバーも同じようなものだ。
分割して持っている銀行口座や、お金の動きがマイナンバーでまとめられるようになると困る人がいる。
左は共産党から、右は自民党まで、ダーティなお金がほしい人たちはマイナンバーには反対だ。

中国ではQRコードを読み込んで、銀行口座の情報を紐づけると、簡単に電子決済ができる。
日本でも同じことをやろうと思えばできるのだろう。
要は強権を使ってやれるかどうかだけだ。

普通のサラリーマンは、全く問題ないと思う。
それでも、個人情報が…などといって反対を煽る人たちは、ダーティなお金が欲しい人だろう。
一部の政治家や個人事業主などは、それで恩恵を受けているのだと思う。

キャッシュレス推進協議会が発表したものでは、日本のキャッシュレス化率は24.2%。
アメリカは47.0%、カナダは62.0%、イギリスは57.0%で、中国は77.3%、韓国は94.7%。
日本は本当に遅れている。

おしなべて先進国が低くなっているのは、現金を扱うシステムが確立されていたり、不明朗な現金が多いのもあるだろう。
日本の役人はクリーンだと言われている。
賄賂を使って当たり前のように便宜を図る国も見てきたが、それに比べると日本の役所はまともだと思う。
法律がおかしかったり、規制改革ができない体制はどうかと思うが、現場がクリーンだからこそ続いているのだ。

でも、戦後70年以上経って、もうぼちぼち変えないと、本当に発展途上国になってしまうぞ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
ハーバードの図書館?
ハーバードの図書館に書かれている落書きだと言われている文章らしい。
でも、事実ではないとのこと。

1.今眠るものは夢を見る。今勉強するものは夢を叶える。
2.君が無駄にした今日は、多くの人が願っても叶わなかった明日である。
3.もう遅いと感じたその瞬間が、物事をはじめる一番いいタイミングである。
4.明日やるより、今日やる方が何倍もよい。
5.勉強の苦しみは一瞬、勉強しなかった苦しみは一生。
6.勉強に足りないものは時間ではなく努力だ。
7.幸福には順位はないが、成功には順位をつけることができる。
8.確かに勉強は君の人生の全てではない。しかし、生涯にわたって共にするものだ。
9.苦しみから逃れようとするくらいなら、それを楽しめ。
10.成功への道は、人より早起きし、人より努力することである。
11.楽して成功することは決してない。
12.光陰矢の如し。
13.今日のよだれは将来の涙。
14.犬のように学び、紳士のように遊べ。
15.今日歩くことを止めれば、明日は走ることになる。
16.最も現実的な人は、未来に投資する。
17.教育の差が収入の差。
18,今日は二度とこない。
19.今この瞬間も相手は学んでいる。
20.苦しみなくして、前に進むことはできない。

中国の留学生の間で流行ったチェーンメールということだ。

今は共産党の支配だが、それまでは皇帝がいて、科挙の試験で取り立てて役人になっていた。
科挙に通りさえすれば、身分は関係ない。
一族郎党の期待を一身に担って勉強した。

こういう風に考えて頑張ったということだろう。

ぼくらの頃も受験戦争などと言われた時代。
四当五落と言った。
4時間しか寝なければ合格し、5時間寝たら落ちる、という意味だ。

今はぶっちゃけた話、18歳人口が半減し、大学に行きたい人はより好みさえしなければ行けるという時代。
入試も推薦、AO、一般、センターと多様化している。
多様化というのは、試験の成績だけで集めず、いろんなことを重視しているということだが、それを悪用して事実上無試験になっている面もある。

大学だけが悪いわけではないが、この状態はよくないと思う。

やっぱり中国はエライ国なのだ。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
少子化の影響
下位の文系私学では、毎年自衛隊に入りたいという学生は数名いる。
高卒程度の曹候補生が多い。
幹部候補生は大卒程度で難しいからだ。

でも、自衛隊のデーターを見ると兵士が足りない組織になっている。
充足率が80%で、5人枠に4人しかいないという状況。
大学と同じく、18歳人口が半減したのが大きい。
そういう記事があった。

このままいくと、日本はどんどん人口が減って小国になってしまう。
そういう予想が出ていても、政治的な対策はできない。
高齢者が多いからだ。

このジレンマを乗り越えるような政策を唱える政党はいない。
そういう公約を掲げても、人気がない。
テレビを始めとするマスコミは、視聴者が高齢者に偏っているので、報道する気がない。
まともに将来を考える政治家は皆無だ。

もっと若い世代にお金をかけないといけない。
子育て支援だけでなく、若い人たちが豊かになれるようにするべきだ。

こないだテレビを見たら、コロナの補助金の検証をやっていたが、わけのわからない使い道でたくさんのお金が使われている。
あれを見ていると、いつまでもコロナの騒動を続けたいという人がたくさんいるというのもわかる。

本当に大事なことはほったらかして、コロナで無駄なお金を何兆円も使っている場合ではない。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
妖精さん
「おじさん学」の研究者が、『会社で「妖精さん」と呼ばれる人たち』について書いていた。

「妖精さん」という言葉自体、聞いたことがなかったので、額面通りの意味しかわからなかったのだが…。

「妖精さんとは、あるメーカーに勤める「50歳代後半で、働いていないように見える男性たち」のことだそうです。1970年代以降に採用され、工場勤務などを経て事務部門に配置転換された、まさに日本の製造業栄光の時代を担ってきた人たちといえます。それがいまや仕事へのやる気もなく、ただ定年を待っているだけに見える。会社は解雇もできず、一緒に働く若手はストレスがたまり、陰で「妖精さん」と呼んでいるのだとか。」

ということだ。

最近よく聞く、「働かないおじさん」ということだろう。
終身雇用で、働かなくても給料がもらえるし、クビにならない。
若い人たちが、どうしてあのおじさんたちがいるのだろう、と思うようなタイプ。

一方で、若い人たちは増え続ける社会保障が負担になって、給料が安い。
さすがに、もう終身雇用制度、年功序列制度は限界になってきているのだと思う。
ジョブ型雇用になっていくしかない、ということだろう。

厚労省は、正社員が正しい働き方だと未だに思っている。
企業内組合もそうだ。

本来なら、消費税を上げて、負担を高齢者にも均等にしないといけないのに、それに反対したりしている。
妖精さんに文句を言うのなら、消費税も上げるべきだという声も上げたほうがいい。

本来なら労働者の味方であるはずの共産党や立民党などが、消費税を下げることを提案している。
全く逆だ。

若い人たちはいいように使われている。

悪い大人が多すぎる。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
文章能力
20年ほど塾の講師をしている人が、「国語力の低下は深刻だ」と言っている記事を見た。
中学3年生で作文に自信がない子の書いたものを見たが、支離滅裂で言いたいことがわからないという。

その講師は学校で返却された作文を見たが、誤字脱字の指摘がある程度で、添削はされていないという。
スマホでのコミュニケーションはスタンプの連打だったり、短い表現であり、考えたことを書く力がなくなっているのだろう。

それは大学生になっても同じだ。
内容を話しているのに、それを文章にできないという学生が多い。
これはどういう意味?と聞くと答えられる。
それを何度か繰り返し、なるほど、そういうことかということになり、それではそれを文章にしようというと、それは無理という。
無理ではない。いま話した内容だ。

それが頑なにできないという。
どういうことなのだろうか。
彼らの中では、話すことと書くことは別の次元になっているのだろうか。

話した内容を書く、というのは自然なことだと思う。
話したことを覚えておくために、それを書き記すということだ。
そういう作業は日常的にあるのではないだろうか。
それができないというのはどういうことなのか。

なぜ話せても書けないか。
この問題が解決すれば、文章能力は上がると思う。

だいぶ前にも同じことを書いた
あの頃から、若人たちのコミュニケーションはメールからLineになったのは事実。
言葉をスタンプで代用したり、非常に短文でのやり取りになっている。
だから、長い文章が苦手ということかもしれない。

話せるけど、書けない。

文章を書くということは、頭の中の思考をまとめるということでもある。
話すことは第一段階で、それを書ければ第二段階なのかもしれない。

この第二段階に壁がある。
ずっと考えているが、この壁を超えるための方法は何だろうか。

国語学者がこれを解決してくれると助かるのだが…。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:37 | comments(0) | trackbacks(0) |