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2022.06.30 Thursday
フェンダーのサブスク
アメリカではギターが爆売れしているらしい。
何度か書いているが、ギターメーカーのフェンダーがやっているギターのe-learningも好調なようだ。 Fender Playというサブスクリプションのオンラインレッスンサービス。 月額いくらかを出せば、使い放題というものだろう。 今年の5月に日本に上陸した。 コロナ禍も手伝って、アメリカでは多くの利用者を獲得したとのこと。 フェンダー社の調査によると、ギターを始めて1年以内に躓く人が多いことと、楽器屋の店員に男性が多く、女性が楽器屋で買いにくい、ということがあった。 これは日本でも同じだろう。 ぼくらでも、店員さんには声をかけにくい。 実際に楽器を触ってみたいと思っても、なんとなくはばかられる。 「楽器というリアルの商品と、デジタルの融合でLTV(顧客生涯価値)を高めた好例」と紹介されていた。 今は店に行かなくても、通販で買うことができる。 楽器屋さんでも、女性のギター専門の店員もいる。 実際、ギターを見ているのは男女半々くらいになった。 ギターの練習という意味では、コロナ禍以降、Youtubeがその役割を大きくしたと思う。 いろんなギター講師が、自分のチャンネルで教えている。 買ってすぐの人向けの、弦の張り方から、チューニングメーターの使い方、持ち方などの講座。 アコギ、エレキともに初級者から中級、上級者向けのコンテンツが山ほどある。 コロナ禍で対面レッスンができなくなったギター講師がたくさんいたことと、Youtubeで動画を作るための機器が安くなって、誰でも少しの機材さえあればできるようになったからだ。 フェンダーのサービスがなくても、Youtubeでいくらでも学べる。 実際、今の人たちは本当に恵まれていると思う。 ぼくらの頃はこの音、どうやって弾いているのだろう、ということが多かった。 でも、今はいろんな講師が実際に動画でやって見せて、こうやってやると教えてくれる時代。 それも無料でだ。 いい時代になった。 フェンダーの動画は4000種以上もあって、ジャンルも広い。 1つが3〜5分。 料金は2400円とのこと。 アメリカには日本のようなギター講師がただで教えてくれる動画は少ないのだろうか。 いずれにせよ、一時はギター人気は落ちたといわれていたが、また増えてきそうな感じだ。 楽器を弾くというのは、とても楽しいことだ。 ぜひ、日本でももっと広がってほしいと願う。 |
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