考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
アホなこと
時にはアホなことをやるのが好きだ。

アホなこと、というのは親しみを込めて、「アホなことやってるなあ」という意味のアホなことである。
やっている方もそれがアホなことだと分かっている。
それでも、いちびってやっている。
どちらかというと、アホなことを楽しんでいる。

落研の時はよくやった。

当時落研はもう市民権を得ていたが、それでも落語をやること自体、アホなことやってる、と思われただろう。
それが何となく楽しかった。

そのメンバーで、延々としりとりをしたり、一人ずつのテーマソングを作ったり、市バスの中で大きな声で芸名で呼んだり、夜中まで部長選挙をしたり、とんでもないホラを吹いて、新入生をだましたり、自分は試験の答案に、こんなことを書いて単位をもらえたという自慢話をしあったり…。

アホなことをやるのが、楽しかったし、何となく誇り高かった。
そういう年代だったかもしれない。

今でも、アホなことがやれる人が好きだ。

そこに、人間の価値の大きな部分を置いている。

なぜなら、アホなことは人間にしかできないからだ。
本能に従って生きている動物には、アホなことなどない。
だから、アホなことはできない。

人間だけがアホなことができる。

それが、愛すべき人間だと思う。
| | 考えたこと | 00:54 | comments(4) | trackbacks(0) |

コメント
東京に来て強く感じるのは、
関西は自分がいかにアホかという自慢笑いなのに
対して、東京は、だれかを小ばかにして笑う
スタンスだということ。
ある種、いじめの構造と同じではないかと。。
| sandasun | 2012/10/12 12:37 PM |

久しぶりです。

東京はどうですか?
やっぱり大阪とはだいぶ違いますか。

関西では自分がアホなことをしている、という自覚と誇りを持っているような気がします。
まあ、ことにもよりますが。

最近の全国ネットのバラエティを見ていると、関西出身の芸人も含めて、何となくそういう空気が薄いような気がしますね。

いじられキャラというような言葉も、いじめのきっかけになっているような気がします。

日本中のお笑いが、どんどん品がなくなっているというか、手っ取り早く笑いが取れるような、イージーな方向に行っているような…。

自分を笑い飛ばす、という高級な笑いではなく、他人をおとしめるという笑いばかりになっていますよね。

たしかに、それがいじめを生む文化になっているのかもしれません。

こうなると、バラエティも罪ですね。





| suzy | 2012/10/12 10:00 PM |

はい、なんとかやっとります。ぶつぶつ・・・
さて昔からの民話の類型によくある話ですが、
やはりアホというのは無垢で純粋で、異端ですがそれだけにどこかで聖性、異界、神とつなっがっていて、実はすごいパワーを持っている。一転、長者になったり、神の化身であったり。関西の文化は、そういう古くからの文化土壌に深く根ざしていて、大切にしようとする。しておかないと、ないがしろにしたものは、後で神さんから手ひどい目に合わされるしといったことを、どこかで無意識に感じている気がします。それだけ関東より、文化がぐんと深いということではないかと。。
上から目線や、小ばかは、所詮人間世界の上下感しか感じられない文化の中での、気の毒な笑いですよね。
| sandasun | 2012/10/15 1:01 PM |

東京は大変ですね。

なるほど。
つまり、平たく言うと、藤山寛美のアホですね。
普段はアホと言われていても、ここと言うときには何かみんなが感心するようなことを言う。
何かが乗り移ったような憑依アホというか…。

大阪が文化が深いというのは、東京にいて感じるものかもしれませんね。
まあ、そういう見方もできるかと…。

しかし、人をいじめて笑うというのは、巷にあふれていますが、たしかに気の毒な笑いです。

今や日本中がその中毒になっていますが…。


| suzy | 2012/10/15 11:27 PM |

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/235045
トラックバック