考えたこと2

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卒業ソング
ギター教室の生徒のリクエストで、Radwinpsの「正解」という曲のコード譜を作った。
明らかに卒業ソングだ。
歌詞を見ると、前半は自分目線だが、最後は大人目線になる。

自分目線のところは、学校でいろんなことを教わってきたが、答えがある問いばかりで、本当に聞きたかった答えのない問いはこれからだ、という内容。

最後のところで、

「あぁ答えがある問ばかりを教わってきたよ だけど明日からは 僕だけの正解をいざ 探しにゆくんだ また逢う日まで」

と歌い、その後に

「制限時間はあなたのこれからの人生」

という歌詞。

その切り替えが卒業式、ということだ。

いい歌だと思うし、感動もするのだが、この歌を生徒たちは何を思って歌うんだろうかと思う。

自分のことを思い出すと、卒業式で歌う歌などあまり関心もなく、「仰げば尊し」と「蛍の光」を覚えて歌っただけ。
だいたい、ぼくは大学の卒業式も下宿でうだうだしていて欠席したくらいだ。

学校法人に転職したので、卒業式の運営に関わるようになり、その時に「仰げば尊し」について考えた。
不勉強なぼくに、当時の学長が「今こそ別れめ」という係り結びについて教えてくれた。

時代遅れかもしれないが、ぼくはやはり意味もわからず、文語体の「仰げば尊し」を歌ってほしいと思う。

もちろん、若い頃のぼくはそんな事は考えておらず、こういう歌を押し付けで歌わせるのはよくない、くらいのことを考えていた。

でも、卒業して何十年か経って、はじめてわかることもあるのだろう。

卒業ソングなど、歌っている学生はそんなに考えていないと思う。
どちらかというと、取り巻きがその歌を歌わせているのだろう。

親の世代には、「正解」は評判が良いのだと思う。

でも、即物的に答えを求めても無理だ。
それこそ若い人には「答えのない問い」に対峙して生きていってほしい。

年を取って、ああ、あの歌はこういう意味だったのかと思う、そのことが大事なのだ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:32 | comments(0) | trackbacks(0) |