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2026.03.17 Tuesday
捨てないといけない本
4年前に実家じまいをしたのだが、その時のことを思い出した。
父母の本がたくさんあった。 父も母も、本は捨てられなかったのだろう。 父は経済学部だったので、経済関係の本がたくさんあった。 そんなものを見ることがなくなっても、本棚に鎮座していた。 父が亡くなってからも、その本は置いてあった。 捨てる機会を逸したのだろう。 置いていても、自分一人だから不便もなかったのだ。 ぼくはそれらを捨てた。 ほんの一部を実家じまいの時に持って帰った。 それはまだ手つかずで置いてある。 仕事をやめたら読もうと思っている本が山のようにあるのが現状。 もうそんなに先は長くない。 全部は読めないとも思う。 それでも、何となく捨てられない。 本棚からあふれている分は、自分の本を捨てて入れようかと思う。 若い頃に読んだ本は、もう読めないと思う。 太宰治の旧漢字の全集など、手つかずで残っている。 あれはもう捨ててもいい。 大学に入学したときに、セールで買ったハードカバーだ。 古いスクラップももう要らない。 ギターの雑誌を毎月何冊か買っていたが、それらを捨てる時に特集などのページを切り取ったりしたもの。 結局一度も見なかった。 そういう性格は両親から引き継いだのだろう。 父が生前、本棚の本を捨てないといけないとも思うが、これを捨てたら頭が空っぽになるような気がする、と言っていた。 だから、カビの生えたようなケインズ経済学などの本も置いていたのだ。 読書の歴史は、ある意味人生の軌跡でもある。 だから、読まなくなっても置いておきたいのかもしれない。 今は電子版ができて、老眼の身には読むのが楽になった。 でも何となく紙の本が大事という感覚は残っている。 もう紙の本は買わないだろうと思う。 今は段ボールに詰めて、ブックオフに送ったらいいらしい。 そうするべきだと思う。 少しずつ始めないといけない。 手始めに、春分の日に捨ててみよう。 |
