考えたこと2

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冥途の土産
時代劇でよく人を斬る前に「冥土の土産に聞かせてやろう」とか言って、なぜ斬られるのかという理由を話したりする。
この「冥土の土産」も、死語だろう。

まず冥土がわからない。
「めいど」と打って変換すると、「メイド」が出てくる人が多いと思う。
メイド喫茶のメイドだ。
だから、「冥土の土産」というと、メイド喫茶に持っていくお土産のことだと思う人もいるだろう。

「冥土」をネットで調べると、

「冥途 (めいど)とも書き、冥界 (めいかい)、黄泉 (よみ)などともいう。 死後、死者の霊魂がたどって行く道。 亡者のさまよい行く世界。 主として地獄 (じごく)、餓鬼 (がき)、畜生 (ちくしょう)の三悪道などをさす。 中国ではこの冥土には閻魔 (えんま)などの十王や、多くの冥官や冥吏などがいて、生前の罪過を罰するものと信じられた。」

とある。

上方落語に「地獄八景亡者の戯れ」というのがあるが、ぼくはそのイメージだ。
三途の川を渡り、閻魔の庁に行く。
そこで取り調べがあって、地獄に落ちる人と、極楽浄土に行く人が分けられる。

この世で悪行を重ねると、地獄に行く。
ぼくはどっちに行くかというと、地獄だろうと思う。
最近、ふと思い出すことといえば、悪かったことや失敗したことばかり。
思わず「あーあ…」と独り言ちることもある。
「あんなこと言わなければよかった…」などと思い出した時だ。

「死」はこの世でただ一つの真実。
生まれたからには死ぬのだ。

細胞分裂で同じものができるというが、それが少しずつ何かの要因で劣化して人は死ぬ。
そのメカニズムはわかっていない。
菌やウィルスなどの外部要因は別だが、そういうものに免疫やワクチンで打ち勝っても、衰える。
そういうふうにプログラムされているのだろう。

自分の冥土の土産は何なんだろう。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) |