![]() |
2024.11.14 Thursday
ボカロの進化
以前にもAIを使ったボーカロイドの進化について書いたが、もう人間が歌っているとしか思えないようなものが出てきた。
どういうふうにAIを使っているのか、よくわからないが、この曲を聞いてみてほしい。 「オレンジ・ムーン」という曲。 「ねじ式」という作者名。 これはメールでボカロのソフトの宣伝が来て、そこをクリックしてたどり着いた。 「花響 琴」というボーカロイド。 たしかに、AIが作った曲がYoutube上に溢れ出したから、本当にそうなっているんだろう。 ボーカロイドの文化は、初音ミクなどのいかにもボカロという曲で始まったが、こうなるともうボカロの文化ではなく単なる音楽だ。 説明を見ていると、そんなに難しいことは必要ではなく、言葉と音程とポルタメント(音と音のつなぎの部分)を入れるだけでも、かなりの出来になる。 でも、今の量産AI曲はそんな打ち込みも必要なく、こういう感じの曲を作れ、というだけでもできるらしい。 それがYoutube上のAI曲とどれくらい違うのかはわからないが…。 初音ミクに代表される、ちょっと舌足らずで、撥音が拙かったり、甲高く音程の変化に特徴があったりする、いわゆるボカロ曲はどうなっていくんだろうか。 あれはあれでファンがいそうな気がする。 皮肉なものだ。 ボカロが進化して、逆にボカロらしくなくなっていく。 ボカロの未来はどうなっていくのだろう。 |
![]() |