考えたこと2

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EU 内燃機関継続
自動車生産大国、ドイツがEUの2035年以降の自動車販売で、内燃機関を作り続けることにした。
ただし、温暖化ガスを排出しない合成燃料(e-fuel)の利用に限り、販売が認められるという。

もともと22年に2035年以降は内燃機関を禁止するという法律を決めたが、おそらくe-fuelを口実にして、ゼロエミッションの内燃機関ということにしたのだろう。
今の所、エンジンを作るのを止める、というのは現実的ではないということだ。

理念先行でやってきたが、現実を見ないといけない、ということになった。
EUの規制もそれに伴って変更された。

結局トヨタがやってきたことが正解だったのだ。
環境原理主義者たちにとっては、嬉しいことではないだろうが…。
気候変動対策が至上命題の人たちにとっては、後退を余儀なくされたからだ。
理念では飯が食えないし、きっとこの先も現実路線への揺り戻しがあるだろう。
ワーゲンの社長が更迭されたのも、前社長が内燃機関を止める方向を進めたからだ。

e-fuelはCO2と水素から作られ、内燃機関で燃やしてもCO2を出さない。
どれほどの実現性や経済合理性があるのかわからないが、2035年までまだ13年あるから、ということで合意したのだろう。
気候変動至上主義者が多いEU委員会は渋々だったろう。

そもそもEV100%にすることすら、できるかどうかわからないのだ。
できたとしても、EU圏内だけではあまり意味がない。

日本でも、トヨタはEVで遅れているなどという輩が多いが、フィジビリティを考えて言っているのかと思う。
カーボンニュートラルなど、バカバカしい限り。
莫大な金を使って、日本の産業を追い出すだけのことだ。

ようやくドイツもそれに気がついた。

いいことだと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:17 | comments(0) | trackbacks(0) |