![]() |
2023.03.06 Monday
散り椿
葉室麟の原作。2018年の作品。
WOWOWでやっていた。 岡田准一の主演の時代劇映画。 お家騒動で正論を唱え、脱藩した侍とその妻。 異国の地で亡くなった妻との約束を守って、生まれ故郷に帰り、友を助けて「生きる」という映画。 葉室麟らしい、筋運びだ。 ちゃんと殺陣のシーンで切られたら血が出る。 そういうリアルな殺陣。 テーマは「生きる」。 もともとは妻の死を弔って、死ぬつもりだったが、友や妹の言葉もあって「生きる」ことを選ぶ主人公。 抑えた演技で、クライマックスの殺陣につなげる。 「散る椿は、残る椿があると思えばこそ、見事に散っていけるもの」という言葉がタイトル。 残されたものは生きなければならないのだ。 岡田准一は時代劇でいい仕事をしている。 いい映画だった。 |
![]() |