考えたこと2

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Cole Clark
Cole Clarkはオーストラリアのギターメーカー。
2001年に創業している。
このごろずっと聞いている、ゆいにしおのギターもCole Clarkだ。

最近、見慣れない色のギターを見るが、それがオーストラリアのギター。
白っぽい明るい色の木材だ。
ぼくらの若い頃はこんなギターはなかった。

アコースティックギター(以前はフォークギターと呼んでいた)といえば、マーチンやギブソンというアメリカのメーカーが有名だった。
1ドル360円の固定相場の頃は、マーチンのD-45は70万円していたはず。
当時、ガロのメンバー2人がそれを持っているのがスゴイと思ったものだ。

今は150万円くらいの値段。
世界の所得が上がって、欲しい人が増えると値段は上がる。

固定相場から変動相場になった時に、円の価値が倍になってD-45が半分の値段になるかと思っていたら、ならなかった。
いまだに不思議だ。
あの分の儲けはどうなったんだろう。

話がそれたが、Cole Clarkのギターは主要なギターの構造(主にアメリカのギターだろう)とは違う構造らしい。
ネックとボディが一体になっている。

全てピックアップが付いたエレアコで、こちらも振動を音にするだけでなく、音自体もコンデンサーマイクで拾っている。
木はアラスカやカリフォルニアからレバノン、タスマニア、インド、そしてオーストラリアのものなどが使われている。
あまり聞かない木材も多い。
希少性やサステナビリティに気を使っている。

ぼくらは若い頃に、マーチン、ギブソンに憧れがあった。
クラウンの宣伝ではないが、いつかはマーチン、いつかはギブソンと思っていた。
ぼくもマーチンのギターを中古で買って、アコースティックはこれで決まり、と思っている。

最近のYoutubeを見ていると、若い人たちはあまりマーチン、ギブソン信仰はなく、どこのギターでもいい音がすれば使うという感じかな。
しかし、マーチンやギブソンの高級モデルほどは高くないにせよ、国産や安価なアジア製ギターと比べると、かなり高い。

彼ら、彼女らは、いつかはマーチン、いつかはギブソンと思っているのだろうか‥。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
追悼 酒井くにお
酒井くにお・とおるという漫才コンビ。
地味だが、ぼくはファンだった。

東北から出てきて、兄のくにおが弟のとおるを誘って漫才コンビを組んだ。
最初はくにおが女装してでてきて、ドタバタの漫才をやっていたと思う。
なぜ関西に来たのか、それは知らない。
それでも、東北出身で上方で活躍するのは大変だったろう。

「10円ちょうだい」とか「とおるちゃん」というのがギャグだった。
とおるの「ここで笑わないと、もう笑うとこないよ」というのも息が長いギャグだった。
毎週NHKの上方演芸会を聞いているのだが、よく出てきていた。
ぼくの録音はここ5年ほどは上方演芸会のものばかり。

漫才ブームのときも、どちらかというと地道にやっていた。
そんなに存在感はなかった。
東北出身というのも、災いしたのかもしれない。
でも、堅実に笑いを取るいい兄弟コンビだった。

くにおは教員免許を持っていたはず。
教育大を出て、漫才師という当時としては珍しい経歴。
東京でやっていたが、売れずに関西に来たという。

52年のコンビ歴。
関西の芸人は人気が出て、長く芸人をやると、どうしてもエラそうになる。
それが楽屋うちだけならいいのだが、それが舞台やテレビで出てしまう人が多い。
そうなると、急に面白くなくなる。
芸人という商売は、腰が低くなければいけないと思う。

その点、くにお・とおるは本当にエラそうにならかなった。
上方お笑い大賞も漫才大賞も取ったし、松竹芸能では大御所だったはず。
漫才以外の仕事のオファーもあったろう。
それでも、最期まで漫才師として生きた。

晩年は腰を手術して、かなりしんどかったらしい。
それでも、舞台ではそういう素振りは一切見せなかったという。
本当にエライ人だ。

1週間前まで舞台を務めて、急に死去したとのこと。
74歳は早かったと思う。

結局、ぼくは一度も生の舞台を見なかった。
残念だ。
もうくにお・とおるの漫才は見られない。

今まで本当にお疲れさま。合掌。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 10:41 | comments(0) | trackbacks(0) |