考えたこと2

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先生の指導
元は塾をやっていた人が、今は教育評論家になって、親からの相談を受けている。
その記事を見たが、親の前でも全く子供をほめない先生がいるらしい。

ぼくは大学の事務で就職支援をしていたとき、親からの相談もまれにあったが、そういう時は当該の学生のことを悪くは言わない。
たいがいが「就活がうまく行っていない」という相談なのだが、全く相談に来ない学生でも「こちらに来てもらえればご本人の希望も聞いて、進めさせてもらいます」というように答えていた。
実際に何度も面談をした学生であれば、こちらの力不足をわびて、それでも学生が行きたい会社のレベルが非常に高かったりするのでやんわりレベル差の話もしていた。
基本はまずこちらの力不足を認めるということが重要だと思う。

記事によると、親から「子供をほめてやりたいので、いいところを教えてほしい」と言われても「いいところは一つもない」という先生までいるらしい。
これはどう考えてもおかしいだろう。

指導の責任の一端を担っているのは学校であり、教員なのだ。
それで、いいところは一つもない、ということは、いいところを見つける気がなく、指導の責任は全て家庭にある、ということになる。
それでは学校の責任は何なのかということだ。

それは、自分が教員失格である、と宣言しているようなものだ。
学校の管理職はどう思っているのだろうか。
教育委員会はどう思っているのだろうか。
当然だと思っているのだろうか。

外部から言うのは簡単だという批判はあるだろう。
でも、学校組織にそういうことを「おかしい」と思う人が少ないのも事実なのだと思う。

そういう先生が増えると、生徒のフラストレーションもたまって、いじめも増えるだろう。
自らいじめに加担したり、いじめを主導する教員すらいるという。

この状態を放置し続けるのはダメだと思う。
今やコロナ対策よりも、よほど重要だ。

こんな記事を見て、教育委員会や学校の管理職はなんとも思わないのだろうか。



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