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2022.11.26 Saturday
AIロボット
通販が増えているが、倉庫のピッキング業務(送る品物を倉庫から取ってくる)の合理化のビデオを見た。
ロボットが自動で取ってくるというものではなく、取るところは人がやって、ロボットは常に入ってくるオーダーをクラウド経由で取って、最も人間の歩数が少なくなるように指示して、取った荷物を持ち歩く、という仕組み。 品物を取るところは人がやり、どこにあるか、どれを取るかはロボットが指示する。 人間だけでやると、取ってくる間にはどれを取るかがわからないが、ロボットは通信できるので移動中でもピッキングすべき品物がわかるから、作業効率を上げられるという形。 ビデオで見た事例は、品物が比較的小さく、ロボットが識別して取る仕組みまでやるとしんどい、という感じだった。 人も楽になるし、仕事の効率も上がる。 こういう使い方が合理的なのだろう。 ロボットも品物を取るという仕組みが要らないので、安く作れる。 狭い倉庫の通路でもロボットは障害物を避けて動くし、人が来ると道を譲ったりする。 たしかに、効率が上がると思う。 事例では業務開始時にロボットが棚を見て回り、スキャンしてどこに何があるかをチェックする。 だから、毎日量が変わって位置が変わるようなものでもOKだ。 経済的に考えても、これはいい線をいくような気がする。 車の自動運転などのセンサーが発達して、こういうところでもその技術が使えるから、ちゃんと通路を認識して動ける。 だから、床に色付けした線など描いていない。 協働型のロボットだ。 でも、それによって人件費はどうなるのだろうか。 人のすることはAIロボットの指示通りに動き、品物を取ってロボットに指示通りに渡すだけ。 特に必要な知識も要らない。 体は楽だろうが…。 効率が上がり、作業をする人たちが談笑する時間も増えるかもしれない。 よくできていると思ったのは、ディスプレイにちゃんとスマイルマークみたいな顔が出ていること。 状態によって変わるのかもしれない。 充電が切れそうなら、しんどい顔になったりするのだろう。 ロボットに話させることも簡単だ。 EC(Electric Commerce)が増えたから、こういうロボットも開発される。 開発は海外だが、日本はまだ国内で委託生産できる。 ものづくりの伝統が生きている。 せめて、ソフトでは負けてもハードは生き残ってほしいものだ。 |
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