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2022.11.28 Monday
中国とベトナム
中国とベトナムは仲が悪い。
ベトナム戦争で、社会主義政権の北ベトナムが勝って、中国とは仲がいいと思っていたら、そうでもない。 ずっと国境あたりでもめているらしいし、中国もベトナムを御しにくい国と思っている。 ネットのニュースは。いろんなことが書いてあるから興味深い。 いろんなチャイナウォッチャーの人たちがいるんだろう。 その中のひとりがJBpressというところに記事を書いている。 そのベトナムの書記長が、習近平の3期目の主席選出の祝辞をわざわざ言いに行った。 健康上の不安があるにも関わらず、祝辞を言いに行ったというには、深い意味があるのだろう。 ベトナム・ビングループ主席経済顧問である、川島博之という人が書いている。 彼によると、台湾への侵攻が近いからだろうということだ。 「書記長が共産党大会直後に訪中して習近平独裁に賛同するような態度を表明するとともに、台湾有事の際にいち早く中国支持を表明する。ベトナムがそんな密約を交わしてくれれば、中国は南シナ海と北部国境でベトナムの安全保障を脅かすような行為はしない──。中国からそんなことを言われたのではないか? 水面下でそんなことが囁かれている。 だが、そう言われたからと言って、そこまで習近平に擦り寄る必要があったのか。ベトナムの識者は戸惑いを隠せない。 その戸惑いに対する答えは、「習近平は本気で台湾に対する武力侵攻を考えている」というものだった。中国の本気度がベトナムを動かした。」かららしい。 こんな記事が出るということは、ベトナムではそう思っている人が多いのかもしれない。 そう思って、退社後ベトナムで働いている後輩にLINEで聞いてみた。 彼の感触では、そんなことまではベトナム人は思っていないのではないか、ということだった。 とにかく、ベトナム人は中国人が嫌い、というのは事実だそうだ。 どんな密約が交わされたかはわからないが…。 台湾有事は起こってほしくないが、いざ起こった時にどうする、というシミュレーションはできているのだろうか。 閣僚がころころ更迭される今の政権に、そんなことができそうに思えないが…。 |
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