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2021.11.29 Monday
起業
こないだ大学生が起業したという話を聞いた。
1回生で100万資金をため、2回生で仲間3人と起業し、自分は社長になり、最初は資金が尽きて銀行から借金もしたが黒字になって、会社をたたんだというツワモノ。 大したものだと思う。 4月に会社を登記し、儲けるターゲットが年末において、玩具をECで売るというような会社を作った。 やってみると、いろいろ大変だったという。 それを1年間ほど経験し、3回生になって就活に入った。 今はわりと簡単に会社も起こせるし、ネットを上手に使えばやれることはある。 でも、それを実際にやるというのは至難の業だろう。 この仕事を10年以上やってきて、初めて聞いた。 ネット上にあった記事では、アメリカのある調査によると、起業で成功する確率は25歳よりも40歳のほうが2倍以上高く、30歳よりも50歳のほうが倍増するらしい。 会社を作る事はできても、それを維持して伸ばしていくというのは別の能力なのだろう。 やはり経験は大きいと思う。 若くして経営者になっても、外から企業経験者をハンティングするというようなケースは多いと思う。 会社の仕組みづくりができる人を入れるのだろう。 ECが発達して、売るものさえあれば、それをネットにあげて、買い手を募り、クレジットで決済して、モノを送るというインフラは整っている。 一昔前に比べれば、格段に商売はしやすくなったと思う。 それは音楽ビジネスでも同じことだ。 売れる曲を作っただけでは昔は売れなかった。 それを発表するためにレコード会社と契約し、プロデューサーの指示通りに音楽を作って、レコード盤をプレスし、ツアーをしなければ売ることができなかった。 しかし、今はネット上で誰でも配信できる。 それと同じことが、ECによってできるようになってきた。 売れるものを考えられたら、それを試作するのも3Dプリンタで簡単にできる。 少々お金はかかるが、生産を外注することもできる。 才能と運と仲間とマインドがあれば、起業ができる時代になった。 若い人たちがどんどんやってくれればと思う。 |
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