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2021.11.12 Friday
レをドにする?
昨日のギター教室で、キーがD(ニ長調)の曲をC(ハ長調)のコードで弾くには、どこにカポタストをつけたらいいか?という質問があった。
あ、それはレをドにしたらいいから、半音2つ分上げたらいいので、カポタストを2フレットにしたらいいですよ、と答えたら???の状態だった。 「レをドにする?意味わからん」というので、ハタと困った。 なるほど、レはドにはならない。 疑問は当然だ。 ギターを弾いている人は、だいたい始めるのが中学生か高校生くらいだったから、たいがい絶対音感など持っていない。 でも、長いこと弾いていると、相対音感は徐々についてくる。 基準がわかれば、音の高さはだいたいわかる、ということだ。 レをドにする、というのは絶対音のレを相対的にドになるように動かすということです、と説明をしなおした。 そうすると、なんとなく言いたいことはわかった、という感じ。 実際に2フレットにカポタストをして、Cで弾くと、カポなしのDと同じだという事実は理解してもらったが、ちゃんと腑に落ちる説明をするのは難しい。 カポタストというのは超便利な道具で、簡単に移調ができる。 キーが低くて歌えないというときでも、高すぎて歌えないというときでも、カポタストがあれば大丈夫。 これを適当な位置につけて、声が出るところで歌えばいい。 その位置で、同じコードを弾いたらいいだけだ。 そのことを説明するのに、レをドにする、という言い方をしたのだが、何年かギターをやっている人には通じるかもしれないが、初心者には難しい。 指板上でレの位置がカポタストをつけて、ドになるようにすれば、キーCで弾くのと同じ弾き方でキーがDにできるということだ。 次回までにわかりやすい図を作って持っていこうと思うが、思案中。 理屈ではレをドにはできないから、疑問は当然なのだが、どういう言い方をすればいいのか…。 |
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