考えたこと2

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3年後、5年後
ジャズギターのYoutube動画を見ていたら、難しいスケールを基礎からやろう、というシリーズがあった。
もちろん、最初の部分はそんなに難しくないのだが、だんだんと難しくなる。
最後のステージまで行くと、ギター仙人のように自由に弾けるようになると言っていた。

一つのフレーズを弦を変えて弾く。
3つの弦で弾いたり、2つの弦で弾いたりする。
さらに、弾き始める指を変えて違う運指で弾く。
そういうことをいくつかのコードに対してやっていると、だんだんと合理的な運指ができるようになって、どこにどの音があるかわかるようになる。
それを続ければ、3年後、5年後には違う世界が見えるようになる。

若い頃にこういう練習方法があることを知っていたら、よかったのにと思う。
あの頃はこんな便利なものもなかったし、第一そこまで興味もなかった。
仕事が忙しかったし、そのうち練習したらいいと思っていたのだ。

今になってこんなやり方を知ると、やってみようと思う。
しかし、3年後、5年後と言われるとちょっとしんどい。
自分の3年後や5年後はどうなっているか、わからないからだ。

若い頃は人生の終わりなど全く考えなかった。
無限に時間があると思うのが人間。
でも、すべての人間には有限の時間しかない。
それはわかっているのだが、忘れている。

今から練習して、どこまで到達するのだろうか。

そんな気持ちがジャマをする今日このごろ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
ブラウン管
ブラウン管というとテレビの代名詞だった。
これも若い人たちにとっては、死語だろう。

会社勤めを始めた頃、振動騒音の実験でオシロスコープを使っていた。
オシロスコープは、テレビ以外でブラウン管を使う実験機器。
85年に設計に移って、それ以来お世話になっていないが、当時のオシロスコープはブラウン管だった。
とても長いブラウン管を使う必要があるらしく、パネル面に対して奥行きがやたら長かった。
オシロスコープに信号をつなぐと、信号を時間軸で見ることができる。
それで力を電気に変えて、波形をモニターしていた。
懐かしい。

カラーテレビのブラウン管を作る技術も日本は強かった。
ソニーのトリニトロンという技術は有名だ。

しかし、それが液晶に代わり、どんどん良くなって、最初こそシャープが調子良かったが、サムソンに抜かれて、今やテレビは輸入がメイン。
パナソニックは国内での生産をやめた。
賃金が安く、市場が大きな国で生産して売るというのが合理的なのだろう。
日本のメーカーでも、作っているのは海外だ。

もうテレビの代名詞として、「ブラウン管」という言葉が使われることはないだろう。
オシロスコープもデジタルになってしまったし…。

今の10代の人たちは、ブラウン管テレビを見たことがないと思う。
テレビと言えば、薄い液晶のパネル。
ボタンがやたら多いリモコンがついている。

そんな時代になってしまった。
ここでも、日本が世界のトップから凋落したというストーリー。

アナログのすり合わせ技術は高かったのだが、デジタルになって、優位性がなくなった。
そういう話はたくさんある。

2000年代以降、そんなことさえ遠い過去になってしまった感があるなあ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:09 | comments(0) | trackbacks(0) |