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2021.06.06 Sunday
箱モノ
通常のエレキギターはソリッドといって、木の塊だ。
塊といっても、いろんな木を合わせて合板にしたり、ネック部分でも指板は別の木を使っていたりする。 最近の廉価版を見ると、ネック部分のヘッド(糸巻きがついている部分)側を分けて短い木を つないだものもあるらしい。 木は結構高いから、いかに小さな部品にするかが値段に関わるのだろう。 ソリッドではなく、アコギのように中が空洞になったエレキギターもある。 空洞が大きなものはフルアコ、小さなものはセミアコと呼ばれ、俗にソリッドに対して箱モノという。 「箱」というのは空洞のことを表すのだろう。 ただし、アコギのように真ん中に穴が空いているのではなく、基本はソリッドで、ボディの片側か両側にFホールという穴が空いているものが多い。 エレキギターは大きな音を出すので、ハウリングが起こりやすくなるから、フォークギター並にはならない。 ぼくらの世代は、フォークから入った人が多い。 当時はアコースティックギターなどという言い方はなかった。 スチール弦を張っているものは、みんなフォークギターと呼んでいた。 今もエレキには行かず、アコギで頑張っている人も多い。 でも、洋楽やJ-Popが好きなら、そこからエレキにいくのがパターンだ。 荒井由実やハイ・ファイ・セット、山下達郎など、よく聞いていた。 ぼくがエレキギターを買ったのは、成人式セールだった。 当然、もっと早い人もいただろう。 ぼくの先生は高校時代にエレキでバンドを組んでいたとのこと。 当時はエレキギターというとソリッドだった。 もちろん箱モノのエレキギターはあったが、あまりメジャーではなかった。 でも、最近は箱モノのエレキギターを使う人も増えたし、わりと売れるようになってきたと思う。 箱モノのエレキギター。 人生最後の1台という感じだ。 今のテレキャスも好きなのだが、どうしよう…。 |
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