考えたこと2

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追悼 ロジャー・ムーア
ジェームズ・ボンドでおなじみのロジャー・ムーアが89歳で亡くなったとのこと。
ショーン・コネリーが降りた後、彼がボンドになった。
1973年から85年まで、007の映画に出たのは7本で史上最多らしい。

ショーン・コネリーを出演回数で上回っていたとは知らなかった。
どうしてもジェームズ・ボンドというと、ショーン・コネリーが出てくる。
どちらかというとバタ臭い007がショーン・コネリーで、少し軟弱にしたのが、ロジャー・ムーアというイメージ。

なんとなく、アメリカっぽいイメージがあったが、イギリス生まれでクイーンズイングリッシュを話したらしい。
よく考えたら、アメリカ人にはジェームズ・ボンドは似合わないだろう。
その辺は、英語を話す人たちは敏感だ。

"Live and let die"とか、"For Your Eyes Only"、"Octopussy"、"Moonraker"など、初代の頃よりも大がかりになって、宇宙まで活躍の場を伸ばした。
今見ると、まだまだ特撮が稚拙だったりするが、それでも当時は娯楽大作だった。
1989年にベルリンの壁が崩れ、91年にソ連が崩壊して東西冷戦が終わり、従来の意味でスパイ映画は作りにくくなったが、幸いその前でまだまだ「スパイ」という仕事?が存在感を持って語られていた頃だ。

今や諜報活動がネット上に推移して、どちらかというとサイバー部隊が主流になっているような気がする。
黒いスーツに身を包み、銃を持ち、偽りの身分で海外で活躍するという従来のスパイとは違い、ハッカー然とした人たちが国に雇われて、小さなオフィスで暗躍するという感じだ。
そんな活動には、007は似合わない。

これから、007の映画はどうなっていくんだろうか。
初代ボンドのショーン・コネリーも、もう86歳。
今のボンドのダニエル・クレイグが49歳。

そういえば、最新の007映画は見てないなあ。
だんだんリアリティがなくなってきたような気がする。

若い人たちにとって、スパイってどんなイメージなんだろうか。

そういうことを思いつつ、合掌。

| | 考えたこと | 21:47 | comments(0) | trackbacks(0) |