考えたこと2

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クモが1年間に食べる食料
スイスのバーゼル大学の先生の、クモが地球上で1年間に食べる量が、3億トン〜8億トンもある、という記事があった。

そこに人間が食べる食物の量も載っている。
74億人の人類が1年間に4億トンの肉や魚を食べるらしい。
世界中の人間の体重を合計しても4億トンになるとのこと。
つまり、だいたい1年間に自分の体重と同じだけの肉や魚を食べている、ということになる。
たぶん、先進国ではもっと食べているだろうし、飢餓に苦しんでいる人たちはもっと少ないんだろう。
穀物を除いて、1日200グラム程度。
豊かな国や貧しい国を平均すればそんなものなのかもしれない。

それに対して、クモは全世界で2500万トン生息しているらしい。
これこそフェルミ推定だが、「The Science of Nature」に発表するくらいだから確からしい数字なんだろう。
2500万トンのクモが、少なくとも3億トンの昆虫を食べる。
体重の10倍以上だ。
これはスゴイ量だ。
記事によると、これらのクモの大半は人里離れたジャングルなどにいるらしい。

ほんまかいな、という感じだが、記事によるとクモを駆除するとそのエリアの昆虫が異常に増えるとのこと。
地球環境のエコシステムにおいて、クモの役割は大きいということが論文の主旨らしい。

たしかに、クモは一般の昆虫と違って、足が8本ある。
身体で糸を作ってクモの巣を作り、それを張って一般の昆虫を捕食する。
ちょっと違った進化を遂げた生物だ。
分類上も昆虫類には入らない。

どんな経緯でクモが地球上に現われたのかはわからないが、大事にしないといけないということだ。

しかし、大きなクモはやっぱり気持ちが悪い。
ヘビと並んで苦手な人も多いだろう。

ウチでよく見るのはほんの小さな黒いクモだが、あれはネットでみると「アダンソンハエトリ」という名前で、クモの巣は作らないがハエや小さなゴキブリを捕食するらしい。

これは見つけてもほっておこう。

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