考えたこと2

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アップル問題
スマホ1台あれば、いろんな事がわかる。
どこに連絡をとったか、どんな連絡先を持っているか、どんなメールを出したか、どこにいたのかなど、以前の電話よりも格段に情報量が多い。
サイバー犯罪のドラマを見ていると、たいがい、加害者や被害者のスマホを押収して調査し、犯行前後に連絡を取った先が共犯者だったり犯人だったりする。

アップルはFBIからテロ犯人のiphoneのデーターを調査したいと言われている。
ここ数日海外やWEB上ではニュースになっている。

具体的には、FBIはiphoneの情報を見ることができるような「バックドア」を作ってほしいと言っている。
バックドアというのは、FBIが鍵をもっていて開くことができる入り口というようなものだろう。
FBIはそれがあれば自由にiphoneのデーターを見ることができる。
テロリストがiphoneを持っていた場合、その中のデーターを見て、犯人につながっている人を特定し、共犯者を見つけることができるかもしれない。
そして、犯人グループを芋づる式に捕まえることができるかもしれない。

それだけ聞くと、バックドアを作ったほうがいいと思える。
しかし、FBIに自分のプライバシーを知られたくないと思う人もいる。
FBIが悪用するかもしれないし、FBIではない人がハッキングに利用したりするかもしれない。
そう思うと、作らないほうがいいようにも思える。
アップルはFBIに対して拒否の立場を取っている。
グーグルも同じ立場らしい。

新しいOSになればなるほど、セキュリティは強化されている。
個人のプライバシーを守るのか、それとも公共の利益を守るのか。
難しい問題だ。
ぼくが小学校の頃は、道徳の授業で公共の利益が優先するというふうに習った。
しかし、時代は変わって、どんどん個人の利益が強くなった。

アップルには政治的な配慮もあるのだろう。
中国で商売しようと思うと、アメリカの国家権力と結びつくのは不利だ。
だからといって、犯罪が起こるたびに選挙で問うわけにもいかない。

しかし、どこかで折り合いをつけないといけない。

きっと何らかの規則を作る必要があるんだろう。
情報端末というのは、文字通りその人のいろんな情報を含んでいる。
含んでいるからこそ便利なのだが、今までなかったような問題が出てくる。

悩ましい問題だ。

| | 考えたこと | 21:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
小惑星衝突?
NASAが小惑星の衝突の可能性を発表した。
小惑星の名前は2013 TX68という。
今年の3月5日に最接近する予定。

一部の人工衛星よりも地球に近いところをかすめるかもしれない、ということだ。
太陽の方向から近づいてくる小惑星は、太陽の明るさでなかなか観測できない。
2013年に3日間だけ観測できたのがこの惑星。
最接近時の地球との距離を正確に予測するのは難しい。

この惑星は直径30メートルと推測され、こないだロシアに落ちた隕石の1.5倍あるらしい。
惑星というくらいだから、太陽の周りを回っていて、今回は衝突しないとされているが、次回の2017年9月28日には2億5000万分の1という確率で衝突する可能性があるとのこと。

まあ、これくらいの惑星なら、もし衝突しても大惨事にはならないだろうが、すごい精度で毎日夜空を見張っている人がいる。
直径数10メートルの地球近傍惑星は100万個もあるという。
大変な仕事だ。

夜中の間に録画したものを昼間に見るんだろうか。
アメリカのことだから、毎日夜勤をしているわけではないだろう。
天文学者というと、天文台にへばりついて一日中空を見ているというイメージがある。
しかし、CCDカメラも発達したし、自動で運転できる部分もあるんだろう。
Wikipediaをみると、自動運転でデーターベースもあるという。

そういえば、インターネットのハッカーを追いかけたノンフィクションを書いた人も天文学者だった。
コンピューターに詳しくなければ、天文学者もやっていけない時代なんだろう。
軌道の計算など、プログラミングで計算するから、詳しくなるのかもしれない。

仕事のイメージもだいぶ変わる。
天文学者がコンピューターの使い手だとは…。

そういう人たちがいて、こういう予想ができる。

たった直径数十メートルの惑星の予測だ。
昔なら、全くわからなかっただろう。

世の中、進歩したなあ。

| | 考えたこと | 00:40 | comments(0) | trackbacks(0) |