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2016.02.28 Sunday
七大都市
ぼくらが小学校のころ、七大都市という呼び名で言われていたのは、東京、大阪、名古屋、横浜、京都、神戸、北九州だった。
七大都市、という名前はよく覚えている。 当時ぼくは神戸市民だったから、神戸は6番目に大きな都市だ、と喜んでいた。 学校が神戸市立だったから、特にそれを教えたわけではないと思うのだが…。 その後神戸は札幌に抜かれて、京都を抜いたが、今回福岡にも抜かれた。 今は7番目だ。 京都を抜いたのは、どんどん周囲の町を併合していったからだろう。 ぼくらが習ったのは、垂水区、兵庫区、長田区、生田区、葺合区、灘区、東灘区の7つの区だったが、その後生田区と葺合区が合併して中央区になり、西区と北区ができて大きくなった。 西と北の方にどんどん伸びていったということだ。 ズルいといえばズルい。 昔の神戸市なら、もっと人口は減っているんだと思う。 Wikipediaを見ると、六大都市という言葉が一般的なようだ。 「六大都市(ろくだいとし)は、1922年(大正11年)に日本の六大都市行政監督ニ関スル法律で定められた、東京府東京市、神奈川県横浜市、愛知県名古屋市、京都府京都市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市の6つの市のことで、当時の人口上位6都市にあたる。「六大市」とも言う。 1943年(昭和18年)7月1日の東京都制および五大都市行政監督特例の施行により、公的には「六大都市」とのくくりは廃止された。」 昔は六番目ということに意義があったのだろう。 神戸は七大都市の一つ、というのはぼくら小学生のちょっとしたお国自慢だったのかもしれない。 だから、いまだに「七大都市」という言葉を覚えている。 今になって、人口は大事だと思う。 中国が経済的に強いのは、人口の多さの部分もある。 日本のGDPが縮小傾向なのも、少産多死化で人口が減るからだろう。 そんな単純なことが大事だとは思っていなかった。 わかっていたら、もうちょっと真面目に考えていたとは思う。 しかし、まだ神戸が7番目とは。 喜ぶべきだろう。 |
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