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2015.11.14 Saturday
MRJ
今朝のニュースで国産の小型ジェット旅客機MRJの初飛行をやっていた。
飛び立つ飛行機の後ろには、整備をした人や設計した人など、関係者が並んで見送り、名古屋の空港の回りには沢山の人が来ていた。 単なる飛行機のファンもいれば、実際に関係した人、昔関係していた人などがいて、インタビューされていた。 MRJは三菱重工が作っているのだが、実は以前国産プロペラ旅客機のYS-11を作っていたのも同社だ。 日本の航空機製造の歴史は、戦後に一旦ストップする。 アメリカが日本が飛行機を作ることを禁じたからだ。 航空関係の大学の学部もなくなり、航空技術者は職を変わらざるを得なかった。 その多くの人たちが行った先は自動車業界だった。 そういう歴史の中で、YS-11が長らくプロペラ機の時代を支えた。 航空機製造の全面解禁になったのは、ぼくが生まれた1957年。 1962年から73年まで作られ、実機は2006年まで使われていたとのこと。 その、YS-11の製造に関わっていた人も来ていた。 三菱重工のOBたち。 今のMRJの部品を作っている会社の人もいた。 ふわりと浮き上がった機体がみるみる小さくなる。 きれいな離陸だった。 その瞬間、歓声が起き、みんなカメラのシャッターを切った。 感激のあまり、涙を見せるOBもいた。 日本のメーカーはボーイングなどに部品を入れて、実力を培ってきた。 その努力があったから、MRJができた。 日本の製造業の次の飯の種になる。 自動車が3万個に対して飛行機は100万個の部品がある。 すそ野は広い。 ホンダジェットはプライベートジェット、MRJは小型旅客機。 両者とも頑張ってほしい。 |
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