考えたこと2

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スポーツのビッグデーター
ミズノが、野球のバットのスイングを解析する、スイングトレーサーという装置を開発して発売した。
センサーにはセイコーエプソンのものを使っているらしいが、解析のソフトはミズノ独自のものらしい。

これで、スイング速度とか、ヘッドスピード、インパクト加速度、バットの回転などが解析できる。
そして、それらをクラウドでビッグデーター管理することで、例えば自分が全国の高校生の標準からどれくらい離れているかなどがわかるようになる。
こういうコンセプトの商品らしい。

だから、毎月の使用料を取る。
選手個人なら、980円、複数の選手のものが見られるコーチ用は2980円ということだ。
これらを見るためはスマートフォンを使う。
センサー用のアプリを入れないと見れないし、そこで課金すれば簡単にお金は集めることができる。
仕組みはできているのだ。

ここから、新しいビジネスが始まる。
自分にあったバットはどんなものか、ということがわかる。
それを訓練するにはどうしたらいいか、などがわかる。
今まではバットを売って終わりだったのが、スイングセンサーとバットを売ることが始まりになる。
こういうビジネスの形が新しいビジネスになる。

今までモノを売って終わりだったのが、モノを使うところまで入って、そしてレベルアップをするためにはどうしたらいいか、というところまで進む。

ソニーがテニスラケットに付けるセンサーを売っていたが、おっつけそういうビジネスに発展するだろう。
自分に最適なガットの張力はどれくらいがいいかとか、最適なラケットはどんなタイプかというようなことだ。
それは、ソニーにはできないかもしれない。
ラケットのメーカーにノウハウがあるからだ。

当初はプロなどでデーターを蓄積するのかもしれない。
そして、マニアにおりてくる。

野球ではプロ野球や高校野球の強豪校、少年野球のチームやなどがユーザーになるだろう。
少年野球などは、そういうのを使っている、ということが選手集めの売りになるかもしれない。

大リーグにも売り込んだらいいと思う。
アメリカは野球の統計が進んでおり、野球は統計のゲームになっている。
でも、まだバットという道具を使ったビッグデーターというのは出ていないと思う。

こういう、モノとネットをセットにしたような形は日本が得意なのではないか。

どんどん新しいビジネスが生まれれば、また日は昇るかもしれないぞ。

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