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2015.11.28 Saturday
親日嫌露
親日の国というと、トルコ。
世界で好きな国は?と聞くと、いつも日本が1位になるらしい。 好きな理由は、いろいろある。 建国の父と言われるアタルチュクという人が、明治維新をモデルとして改革を行い、「日本」という名前を国民が知ったということ。 日本がロシアのバルチック艦隊を破って日露戦争に勝ったこと。 日本に漂着したトルコの船の船員を助けて厚遇したということ。 何せ、小学校でトーゴー元帥(日本海海戦の時の司令長官)のことを習い、自分の子供にトーゴーと名付ける人がいたくらいだ。 イラン・イラク戦争の時に、空港に取り残された日本人を助けてくれたのはトルコの飛行機。 昔助けてくれた借りを返した、ということだ。 一方、トルコはロシアと仲が悪い。 ロシアはずっと南下したかったが、それを食い止めたのがトルコ。 そして、NATOにも加盟している。 そういう状態で、ロシアの爆撃機を撃墜した。 これは、もめるだろう。 どんな事情があるのか、よくわからない。 イスラムの国であるトルコの、ISに対する事情と、ヨーロッパの国々のそれとはだいぶ違うのかもしれない。 民族紛争のこともあるし、歴史的なこともある。 そういうところが、日本人のぼくらにはわからない。 ニューズウィークによると、ロシアのシリアでの攻撃相手は、トルコが支援しているトルクメン人だった、ということだ。 それがトルコの敵意を煽った。 いろんなことが絡まっている。 イスラムということで、十把一からげにしてはいけないのだろう。 島国で育ったぼくらは、そういうところがわからない。 ちょっと勉強しないとイケナイ。 |
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