考えたこと2

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動物病院
ペットといえば、イヌという常識が崩れようとしている。
イヌよりもネコのほうが多くなってきているらしい。

ペットフード協会の資料によると、2014年10月時点のネコの飼育数は996万匹。過去3年間で3.7%増えているらしい。
イヌはこの間13%減って、1035万匹になっている。
このペースでいけば、2015年には逆転する公算が大きいとのことだ。
経費の差が大きいということもある。
ネコは70万円、イヌは119万円というのが一生涯の経費らしい。
やっぱり景気の影響もあるんだろう。

医療費もイヌが高く、このままイヌが減り続けると、獣医が食いっぱぐれるという事態になるらしい。
これは意外だった。
動物病院はこれからどんどん流行ると思っていたが、イヌが減ってネコが増えるとそうでもないらしい。
10年後に11000件ある動物病院のうち、3割が廃業する、という人もいる。
業界としては、これを食い止めたいと考えている。
高齢者にペットを飼ってもらおうということだ。

イヌを飼うと散歩するので、飼い主が健康になれる。
そうなると、医療費の削減効果が大きい。

しかし、実際に今ネコが増えている現状で、そんなにイヌを増やすことができるんだろうか。

高齢になってもペットを飼えるように、飼い主が死んだ時の保険なども考案されているらしい。
しかし、小型犬やネコでも基本料金で350万円ほどかかるという。
なかなか難しいだろうなあ。

今獣医になろうとしている人たちはどうなるんだろうか。
たった10年後に3000件ほどが廃業という予想。

そんなことは全く思ってなかった。

先のことはわからないものだ。


| | 考えたこと | 23:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
妥協は大事
元オリンピック選手の為末大がツイートした言葉。

「ベストの選択にこだわる人は、結局選択ができない人生を送る。」

これは本当にそうだと思う。
ベストな選択にこだわる人は、妥協ができない。
だから、妥協の連続の人生で何かを選択することができない。
また、妥協をする人を非難することもある。

多くの人は、それを生活の中で学び、ほとんどの行動について、妥協しているはずだ。
しかし、実生活とあまり関係のないことになると、突然理想を振り回したりする。
妥協ができない、ということは結局選択などできないし、選択するということは敗北を意味したりするのだろう。
それは結局不幸な人生だと思う。
いくら理想を語っても、前に進めないのだから。
いや、本人はそれを良しとしているのかもしれないが…。

全ての仕事にも、それは言える。
モノを設計したり、製造したりするということは、妥協の産物だと思う。
いかに高度に妥協をするか、という観点はあるが、所詮妥協は妥協だ。
そこでベストの選択にこだわっていては、製品ができなくなる。
戦略を立てるときなどもそうだ。
いろんな意見がある。
どんな意見にもメリットとデメリットがある。
議論を尽くすことは大事だが、最後は妥協することが必要になる。

結局世の中の物事には、ベストな選択などないのだと思う。
その人にとって、ベストな選択はあっても、他人と話し合ったら、必ず違う意見が出てくるはずだ。

若い時は、どうしてもベストにこだわる。
これしかない、と思う。
しかし、ふつうは年を経るにしたがって、理想は理想、現実は現実などという区別をする。
それが妥協ということだろう。

結局、ベストな選択にこだわる人は、身勝手な人生を送るんだろうと思う。

現実を理解せず、空想の世界に生きていたりするんだろう。

こういう人が増えると、住みにくい世の中になると思う。


| | 考えたこと | 00:55 | comments(0) | trackbacks(0) |