考えたこと2

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風邪
久しぶりに風邪をひいた。
熱が出る風邪だ。
ぼくは、めったに熱は出ないのだが、十年ほど前に年末にインフルエンザになって以来、時おり出るようになった。
仕事は休めないので、解熱剤で熱を下げて行く。
昼過ぎから、だんだん上がってきて3時ごろにもう一度薬を飲む。
それで何とか持っているが、帰って夜になるとまた熱が出るというのを3日間ほど繰り返している。

とにかく、喉が痛い。
真っ赤である。
唾を飲み込むだけで痛い。
昔から風邪には強いと思っていたが、だんだん弱くなってきたんだろう。
体質が変わったのかもしれない。

風邪は万病の元というが、そうなんだろうか。
風邪をひくと、熱が出る。
熱は体の免疫機能が菌と戦っているから出ると聞いた。
時には風邪をひいて、熱を出し、ちゃんと戦うことができるか、チェックしてもいいような気がする。

無病息災というが、無病よりも持病を一つくらい持っているほうがいい、とも聞く。
自分で体に気を付けるようになるからだろう。

戦中・戦後の貧しい時期を過ごしてきた世代は、強かったといわれている。
ご飯をろくに食べられなかったり、代用食で芋の蔓を食べたとかいう話を聞いた。
少々のことには耐えられるだけの耐性を持っている。
その耐性は世代を下るごとに、下がっているような気がする。
どんどん世の中は良くなったからだ。

ぼくらの小さいころは、今と比べるとまだまだ貧しかった。
自動販売機でお茶や水を売るなど、考えられなかった時代。
運動場で遊んで喉が渇けば、水道の水をガブガブ飲んでいたし、甘味料や着色料は使いまくりだったし、農薬も今よりは使っていた。
それが当たり前だった。
小学校時代、アレルギーがあって、給食を食べられない子供などいなかった。

今はいろんなアレルギーが注意されていて、今日の給食には何が使われているかとか、そういうのも連絡する。
世の中が変わると同時に、人間の体も変わったような気がする。

ぼくらは前の世代に比べると、ひ弱に見えるだろうが、下の世代を見ると、もっとひ弱に見える。
文明が高度化したら、人間の体は弱くなるんだろうか。

未来の人類は、今の人類とはだいぶ違うという説もある。
あまり歩かなくなるから、足は細くなるが、頭は大きくなるとか、言われている。

当たらずとも遠からずかもしれない。

その頃の人類も風邪をひくのだろうか。
それとも、風邪はもう撲滅されているんだろうか。

そんなことを考えていたら、また熱が出てきた。

| | 考えたこと | 18:55 | comments(0) | trackbacks(0) |