考えたこと2

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学校事務
ずっと考えていたが、ようやく文科省は学校の事務を活用する方向に舵を切ったらしい。

こないだのニュースによると、「文部科学省の中央教育審議会(中教審)の 分科会は16日、教員が教育に専念できる体制 づくりを目指し、事務職員や専門スタッフを 活用することを柱とする答申案をまとめた。職員の位置づけを明確にし、複数の学校間 で事務作業を共有する「共同実施組織」を法令上明確にすることなどを盛り込んだ。中教審は12月に答申する予定で、文科省は来年に も必要な法令の整備を進める。事務職員は教員の給与管理や設備の保守点 検などの業務を担う一方、学校運営に関わることは少なかった。教員の多忙化が指摘され、事務職員を活用すべきだという声があがっていた。」ということだ。

どんな答申がでるのかわからないが、ぼくは社会人経験者を事務に登用するということがいいと思っている。
学校の運営を先生だけに任せていてはいけない。
保護者との関係や、学校の問題を、社会人の目から見ることが大事だ。
世の中の常識を学校の常識に持ち込まないといけない。

そして、先生の雑務を事務的にまとめてやってしまう。
パソコンが不得手な先生が多いが、そういうのはちゃっちゃとやってしまえばいい。
先生は、生徒に教えることが第一であり、それだけでいいと思う。
忙しいから、イジメに気が付かなかったとか、そんなこともなくならないとイケナイ。
その代わり、もっと子供の教育に集中してほしい。

できれば、中学のクラブ活動も、もっと外部の人を入れてやるべきだ。
クラブ活動も、多くの部分は先生から切り離せばいいと思う。
学校に来て、勉強を教えているのか、クラブ活動を指導しているのか、よくわからなくなっている先生も多いのではないか。
海外の運動クラブは、学外のクラブチームだったりもする。
そういう文化も育てていけばいい。

そして、今は指導できる先生がいないクラブは作らない。
昔はたくさんあった文化系のクラブもなくなっているところが多い。
そういうのは、市井の専門家みたいな人を連れて来て、面白さを伝えればいいと思う。
何であんなに運動部ばかりできるんだろうか。
新聞部や弁論部、哲学研究会、物理現象部、鉄道研究会、演劇部など、復活できないか。

そういう選択肢を増やすことが、個性を伸ばすことに繋がるんだと思う。
多様性も上がり、学校生活の幅が広がる。

と思っていたら、中教審の文書があった。

「教員以外の専門能力スタッフとして、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、医療的ケアを行う看護師、特別支援教育支援員、就職支援コーディネーター、ICT支援員、部活動外部指導員、学校司書、外国語指導助手などの整備が、今後の学校教育推進に不可欠であることを指摘」

と書いてある。
結局そういうことなのかと思う。

もちろん、そういう専門能力スタッフはある程度は必要だろう。
しかし、一番大事なのは、普通の社会人をスタッフに入れることだと思う。

何でそういうことがわからないかな…。



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