考えたこと2

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この程度のテロ?
日本の弁護士が、13日のパリのテロのニュースを見て、「この程度のテロで、国家非常事態宣言ができてしまうんだ」、というようなことを、ツイッターでつぶやき、炎上したというニュースがあった。
弁護士だけあって、フランス憲法の条文を引いて、その条文の内容から「この程度の…」となったようだ。

彼は日本で同じようなことが起こって、非常事態宣言みたいなことをされるのはイヤらしい。
だから、こういうツイートをわざわざしたのだろう。
そういう法制化に反対もしているようなツイートもあった。

もちろん、そのツイートは非難され、炎上中とのことだが、弁護士はもちろん反省などしない。
これはもう、見解の相違というしかない。

今回のパリのテロだが、法律の条文の解釈の問題はあれど、オランド大統領が非常事態宣言をするのは当然だと思う。
銃器を隠し持ってどこかに忍び込み、ターゲットを狙うというテロではない。
堂々と銃器を持って、一般の人たちが集まるレストランやホテル、コンサート会場、サッカー競技場などに行き、無差別に市民を撃ち殺し、爆弾を投げ、警察に反撃を受けると自爆したりした、という。
止めようがないテロだと思う。

セキュリティチェックなど意味が無い。
セキュリティチェックをしているところで発砲し、殺してしまうからだ。
この弁護士は、そういう事態を、非常事態とまではいかない、と思っている。
どこか頭の線が外れているのではないか。

条文の解釈はどうあれ、このテロを非常事態と言わないで一体何を非常事態と言えというのか。

一部の日本の人たちは、安倍首相がフランスに対して哀悼の意を表したら、イスラム国のターゲットになってしまうから、首相は間違っているという。

東大の上野千鶴子名誉教授までが、「国民を守るためには、敵を作らないことが一番だ」から、安倍首相は間違っているという。
本気で言っているのかと思う。
国際社会の一員として、こういう無差別殺人テロを許すなどという常識はないだろう。
それがわからないのだろうか。
早く引退されてはいかがかと思う。

もちろん、シリアで行われているのも、ある意味西側のテロだということもわかる。
イスラムの人たちが、無差別に殺されているではないか、ということだ。
だからといって、今回のテロは許すことなどできない。

たしかに、二人の日本人が犠牲になったのは、日本がISに対して敵対することを明らかにしたからだ。
しかし、「みんな仲良くしよう」と言っていれば、平和になるとでも思っているんだろうか。
そう言っている本人が、安倍首相とは仲良くしようとしていないのに。

ぼくはこの人達は無責任だと思う。



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