考えたこと2

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10周年
5月11日でこのブログを始めて10年になった。

10年間で3100件ほどの記事を書いてきた。
始めた頃はこんなに続くとは思っていなかったが、途中からやめられなくなって、今はほぼ毎日何かを書いている。
最初の方は個人的な話題が多く、日々起こったことの感想とかがメインだったが、だんだんと変わってきて今は何かほかの記事の感想などが増えた。

10年前の4月に仕事を変わったところだったので、いろいろ刺激があって最初の方は個人的な思いがあったんだろう。
途中、体調不良の時期もあったり、血圧が上がった時期もあったり、言葉が出なくなった時期もあったり、けっこう波乱の時期だったりした。
仕事を変わると、ストレスが増えることも多くなる。
そんな10年間だった。

内容的には、自分のこと、映画や本、英語や日本語のこと、ギターや音楽のこと、大学や教育のことなど、いろいろ書いた。

ほとんどの記事はどうでもいいことだと思う。
他の人が書いたり言ったりしていることばかりだ。

思いついて、検索して読み返すこともあるが、覚えているものもあるし、全く覚えていないものもある。
覚えていないものがほとんどと言ってもいいか。

このブログの読者はおそらく20人に満たないと思う。

読んでいただいた人、ありがとうございます。



| | 考えたこと | 23:21 | comments(3) | trackbacks(0) |
ヴィクトリアとシーザー
ケーブルテレビのアニマルプラネットというチャンネルで、ヴィクトリアという女性トレーナーが問題のあるイヌの解決をするという番組がある。
もう一つ、別のチャンネルでシーザー・ミランというイヌの伝道師みたいな人がやっている番組もある。

どちらもアメリカの番組だが、棲み分けができていると思う。

ヴィクトリアの方は、どちらかというと飼い主の問題が大きいケースを扱う。
イヌを飼ってはみたものの、散歩をさせるのが面倒くさいとか、ずっと抱いていて甘やかしすぎとか、自分が群れのリーダーだと思い込んでいるイヌとか、いろいろある。
見ていると、アメリカ人というのはイヌのことがわかっているのか…、と思う飼い主も多い。

ヴィクトリアはまず家族とイヌを観察して、問題点を指摘する。
ほとんどの場合、家族の間で言い合いが起こる。
イヌを飼ったのにほったらかしではないかとか、ちょっとはお前も手伝えとか、自分は仕事があるとか、甘やかすから悪いのだとか、とにかく最初は険悪だ。
泣く人も出てくる。

そして、みんなに言いたいことを言わせておいて、計画を立て、コミットすることを約束させ、訓練に入る。
実はこの段階がいちばん大事なのだろう。
ヴィクトリアはおやつを上手に使って、訓練をすすめる。
イヌが飼い主の言うことを聞きはじめると、家族の顔がほころんでくる。
最後はイヌを通じて、同居しているみんなが一つになる、という感じだ。
イヌを嫌っていた人も、好きになるのだ。

一方、シーザーは純粋にイヌの問題を扱う。
飼い主はイヌの知識もあって、精一杯やっているが、どうしてもうまくいかない時にシーザーを呼ぶ。
シーザーの訓練は、よりスピリチュアルだ。
イヌの精神的なエネルギーを感じながら、イヌと対峙する。
そしてイヌに分からせる。
イヌが降伏するまで長い時間がかかっても、我慢強く待つ。
時には噛まれて血を流すこともあるが、シーザーは平気だ。

イヌの社会性を育てるために、シーザーはたくさんのイヌを飼っている。
ドッグ・サイコロジーセンターとかいう名前だったと思う。
時にはそこに連れて行って、訓練をする。
イヌの友だちがいないイヌは、社会性が育ちにくい。
イヌの問題はイヌが解決するというスタンスだ。

毛色が違う2つのイヌの番組。
どちらも面白い。
人間が教えられることがたくさんある。

日本にはペットの問題を扱う番組はないが、これは日本人のペット観がアメリカとは違うからだと思う。

日本では、番組に出てくるようなひどい状況はないと思う。
それは、日本人がペットと人間の境界線をアメリカ人よりもちゃんと引いているからだと思う。

その違いが何に起因するのかわからないが…。


| | 考えたこと | 00:47 | comments(0) | trackbacks(0) |