考えたこと2

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野球離れ
昨日は野球の話だったが、アメリカでも野球をやる人は減っているらしい。

ウォール・ストリートジャーナルの記事によると、リトルリーグの関係者が、保護者に電話をかけてもなかなか入ってくれないらしい。
子どもたちの興味はバスケットやサッカー、ラクロスなどという結果。
2009年に206人いた参加人数が、今や74人になったとのこと。

独立できないリーグは周辺地域と試合をしたり、近くのリーグと合併、もしくは解散ということになる。

野球はアメリカの国技と言われているし、メジャーリーグの試合を見に行く時の大騒ぎも実際に見て、本当にアメリカ人は野球が好きなんだなあと思っていた。
でも、そんな状況になっている。
そういえば、メジャーリーグの選手も南米やアジアからの選手が多くなったから、自国の選手は減ってもプロ自体は成り立つのかもしれない。

2000年と2013年の比較で、7歳から17歳の人たちが参加した人数を見ると、野球が880万人から530万人に減少、バスケットボールも1380万人から1003万人に減少、サッカーが920万人から690万人に減少、アメリカン・フットボールだけが420万人から490万人に増加という結果。

この結果で、メジャーリーグは将来の人気が危ぶまれると考えているらしい。
ファンを対象に、野球に対する関心を持たせる要因を聞いたところ、観戦や試合会場に行くよりも、実際にそのスポーツをやったことが大きなきっかけになる、ということらしい。

そういえば、ぼくらが小学校のころは、プロスポーツは野球が一番だった。
というか、実際に遊べるスポーツという意味では、野球しかなかった。
ぼくの年代の男の子は、たいがいバットとミットを持っていた。
おそらく、昭和30年代前半の男性に聞くと、広っぱ(この言葉も死語になった)で数人で野球(のまねごと)をしたことがあるか、と聞けば7割位の人がやったことがある、というだろう。
団塊の世代なら、もっと高いと思う。
だから、今でもぼくらは観戦するとしたら、野球である。

サッカーも中学・高校で体育の授業でやったが、やっぱりスター選手がいる野球だ。
マンガも「巨人の星」は有名だが、野球のマンガが圧倒的に多かった。
今はサッカーやバスケットのマンガもあるようだが、当時は全くなかったなあ。

子どもの世代になると、たしかに野球をしたことがないという人が増えているだろう。

しかし、少子化だけでなく、スポーツをする人口も減っていると思う。
生活環境の問題もあるし、公教育の質の低下での塾通いもあるし、ゲームなどのスポーツ以外の楽しみが増えたこともある。

日本はアメリカと違って少子化だから、条件は厳しいだろう。

プロ野球機構は何か考えているのだろうか。



| | 考えたこと | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
イチローの監督
今のイチローが所属してるチームは、マイアミ・マーリンズ。
そのチームの監督が5月18日、ダン・ジェニングスに代わった。
これが普通の監督ではなく、指導経験では高校野球のコーチをやってきただけの人らしい。

記事によると、「サザン・ミシシッピ大学でカレッジベースボールのプレイヤーとして過ごし、1984年にヤンキースのトライアウトに落ちプロ入りを断念。間もなくしてアラバマのダヴィットソン高校の監督、86年にシンシナティ・レッズのスカウト、88年にマリナーズのスカウト、95年デビルレイズのスカウティング・ディレクター、2002年マーリンズの副社長、2007年のアシスタントGM、2013年にGMに就任」という経歴。

要は、自分が責任者になっているチームの監督になった、ということだ。
マネーボールという本を読んだが、いくらアメリカでもメジャーリーグの経験者以外が監督になるというようなことは、常識ではない。
記事に「極めて稀」と書いてあるから、ないことはないんだろうが…。

ネット上でもブーイングが起こっているらしい。

今のところの成績は、2勝2敗で、現在ぶっちぎりの最下位。
まあ、最下位だったから、監督の交代ができたんだろうが…。

しかし、イチローという稀有のプレイヤーにして、違った意味での稀有な監督だ。

でも、ぼくはプロ野球の監督という商売は、ひょっとしたらアマチュアでも出来るのではないかと思っていた。
コーチはプロでないといけない。
直接選手に教えるからだ。

監督の役割は、コーチと選手をまとめ、選手の体調を維持できるように環境を整え、球団の上層部と交渉し、士気をあげるような行動をとるということが大きい。
だから、極端な話、組織の運営のプロならできると思う。
もちろん、野球を知らなければできないが、スカウトもやって、球団のGMまでいった人ならできるはずだ。

このダン・ジェニングス監督が好成績を上げれば、メジャーリーガー出身でなくても監督ができる、という実績ができる。
これは面白い。

今年はイチローの成績だけでなく、チームの勝ち星も興味深くなった。

頑張れ、マーリンズ!


| | 考えたこと | 01:08 | comments(0) | trackbacks(0) |