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2015.05.01 Friday
年をとって角がたつ
ストレッチのコーチと話をしていて、面白いことを聞いた。
コーチは何店か曜日で掛け持ちしているのだが、かなり元気な(というか、ガラが悪い)ところにある店もあるらしい。 その店ではしょっちゅうトラブルが起こる。 筋トレのマシンのインターバルは、原則マシンから離れて休まないといけないのだが、面倒くさいとマシンのところで休んでしまう。 そんなにインターバルを取らないから、もう1回すぐにやろうとするわけだ。 でも、そんなことをしていると、マシン待ちの他のメンバーが文句を言ってくるらしい。 人気のあるマシンは数台揃えているのだが、そこの店は1台しかないマシンもあって、それがトラブルの原因になるらしい。 「休むときはマシンから離れることになってるやろ」という文句が出る。 「うるさいなあ、今やるとこやったんや」という買い言葉に発展する。 おばちゃんがキレることもあるという。 時間帯は?と聞くと、午前中や日中らしい。 たいがいヒマな人が来ている時間帯だ。 コーチによると、若い人はそんなことは言わないらしい。 黙って我慢して待つか、早々にあきらめる。 まあ、おじちゃん、おばちゃんのパワーにひるむ部分もあるのだろう。 結局トラブルを起こすのは、年配者だそうだ。 時間はたっぷりあるのだが、ガンコで気が短い。 だから、待たされるのはイヤだ、ということになる。 自分は許せるけれど、人は許せない。 興味深く聞いて、反省した。 ぼくはどちらかというと、あきらめる派だが、年配者がトラブルを起こすのはよくわかる。 プールでもあるからだ。 自分がいつも泳いでいるレーンで遅い人が泳いでいたら、文句を言う。 「あの人は遅いから、初心者レーンに行ってもらえ」 ぼくの行っているジムでは、直接言うことはめったにない。 たいがい、ジムの職員に言う。 一度などは、若い女性の職員が泣いていたのを見た。 散々文句を言われて、聞いていたのだろう。 そこまで言いたかったのなら、直接言えばいいのだ。 孔子は、五十にして天命を知り、六十にして何を聞いても腹が立たなくなり、七十にして心の欲するままにしても道徳を守れるようになった、という。 エライ違いではないか。 年をとれば角が出てくる人が多いみたいだ。 高齢化社会が来ている。 こんな年配者ばかりだと、エライことになるぞ。 |
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