考えたこと2

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卒業式の風景
小さな会社でも、大変な人気企業で、競争率が1000倍を超える会社がある。
7回の面接を通り抜け、内定を勝ち得た学生がいた。
その会社1社だけ受けて、3ヶ月程度の長い面接試験を経て、見事入社を決めた。
特に、支援をしたわけではないが、エントリーシートをどういう考え方で書くのか、どういう意図で質問がされているか、というような事を話した覚えがある。

一方で、卒業式の時には決まっていなかったが、内定の連絡がその後入り、直後に内定の報告に来た学生がいる。
ちょうど、その1000倍の学生が挨拶に来ていたところだったが、そこに飛び込んできて「72社目にしてやっと内定もらいました」と言った。

見ず知らずの学生たちが、顔を見合わせて、思わず拍手をした。
「よかったね」という声も出た。
本当に、期せずして拍手と声援が起こった。

こういう瞬間がある。

面接で話しすぎる学生だった。
言葉が多すぎて、何を言っているのかわからなくなる。
シンドイ学生だったが、最後に明るい顔で進路決定報告をして、去っていった。

一人一人、違う進路だし、選ぶ基準も、選考課程も、落ちた回数も違う。
それでも、一人一人社会に出て行く。
進路なんて、そんなものなのだ。

そういう瞬間に立ち会えたことがうれしかった。

ありがとう。

| | 考えたこと | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
マウス
ゼロックスのパロアルト研究所で発明されたというマウス、今のところこれに勝つものができていない。

画面上のどの部分を選択するか、という「ポインティングデバイス」はマウスをはじめ、トラックボールとか、トラックパッドとかいろいろある。
最近は直接指で画面をタッチするという方式も出てきた。
指の動き(つまむとか離す)ということと、画面の拡大・縮小を結びつけて操作するということもできるようになった。

マウスというネーミングはなかなかよく出来ている。
昔はネズミの尻尾みたいなコードがあったが、最近はワイヤレスのも出てきて、ホイールが付いていたり、ボタンの数も1つから5つくらいまでバリエーションがある。
作った方も、何の気なしにつけた名前だったのではないか。

しかし、細かいところを選択したりするのは、まだマウスに勝つものはないと思う。

初めてマウスというものを見たのは、たしか80年代後半だったと思う。
EZPSというキャノンのワープロ(というよりはDTP)専用機についてきた。
当時、EZPSの研修に行ってきた若い女子社員が操作をするのを見せてもらった。
ほー、と思ったが、その後ここまで一般に普及するとは誰が思っただろうか。
今や相当の年寄りでも、マウスと言えばあのマウスだし、使えなくてもその存在は知っているだろう。

今はタッチセンサー、タッチレスセンサーというようなものの開発が花盛り。
触った感じがザラザラしているとか、そんなセンサーもあるらしい。
運転中に何らかの動作をしたら、ナビに入力が可能とか、実際に触らなくてもOKというようなセンサーも開発されている。
テレビの前に人がいるかどうかは、既にカメラで実現しているが、テレビの前で腕を振るとかいう動作でもテレビが操作できるようになったりするらしい。
実際、便利なのは独居老人の安否確認サービスだろう。
既にポットで実現しているが、ポットよりもテレビの方がインターネットとは相性がいい。

そういう風にパソコン以外のものは、人間が入力するところが開発されているが、パソコンはマウスから進歩がない。
これでもう決まり、という感じなのだろうか。

1980年代に作られたマウスが、2014年になってもやっぱり現役だ。
もう30年以上経つ。

最初の発想が素晴らしかったのだろう。

当分はマウスの時代が続く。

| | 考えたこと | 00:18 | comments(2) | trackbacks(0) |