![]() |
2014.03.10 Monday
老化
人間の老化のメカニズムは、比較的最近になってわかったらしい。
細胞が生きていくのにエネルギーが必要だ。 そのエネルギーを生み出すのがミトコンドリアというもの。 これが細胞の中にあって、エネルギーを生み出す。 大昔に二つの生物が合体して、細胞の中にミトコンドリアができたらしい。 ミトコンドリアが働いてエネルギーを生み出すときに活性酸素が出る。 これが遺伝子を破壊する。 遺伝子の一部が壊れるのだ。 これらは修復されるらしいが、いくらかはマチガイが残る。 これが老化の元になるらしい。 一般的に鳥は長生きだ。 鶴は50年以上生きるし、鳩は20年くらい生きるという。 カナリアでも10年以上は生きる。 これはなぜかというと、鳥類の細胞にはミトコンドリアがたくさんあって、活性酸素が出にくいということらしい。 ミトコンドリアがオーバーワークしなくて済むからだという。 ネズミが2〜3年しか生きないことを考えると、やっぱり鳥は長生きなのがわかる。 エライものだ。 ここまで理屈が分かれば、いつか長寿の薬ができるかもしれない。 しかし、もしも人間がみんな120歳まで生きることになると、大変なことが起こる。 人口が増えすぎるのだ。 超高齢化社会になる。 でも、老化しないのだから、90歳くらいまでは元気に働けるのかもしれない。 元気な90歳。 結婚は50歳でもOKということになる。 こうなると世界が変わる。 どんなふうに変わるのだろうか。 想像がつかないが…。 今世紀中に実現するかもしれないなあ。 |
![]() |