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2014.03.19 Wednesday
マウス
ゼロックスのパロアルト研究所で発明されたというマウス、今のところこれに勝つものができていない。
画面上のどの部分を選択するか、という「ポインティングデバイス」はマウスをはじめ、トラックボールとか、トラックパッドとかいろいろある。 最近は直接指で画面をタッチするという方式も出てきた。 指の動き(つまむとか離す)ということと、画面の拡大・縮小を結びつけて操作するということもできるようになった。 マウスというネーミングはなかなかよく出来ている。 昔はネズミの尻尾みたいなコードがあったが、最近はワイヤレスのも出てきて、ホイールが付いていたり、ボタンの数も1つから5つくらいまでバリエーションがある。 作った方も、何の気なしにつけた名前だったのではないか。 しかし、細かいところを選択したりするのは、まだマウスに勝つものはないと思う。 初めてマウスというものを見たのは、たしか80年代後半だったと思う。 EZPSというキャノンのワープロ(というよりはDTP)専用機についてきた。 当時、EZPSの研修に行ってきた若い女子社員が操作をするのを見せてもらった。 ほー、と思ったが、その後ここまで一般に普及するとは誰が思っただろうか。 今や相当の年寄りでも、マウスと言えばあのマウスだし、使えなくてもその存在は知っているだろう。 今はタッチセンサー、タッチレスセンサーというようなものの開発が花盛り。 触った感じがザラザラしているとか、そんなセンサーもあるらしい。 運転中に何らかの動作をしたら、ナビに入力が可能とか、実際に触らなくてもOKというようなセンサーも開発されている。 テレビの前に人がいるかどうかは、既にカメラで実現しているが、テレビの前で腕を振るとかいう動作でもテレビが操作できるようになったりするらしい。 実際、便利なのは独居老人の安否確認サービスだろう。 既にポットで実現しているが、ポットよりもテレビの方がインターネットとは相性がいい。 そういう風にパソコン以外のものは、人間が入力するところが開発されているが、パソコンはマウスから進歩がない。 これでもう決まり、という感じなのだろうか。 1980年代に作られたマウスが、2014年になってもやっぱり現役だ。 もう30年以上経つ。 最初の発想が素晴らしかったのだろう。 当分はマウスの時代が続く。 |
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