考えたこと2

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重力波の発見
宇宙の始まりはビッグバンだという。
要は大爆発が起こって、未だに宇宙は広がり続けているらしい。

普通に考えたら、宇宙は止まっているものだ。
最初は地球が宇宙の中心だと思う。
太陽が地球の回りを回っていると思っているのだ。
それはごく自然な人間の思いだろう。

ところが、太陽が中心で地球がその回りを回っているとわかった。
どうも人間が中心ではないらしい。

そして、銀河系の中では太陽系は端っこの方にいるらしいとわかった。
どうも人間は宇宙が何かの偶然に生んだ生き物らしい。

宇宙に望遠鏡を打ち上げ、調べてみると、なんと宇宙が広がっていることがわかった。
どうなっているのか、わからない。
どんどん大きくなっている。
そして、銀河系みたいな宇宙がたくさんあることもわかった。
どうも宇宙はもともとあったものではなく、何かで出来たもので、それが広がり続けているということらしい。

広がり続けているということは、宇宙の始まりはどうだったのか。
逆に小さいものだったのだろう、と想像がつく。

いろんな説があったが、今はビッグバンによってできたということになっている。
ビッグバンについて、インフレーション(膨張)が起こり、今の宇宙が形成されたという説。

その証拠になるのが、重力波というものらしい。
もともと原子より小さなサイズだった今の宇宙が、一気に膨張する。
その時に重力の分布に波ができるらしい。
アメリカのグループがその重力波を発見したというのが今回のニュース。

佐藤勝彦という日本の宇宙学者がその理論を唱えた一人。
今日のニュースでやっていたが、そんなものが観測できるとは思っていなかったらしい。

これがもっと観測されると、佐藤勝彦のノーベル賞が近づくかもしれない。

宇宙の始まりがわかったからといって、ぼくらの生活が豊かになるわけでもないし、紛争がなくなるわけでも、世界に平和が訪れるわけでもない。
もちろん、何かが便利になるわけでもない。

それでも、人間は宇宙の始まりを知りたい。
人類のルーツが138億年前のビッグバンだ、ということだ。

今日の生活が心配なら、そんなことは思わない。
でも、日本は豊かになった。
豊かになったから、そういうことを考えられる。

その豊かさがいつまで続くのかはわからないが…。


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