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2014.03.21 Friday
重力波の発見
宇宙の始まりはビッグバンだという。
要は大爆発が起こって、未だに宇宙は広がり続けているらしい。 普通に考えたら、宇宙は止まっているものだ。 最初は地球が宇宙の中心だと思う。 太陽が地球の回りを回っていると思っているのだ。 それはごく自然な人間の思いだろう。 ところが、太陽が中心で地球がその回りを回っているとわかった。 どうも人間が中心ではないらしい。 そして、銀河系の中では太陽系は端っこの方にいるらしいとわかった。 どうも人間は宇宙が何かの偶然に生んだ生き物らしい。 宇宙に望遠鏡を打ち上げ、調べてみると、なんと宇宙が広がっていることがわかった。 どうなっているのか、わからない。 どんどん大きくなっている。 そして、銀河系みたいな宇宙がたくさんあることもわかった。 どうも宇宙はもともとあったものではなく、何かで出来たもので、それが広がり続けているということらしい。 広がり続けているということは、宇宙の始まりはどうだったのか。 逆に小さいものだったのだろう、と想像がつく。 いろんな説があったが、今はビッグバンによってできたということになっている。 ビッグバンについて、インフレーション(膨張)が起こり、今の宇宙が形成されたという説。 その証拠になるのが、重力波というものらしい。 もともと原子より小さなサイズだった今の宇宙が、一気に膨張する。 その時に重力の分布に波ができるらしい。 アメリカのグループがその重力波を発見したというのが今回のニュース。 佐藤勝彦という日本の宇宙学者がその理論を唱えた一人。 今日のニュースでやっていたが、そんなものが観測できるとは思っていなかったらしい。 これがもっと観測されると、佐藤勝彦のノーベル賞が近づくかもしれない。 宇宙の始まりがわかったからといって、ぼくらの生活が豊かになるわけでもないし、紛争がなくなるわけでも、世界に平和が訪れるわけでもない。 もちろん、何かが便利になるわけでもない。 それでも、人間は宇宙の始まりを知りたい。 人類のルーツが138億年前のビッグバンだ、ということだ。 今日の生活が心配なら、そんなことは思わない。 でも、日本は豊かになった。 豊かになったから、そういうことを考えられる。 その豊かさがいつまで続くのかはわからないが…。 |
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