考えたこと2

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狼少年ケン
また一つ思い出したから書く。
アニメ主題歌というと、必ず出てくるのが狼少年ケン。
このアニメは内容よりも音楽で覚えているケースが多いと思う。

「ボバンババンボン、ボンボバンバボバ、ボバンババンボン、ボンバボン」という歌詞?を聞くと、思い出す人も多いだろう。
アフリカ風のリズムに乗って、低い声でのスキャットに不気味さを感じる。
そこから一転して明るくなり、「いつもおいらは泣かない どこまでもえるいのち がっちりつかむぜ太陽 嵐はまた来る」という歌。調べてみると、この歌は小林亜星の作曲だった。

ブリヂストンのCMソング「どこまでもいこう」やアニメの「魔法使いサリー」や「秘密のアッコちゃん」などを手がけ、「北の宿から」でレコード大賞も取った。

内容はほとんど覚えていないが、昭和20年代後半から30年代前半くらいまでに生まれた人なら、ほとんどの人がこの主題歌は覚えているのではないか。

どうもこの作品は、手塚治虫の鉄腕アトムの成功に触発されて、東映動画が作ったものらしい。
アトムが始まった当初は、アニメのレベルが低いという評価で、さほど流行るとは思っていなかったのが、予期に反して大人気になり、東映動画が市場参入したというのが実情。
たしかに、初期の鉄腕アトムは背景やコマ撮りを省力化していたと思う。
でも、子どもの想像力はそれを補うのだろう。
いま改めて見ると、こんなアニメだったのか、と思うが、記憶ではそんなことはない。
アトムの持っている、夢や理想が子供心に働きかけたのだ。
それは手塚治虫の作品全般に言えることだと思う。

おそらく、狼少年ケンの方がアニメの出来はよかったのだろう。
東映動画の方がスタッフがたくさんいたはずだ。
しかし、技術ではないのだ。

というワケで、このアニメはぼくの中では「主題歌」が一押しになる。

虫プロ対東映動画は、虫プロの勝利だったと思う。


| | 考えたこと | 23:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
泣く話
人によってどういう話に涙腺が弱いのか、決まっている。
当たり前だが、同じ話でも泣く人と泣かない人がいる。

どこを刺激されると弱いのかが違うのだろう。

ぼくの場合は、恋愛ものではあまり泣かない。
どちらかというと、親子や上司と部下などの関係の方が泣ける。
映画でいうと、ぽっぽ屋とか、アンタッチャブルとか、陽だまりのグラウンドとか…。

陽だまりのグラウンドで、キアヌ・リーブスが監督をしているリトルリーグのチームの、黒人の子どもが、ギャングの抗争に巻き込まれて亡くなった時の葬式の場面でやった演説は印象に残っている。

もともと、いやいや引き受けた監督だが、やっているうちにだんだんと本気になってくる。
その矢先に起こった不幸な出来事。
勝った試合で、亡くなった子どもが活躍してくれたことを思い出し、「あの瞬間だけでも、私には価値があった」という。
こういうのに弱い。

弱いと言っても、回りにたくさん人がいればガマンするようにしている。

昭和生まれの男子は、人前で泣いてはいけないと教えられた。

だから、なるべく泣かない。

そのへんが、違うのだろう。
| | 考えたこと | 02:19 | comments(0) | trackbacks(0) |