![]() |
2013.08.15 Thursday
名古屋駅
会社にいた頃は、多いときは週に3回以上名古屋駅で新幹線を降りて、名鉄に乗り換えていた。
移動時間は、大体は寝ていたが、唯一目が覚めるのが名古屋駅。 乗り換えだから当たり前だ。 往きは急いで乗り換えるので、回りなど見ない。 よく覚えているのが、帰りの新幹線を待つ時のホームの上から見る景色。 ながらく会社ではエコノミーチケットで自由席だったから、前の方だった。 のぞみができた頃から緩和されたが…。 打ち合わせが終わって、夕暮れから夜になる頃の名古屋駅だ。 覚えているのが河合塾。 さすが、名古屋が発祥の地だけあって、大きなビルが建っていた。 あの頃は、物理的に人生で一番忙しかったのではないかと思う。 時期もバブルのピークから、ちょっとあとくらい。 毎日12時を回って帰っていた。 知らぬ間に仕事量か倍近くになって、半分惰性で仕事をこなしていたと思う。 後から振り返ると、日本中が熱にうかれていたと思う。 たくさんの理系出身者が銀行に入った 証券会社の新人の年収がバカみたいに高くなり、上の人たちはシーマやセルシオを買って、ローンを組んで億ションを買っていた。 そんな時代があった。 ぼくの会社はほとんど恩恵を受けなかったが、ただただ忙しかった。 その頃、よく夕方の名古屋駅のホームで赤く染まったビルを見ていたのだ。 ほどなくして、山一証券が潰れ、バブルがはじけた。 はじけてみると、無茶をしていたことがよくわかる。 申し訳程度に銀行も潰れたり、合併したが、ほとんどは税金で助けられた。 大蔵省が財務省になったりもしたが、誰も責任を取らなかった。 あのやり方が悪かったのではないか。 今の日本のモラルの無さは、バブル崩壊から続いているような気がする。 アベノミクスでこのまま財政破綻しても、おなじように誰も責任を取らないだろう。 いったいいつからこんな無責任な国になってしまったのだろう。 |
![]() |