考えたこと2

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リーダー不在
参議院選挙が今日公示された。

この選挙の争点は憲法改正の手続き論であるらしい。
それが大事ではないとは言わないが、厚生労働省の年金の問題や増え続ける社会保障の問題はどうなったのだろうか。
こんな大事な問題を選挙の時に争点にしなくて、どうするのか。

少子高齢化で若い人が減り、高齢者が増える。
全体の人口も減るが、それをはるかに上回る勢いで高齢化が進む。
要は、いろんなものを税金で賄っているが、それが成り立たなくなる。
社会保障費はその最たるものだ。
税金を納める人が減り、年金や医療費をもらう人が増える。

今の若い人たちは数人で高齢者を一人支えなくてはならない。
そして、その人たちが年金の恩恵にあずかるのは、どう考えても80歳を超えてからだ。
そういうことに蓋をしたまま選挙をするというのか。

政治家はみんな票がほしい。
しかし、票をもらうことより、しんどくてもやらないといけないことがある。
それが政治家の使命だ。
もうすでに壊れている制度をやり続けるというのは、国民をだますことになる。

いつから、こんなバカな国になったのだろうか。

世代間格差がどんどん大きくなっていくのに、だれもそれを指摘しない。
若い人が何も言わないのをいいことに、年寄りが搾取する。
このままいくと、暴動がいつか起こる。

そのまえに財政破綻して、リセットしなければならなくなる可能性の方が大きいと思うが…。

政治の貧困だ。

誰かが言った、ある国がよいリーダーに恵まれるのは運だ、というのは本当だと思う。

日本にもサッチャーのようなリーダーが生まれないものか…。

| | 考えたこと | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
フェルミ推定
フェルミ推定という問題がある。
物理学者のエンリコ・フェルミが得意としたことから、この言葉ができた。

Wikipediaで意味を調べてみると、「フェルミ推定(フェルミすいてい、Fermi estimate)とは、実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを指す。オーダーエスティメーションともいわれる。」と書いてある。
オーダーエスティメーションとは、桁数(オーダー)を推定するという意味だ。

例を挙げると、「日本にイヌは何匹くらいいるか」とか、「日本に電信柱は何本あるか」とかいうのがフェルミ推定の問題。

この手の問題がマイクロソフトやグーグルの入社試験で出されて有名になった。
もちろん、答えが合うことが大事だが、論理的に考えて答えを導く過程の方が重視されるという。

日本の人口が1.2億人で、一世帯が2.5人とすると、日本の世帯数は4800万世帯。
4世帯に1匹のイヌがいるとすると、4800万÷4で1200万匹になる。
正解は1200万匹だから、推定通り。
人口→世帯数→イヌの数という風に考えると、この答えが出る。

『 実際にフェルミが学生に出したといわれているのは「シカゴにはピアノの調律師が何人いるか」という問題。これを解くために、フェルミは「シカゴの人口は300万人」「ピアノを保有している世帯は1割」「調律師が1日に調律するピアノの台数は3つ」などと仮定して、130人程度という数字を出している。』とのこと。

頭の体操としては役に立つと思う。

しかし、この能力があると、いい仕事ができるとは限らないということで、グーグルは方針を変えたらしい。
まあ、そうかもしれない。
でも、頭の柔らかさを見ることはできるような気がするが…。

入社希望者が同じような問題ばかりやって、対策をするようになったのかもしれない。
こういうのは面白がってやるところに、面白みがある。

日本でも取り入れてやってみればいいと思う。


| | 考えたこと | 00:03 | comments(0) | trackbacks(0) |