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2013.07.22 Monday
ゴロとフライ
野球の用語はいろいろと面白い。
ストライク、ボール、バット、ベース、ピッチャー、バッターなど、ほとんど英語だ。 アメリカで使っている言葉そのままが多いのだが、そうでない言葉もある。 例えば「ゴロ」という言葉。 ファーストゴロとか、セカンドゴロとかいう風に使われる。 転がっているボールのことだ。 これは英語でいうと「grounder」というらしい。 groundするもの、ということで「転がっているもの」というような意味だろう。 「groundout」というと、「一塁ゴロでアウトになる」という意味になる。 きっとゴロというのは、ゴロゴロと転がるボールのことを表している日本語だと思う。 名詞というより擬態語の感じだ。 英語を少しでもかじった人なら、ゴロというのは英語ではない、ということはわかるはずだ。 一方で「フライ」はフライだ。 fly ballというと、空を飛んでくるボールという意味。 まあ、これは英語だとわかるだろう。 一塁フライは、日本語ではファーストフライ、英語ではファースト・ベース・フライという。 基本的には同じ使い方だ。 いつもほとんど意識しないで使うが、野球の用語は歴史があるせいか、和製英語と真性英語が複雑に入り交じっている。 しかし、メジャーリーグ化が進んでおり、ボールとストライクの順番が変わったのは前に書いたとおり。 時代は共通言語になろうとしている。 そのうち、ゴロの事をグラウンダーとか言うようになるだろうか…。 |
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