考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
フェルミ推定
フェルミ推定という問題がある。
物理学者のエンリコ・フェルミが得意としたことから、この言葉ができた。

Wikipediaで意味を調べてみると、「フェルミ推定(フェルミすいてい、Fermi estimate)とは、実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを指す。オーダーエスティメーションともいわれる。」と書いてある。
オーダーエスティメーションとは、桁数(オーダー)を推定するという意味だ。

例を挙げると、「日本にイヌは何匹くらいいるか」とか、「日本に電信柱は何本あるか」とかいうのがフェルミ推定の問題。

この手の問題がマイクロソフトやグーグルの入社試験で出されて有名になった。
もちろん、答えが合うことが大事だが、論理的に考えて答えを導く過程の方が重視されるという。

日本の人口が1.2億人で、一世帯が2.5人とすると、日本の世帯数は4800万世帯。
4世帯に1匹のイヌがいるとすると、4800万÷4で1200万匹になる。
正解は1200万匹だから、推定通り。
人口→世帯数→イヌの数という風に考えると、この答えが出る。

『 実際にフェルミが学生に出したといわれているのは「シカゴにはピアノの調律師が何人いるか」という問題。これを解くために、フェルミは「シカゴの人口は300万人」「ピアノを保有している世帯は1割」「調律師が1日に調律するピアノの台数は3つ」などと仮定して、130人程度という数字を出している。』とのこと。

頭の体操としては役に立つと思う。

しかし、この能力があると、いい仕事ができるとは限らないということで、グーグルは方針を変えたらしい。
まあ、そうかもしれない。
でも、頭の柔らかさを見ることはできるような気がするが…。

入社希望者が同じような問題ばかりやって、対策をするようになったのかもしれない。
こういうのは面白がってやるところに、面白みがある。

日本でも取り入れてやってみればいいと思う。


| | 考えたこと | 00:03 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/235300
トラックバック