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2013.06.28 Friday
英語と米語
英国人と米国人はどちらも英語を話すが、だいぶ違うらしい。
そういえば、英語と米語はだいぶ違う。 イギリスのドラマを見ると、やたら子音が強調される。 有名なのは「水」は英国では「ウォーター」だが、米国では「ワラ」と言われる。 米語の口語では、"t"の発音が"l(エル)"になる。だから、"water"が"waler"の発音になる。 ぼくらが中学・高校の時の英語はクイーンズイングリッシュらしいので、習うのは英国式だった。 だから、間違っても、ワラとは言わない。 昔、出張でバーミンガムに行ったとき、英国人の訛りがひどくて困った。 "a"をエイと読まずにアイという。 オーストラリアの訛りに似ている。 "today"をトゥダイという。 ぼくがそれは訛っている、と指摘をすると、そんなことはない、といわれた。 そこで、ぼくらの習った英語はクイーンズイングリッシュで、ロンドンで使われているものだ、と言ったら、笑われた。 彼らはロンドンの英語の方が訛っている、と思っている。 要は、自分が話している言葉が正しい、ということだ。 今日見た記事で面白かったのは、最近の若者の話し方だ。 『「It's 9 o'clock.(9時です)」と言えば、不愉快なほど権威的に聞こえるが、間にlikeを挟んで「It's, like, 9 o'clock」と言えば、適度なためらいが感じられ、かたくなな感じはしない。欧州では、「米国には『To Our Beloved Son, Brother and, Like, Husband(最愛の息子であり、兄であり、っていうか夫へ)』と刻まれた墓石があるらしい」とうわさされている。』(Wall Street Journal Web記事より) という事で、ライクが多用されているらしい。 これが、日本語で言う、「みたいな…」「っていうか…」という意味。 だから、「It's, like, 9 o'clock」というと、「今9時、みたいな」という意味になる。 たしかに横柄な感じはしないが、どうしてライクを入れないといけないのか、という疑問は残る。 その記事によると、「米国では他人の通行を妨げてしまったときには「すみません」の意味で「Excuse me」を使うが、英国では「Sorry」と言う。」ということだ。 米国では簡単に「Sorry」と言ってはいけない、過ちを認めたことになる、と以前言われていたので、なるほどと思った。 「Sorry」という言葉は、「I am sorry.」の略であり、自分が悪かったという事を認めることになる。 しかし、「Excuse me」は一応謝っているように見えるが、これは命令文で、「You excuse me」ということになり、自分が謝っているのではなく、おまえに許せ、と言っている。 だから、「Excuse me」なのだろう。 同じ英語を話す国だが、これだけの違いが出てきている。 これからも、どんどん違う言葉になっていくと思う。 |
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