考えたこと2

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迷い
いろんな人が人生や仕事を振り返って、ものを書いたりしている。

もともと、人間はなぜ生まれたか、なぜ自分が存在しているのかがわかっていない。
そのことの答えを探して、一生を終えるのだと思う。
死ぬ瞬間に答えが見つかるかもしれないし、見つからないかもしれない。
そういう生き物だと思う。

だから、自分が何が出来るのか、本当は何をすべきかなどというものも、わからない。
わからなくて、当然なのだろう。
「人はいかに生きるべきか」などという本が出ているが、これはそういうことを考えることが大事だと言っているだけで、こういう風に生きたらいいという答えを書いているものではないと思う。

そういうわけで、人は宗教を必要とするように出来ている。
こう生きなさい、という答えを与えてくれるからだ。

今の日本では「何をしたらいいかわからない」という若い人が多い。
世の中が豊かになると、そういう人が増えるのかもしれない。
実際、そんなことを考え始めると、きりがない。
もともと答えなどないのだ。
人生に答えなど用意されているはずがない。
答えは与えられるものではなく、自分で探すものだ。
そこが、豊かになって、あいまいになっている。

だから、そういう若者の多くは、とにかくやってみる、ということができない。
そういう風に人生を歩んできたのだろう。
いつも指示してくれる誰かがいた。
親だったり、先生だったり、塾の先生だったり…。

しかし、自分が社会に出るときには、指示してくれる人はいない。
だから、迷う。
迷って、自分で決めないと仕方ないと思える人はよいが、止まってしまうとニートにならざるを得ない。

そういうことが、今の若者の就職難に拍車をかけているのだと思う。


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