考えたこと2

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英語と米語
英国人と米国人はどちらも英語を話すが、だいぶ違うらしい。

そういえば、英語と米語はだいぶ違う。
イギリスのドラマを見ると、やたら子音が強調される。
有名なのは「水」は英国では「ウォーター」だが、米国では「ワラ」と言われる。
米語の口語では、"t"の発音が"l(エル)"になる。だから、"water"が"waler"の発音になる。

ぼくらが中学・高校の時の英語はクイーンズイングリッシュらしいので、習うのは英国式だった。
だから、間違っても、ワラとは言わない。

昔、出張でバーミンガムに行ったとき、英国人の訛りがひどくて困った。
"a"をエイと読まずにアイという。
オーストラリアの訛りに似ている。
"today"をトゥダイという。
ぼくがそれは訛っている、と指摘をすると、そんなことはない、といわれた。
そこで、ぼくらの習った英語はクイーンズイングリッシュで、ロンドンで使われているものだ、と言ったら、笑われた。
彼らはロンドンの英語の方が訛っている、と思っている。
要は、自分が話している言葉が正しい、ということだ。

今日見た記事で面白かったのは、最近の若者の話し方だ。

『「It's 9 o'clock.(9時です)」と言えば、不愉快なほど権威的に聞こえるが、間にlikeを挟んで「It's, like, 9 o'clock」と言えば、適度なためらいが感じられ、かたくなな感じはしない。欧州では、「米国には『To Our Beloved Son, Brother and, Like, Husband(最愛の息子であり、兄であり、っていうか夫へ)』と刻まれた墓石があるらしい」とうわさされている。』(Wall Street Journal Web記事より)

という事で、ライクが多用されているらしい。
これが、日本語で言う、「みたいな…」「っていうか…」という意味。
だから、「It's, like, 9 o'clock」というと、「今9時、みたいな」という意味になる。
たしかに横柄な感じはしないが、どうしてライクを入れないといけないのか、という疑問は残る。

その記事によると、「米国では他人の通行を妨げてしまったときには「すみません」の意味で「Excuse me」を使うが、英国では「Sorry」と言う。」ということだ。
米国では簡単に「Sorry」と言ってはいけない、過ちを認めたことになる、と以前言われていたので、なるほどと思った。
「Sorry」という言葉は、「I am sorry.」の略であり、自分が悪かったという事を認めることになる。
しかし、「Excuse me」は一応謝っているように見えるが、これは命令文で、「You excuse me」ということになり、自分が謝っているのではなく、おまえに許せ、と言っている。
だから、「Excuse me」なのだろう。

同じ英語を話す国だが、これだけの違いが出てきている。
これからも、どんどん違う言葉になっていくと思う。


| | 英語 | 23:52 | comments(0) | trackbacks(0) |

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